日本の実質GDPの推移です。実質GDPはモノの量がどれだけ増えたかを示しています。
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GDPとは、「国内総生産」と呼ばれる、国内で1年間に新しくつくり出された生産物やサービスの金額の総和です。生産が増えているかどうかを示す指標です。GDPの増加率は経済成長率を示します。日本のGDPは内閣府が公表しています。
生産が増えているということは、生産されたものが消費されているということですので、消費に対応するために企業は生産を増やします。生産を増やすには設備投資を増やして、従業員も増やして賃金が上がりやすくなります。賃金が上がれば人はお金を使うようになりますので、GDPの伸びは経済が良い状態であることを示しています。つまり景気が改善していることを示しています。ゆえに、GDPは景気のトータル値として見られています。
GDPの伸びは、経済が良い状態であることを示しています。景気が改善していることを示しますので、GDPが伸びている局面では今後さらに経済状態がよくなると見られますので、株価上昇要因、次期の決算ではEPS(1株当たり利益)が上昇しやすくなる、との思惑からPER(株価収益率)の水準が上がりやすくなります。
実質GDP(読み方:じっしつじーでぃーぴー)とは、物価は加味されていないGDPです。モノの量がどれだけ増えたかを示す指標です。
例として自動車の場合だけで考えると、去年より今年の方が自動車の台数が多く売れていれば実質GDPは上がります。
これに対して、物価を加味したGDPを「名目GDP」といいます。名目GDPは、物価とモノの量がどれだけ増えたかを示す指標です(日本の名目GDPの推移は、「名目GDP(日本)の推移」のページで確認できます)。上記の例でいうと、去年より今年の方が自動車が高い値段で売れ、去年より今年の方が自動車の台数が多く売れていれば、名目GDPは上がります。物価も上がって量も上がっている状態です。
実質GDPは物価は加味されないので、景気回復には名目GDPが上がる必要があります。
経済が成長していれば、物価が上昇しますので(インフレ)、名目GDPの成長率は実質GDPの成長率より高くなります。ただし、この関係が逆転することがあります。つまり、名目GDPの成長率が実質GDPの成長率より低い状態です。これは供給過剰を示しますので、通常はデフレ圧力が強いことを示します。この場合、景気を下押しする要因となります。
年月 | 実質GDP(兆円) |
2020年07-09月 | 507 |
2020年04-06月 | 483 |
2020年01-03月 | 526 |
2019年10-12月 | 529 |
2019年07-09月 | 539 |
2019年04-06月 | 539 |
2019年01-03月 | 536 |
2018年10-12月 | 533 |
2018年07-09月 | 530 |
2018年04-06月 | 534 |
2018年01-03月 | 532 |
2017年10-12月 | 534 |
2017年07-09月 | 532 |
2017年04-06月 | 529 |
2017年01-03月 | 527 |
2016年10-12月 | 521 |
2016年07-09月 | 520 |
2016年04-06月 | 518 |
2016年01-03月 | 518 |
2015年10-12月 | 515 |
2015年07-09月 | 517 |
2015年04-06月 | 517 |
2015年01-03月 | 517 |
2014年10-12月 | 510 |
2014年07-09月 | 507 |
2014年04-06月 | 507 |
2014年01-03月 | 516 |
2013年10-12月 | 512 |
2013年07-09月 | 512 |
2013年04-06月 | 508 |
2013年01-03月 | 503 |
2012年10-12月 | 498 |
2012年07-09月 | 497 |
2012年04-06月 | 499 |
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