ドル/人民元
当サイト「株式マーケットデータ」で、ドル/人民元(USD/CNY)の推移の掲載を開始しました。人民元のわかりやすい解説も掲載しています。
1981年からの推移を掲載しています。
ドル/人民元(USD/CNY)のページは、
メニューの「為替市場」→「ドル/人民元(USD/CNY)」にあります。
人民元を1からわかりやすく解説
為替に馴染みのない方は、中国の人民元は取っつきにくい面があるかと思います。人民元の為替レートを見ようと思ったら、一番最初に「オンショア市場」や「オフショア市場」というものが出てきて、いきなりよくわからない・・・といったことがあると思います。
今回掲載を開始した「ドル/人民元(USD/CNY)」のページでは、人民元について1からわかりやすく解説していますので、是非ご覧になってください。
日本市場で日本株しかトレードしない・・・という方も、10時台は中国市場の動向を見極める時間で、人民元の動向がまずカギになりますので、ここで人民元について理解を深めていただけたらなと思います。解説の文章量が少し多くなってしまいましたが、5分程度で読めると思います。
「ドル/人民元(USD/CNY)」のページの目次のラインナップは以下のようにしました。
- 人民元とは
- 人民元の通貨コード
- オンショア市場とは?オフショア市場とは?その違い
- 為替介入
- 基準レート(基準値)
- チャイナショックとは
- 人民元ショックとは
- 世界の決済通貨へ
- 中国の外貨準備高と人民元(経常赤字について)
- ドル/人民元の見方(上昇・下落の意味)
- チャート
- 時系列
人民元を見る場合に最低限知っておいてもらいたいものばかりですので、うまく解説できているかわかりませんが、是非最後まで読んでいただけたらと思います。
覇権国同士の通貨
ドル/人民元は、覇権国の米国のドルと、次の覇権国?の中国の人民元ですので、注目せざるを得ないです。どちらも覇権国ではないというのもあると思いますが、それは置いておいて・・・「債務残高GDP比(米国)」のページでも書きましたが、米国の債務が新型コロナでドカンと増加しましたので過去のプラザ合意のようなことをいずれ人民元でやるんじゃないか、との見方もあります。筆者はないと思ってますがあり得ない話ではないです。つまり、米国が人民元高に無理矢理持っていくんじゃないかということです。米国は反則技の強硬手段に出ることがあります。プラザ合意では日本が狙い撃ちにされましたし・・・って、中国は拒絶するに違いないですが、それで覇権国家同士の争いになって世界が分断状態になるのが一番怖いです。世界経済にとって大きなマイナスとなりますので、それを危惧しながら今後見ていく必要がありそうです。
チャートの見方
さて、直近2020年から2021年のドル/人民元のチャートは以下のようになっています。
ドル/人民元の上昇・下落の見方も書いておきましたが、このブログでも書いておくと、
上記のチャートは、大まかに見ると右肩下がりですので、2020年から現在までドル安人民元高だったということです。
日本で一番よく見られる通貨ペアは「ドル/円」だと思いますが、ドル/円と見方は同じです。円が人民元になっているだけです。
例えば、ドル/円の為替レートが100円から110円に上昇すれば、これはドル高円安です。110円から100円に下落すればドル安円高です。同じですよね。見方は。
人民元になると途端にややこしく見えるかもしれませんが、ドル/円と見方は同じだな、というのを覚えてもらえてたら簡単だと思います。