
WCI指数(World Container Index)の最新データを更新しています。
WCI指数は、世界の主要航路における40フィートコンテナ(FEU)のスポット運賃をもとに算出される代表的なコンテナ運賃指数です。世界のコンテナ運賃市場を把握する代表的なベンチマークとして利用されており、当ページでは総合指数、主要航路別指数、シーズナルチャート、月間騰落率、海運株との比較チャートを掲載しています。
最新データと現状評価
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AIによるWCI指数の重要度評価
WCI指数(World Container Index)は、世界のコンテナ運賃市場を代表するベンチマークとして広く利用されている指標です。主要海運会社や金融機関、メディアでも引用されることが多く、世界の物流需給や海運市況を把握する際の基準となるコンテナ運賃指数として高く評価できます。また、主要航路ごとの運賃も確認できるため、どの地域で物流需給が変化しているのかを分析しやすい点も大きな特徴です。
一方で、WCI指数はコンテナ輸送市場を対象とした指標であり、海運市場全体を表すものではありません。また、港湾混雑や地政学リスクなど物流固有の要因によって運賃が変動することもあるため、市場環境や関連指標もあわせて分析することが重要です。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(WCI指数)
WCI指数のチャートです。世界全体のコンテナ運賃指数の推移を確認できるほか、日本海運業指数、日本郵船、商船三井、川崎汽船との比較チャートも掲載しています。世界のコンテナ運賃と日本の海運株を比較することで、海運市況の変化や市場が織り込む将来の収益環境を分析できます。
- チャート上部のタブ(ボタン)や凡例、チャート下部の期間ボタンをクリックするとチャートが切り替わります。
- チャートに表示している平均値と標準偏差(±1σ・±2σ)は、WCI指数の過去データをもとに算出しています。現在値が過去の平均的な範囲にあるのか、それとも歴史的に高い・低い水準にあるのかを判断する目安としてご覧ください。
チャート(WCI航路別指数)
WCI航路別指数のチャートです。上海-ロサンゼルス、上海-ロッテルダム、上海-ニューヨークなど主要航路ごとのコンテナ運賃を比較できます。世界全体の運賃動向だけでなく、どの地域で物流需給や輸送環境が変化しているのかを分析する際に役立ちます。
WCI指数のシーズナルチャート(季節性サイクル)と月間騰落率
WCI指数のシーズナルチャートと月間騰落率です。WCI指数が年間を通じてどの時期に上昇・下落しやすいのか、各月の騰落率や値動きの特徴を確認できます。現在のコンテナ運賃の動きが過去の季節性に沿っているのか、それとも例年とは異なる動きなのかを分析する際に役立ちます。
- WCI指数のシーズナルチャートは、WCI指数の過去から現在までのすべてのデータから算出した平均的な値動きで、季節性サイクル(シーズナルパターン)のチャートです。つまり、1年の平均的な値動きのパターンを表したチャートです。
- シーズナルチャートは、前年末の最終営業日のWCI指数を指数値100として算出。
- 月間騰落率は、その月に「平均的にどれだけ上昇したか or 下落したか」を表しています。
- シーズナルチャートと月間騰落率の詳しい解説は、以下のページに掲載しています。

関連指標
コンテナ運賃指数は、それぞれ対象や算出方法、反映する運賃が異なります。コンテナ運賃市場をより多角的に分析するには、コンテナ運賃指数の総合ページや、FBX指数・CCFI指数・SCFI指数もあわせてご覧ください。
[速報] WCI指数の時系列データ(historical data)
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WCI指数の解説
WCI指数とは?
WCI指数(World Container Index)は、海運調査会社であるDrewry(ドリューリー)が算出・公表している世界的なコンテナ運賃指数です。世界の主要航路における40フィートコンテナ(FEU)のスポット運賃をもとに算出され、世界のコンテナ運賃市場を把握する代表的なベンチマークとして利用されています。輸送業者やフォワーダーから提供される運賃情報(海運会社へ実際に支払われた運賃)をもとに算出されるため、市場で取引されている実勢運賃を反映した指数となっています。主要8航路の貨物運賃の加重平均を使用して計算されており、各加重はその航路で輸送されるコンテナの量に基づいています。
WCI指数は、総合指数だけでなく、上海発着を中心とした主要航路ごとの運賃指数も公表されている点が特徴です。そのため、世界全体のコンテナ運賃の方向性に加え、上海-ロサンゼルス、上海-ロッテルダム、上海-ニューヨークなど主要航路ごとの運賃動向も確認できます。
FBX指数が日次データによる速報性に強みを持つのに対し、WCI指数は世界のコンテナ運賃市場を把握する代表的なベンチマークとして広く利用されています。
WCI指数の特徴
世界のコンテナ運賃市場を代表するベンチマーク
WCI指数は、輸送業者やフォワーダーからの得た実際の市場価格に基づいて算出されている指数であるため、コンテナ運賃をより正確に把握するのに適した指標です。世界の主要海運会社や物流企業、金融機関、メディアなどで広く利用されています。コンテナ運賃市場の現状を把握する基準指数として認知されており、市場動向を分析する際の代表的な指標となっています。
世界主要航路のスポット運賃を反映している
WCI指数は、世界の主要航路における40フィートコンテナ(FEU)のスポット運賃をもとに算出されています。そのため、世界のコンテナ輸送市場における実勢運賃や需給バランスの変化を把握することができます。
航路別の運賃動向を分析できる
WCI指数は総合指数に加え、主要航路ごとの運賃指数も公表されています。そのため、「世界全体では横ばいでも特定航路だけ運賃が上昇している」といった地域ごとの違いを分析できる点が大きな特徴です。物流需給の変化や輸送障害がどの地域で発生しているのかを把握しやすくなります。
WCI指数の見方
WCI指数は、世界全体のコンテナ運賃市場を把握するだけでなく、主要航路ごとの運賃推移もあわせて確認することで、市場の変化をより詳しく分析できます。当ページでは、次の順番で確認することをおすすめします。
①現在の運賃水準を確認する
まずは、WCI指数が過去と比較して高水準なのか、平均的な水準なのか、それとも低水準なのかを確認します。現在の運賃水準を把握することで、世界のコンテナ運賃市場が過熱しているのか、それとも落ち着いているのかを大まかに判断できます。
②全体のトレンドを確認する
次に、チャートで中長期的なトレンドを確認します。短期的な値動きではなく、コンテナ運賃全体が上昇局面にあるのか、下落局面にあるのかを把握することが重要です。
③航路別チャートで地域ごとの違いを確認する
総合指数だけでは分からない場合は、主要航路ごとのチャートを確認します。特定の航路だけ運賃が上昇している場合は、その地域で物流需給の変化や港湾混雑、輸送障害などが発生している可能性があります。航路別に比較することで、世界のどの地域で運賃変動が起きているのかをより詳しく分析できます。
④シーズナルチャートで季節性を確認する
シーズナルチャートでは、WCI指数が年間を通じてどの時期に上昇・下落しやすいのかを確認できます。コンテナ運賃には季節性があるため、現在の値動きが例年どおりなのか、それとも通常とは異なる動きなのかを判断する際に役立ちます。
⑤月間騰落率を確認する
月間騰落率では、各月の上昇率・下落率を比較できます。どの月に運賃が大きく動きやすいのかを確認することで、WCI指数の年間の値動きや変動の大きさを分析できます。
⑥日本海運株と比較する
WCI指数は、日本郵船・商船三井・川崎汽船など海運株を分析する際の参考指標としても利用されています。コンテナ運賃と海運株の動きを比較することで、市場が将来の運賃動向をどのように織り込んでいるのかを確認できます。
WCI指数を見る際のポイント
WCI指数は、「現在の水準」「中長期トレンド」「航路別の運賃動向」「海運株との関係」の4つを順番に確認することで、市場の状況をより正確に把握できます。
WCI指数から何が分かる?
WCI指数は、世界のコンテナ運賃水準を示すだけではなく、世界の物流需給や海運市場、地域ごとの輸送環境の変化を分析する際の重要な指標です。総合指数と航路別指数をあわせて確認することで、世界の物流市場でどのような変化が起きているのかを多角的に把握できます。
世界のコンテナ運賃の方向性
WCI指数は世界全体のコンテナ運賃市場を代表するベンチマークです。総合指数の推移を確認することで、世界のコンテナ運賃が上昇基調にあるのか、それとも下落基調にあるのかといった大きな方向性を把握できます。
地域ごとの物流需給の変化
航路別指数を確認することで、どの地域で運賃が変動しているのかを分析できます。例えば、アジアから北米向け航路だけが上昇している場合は、その地域で物流需要の増加や輸送能力の不足が発生している可能性があります。
サプライチェーンへの影響
港湾混雑やストライキ、紅海情勢、パナマ運河の通航制限など物流網に影響を与える出来事が発生すると、その影響が特定航路の運賃へ現れることがあります。航路別指数を確認することで、サプライチェーンのどの地域で影響が生じているのかを把握する手掛かりとなります。
季節性や月別の変動傾向
シーズナルチャートや月間騰落率を確認することで、WCI指数が例年どの時期に動きやすいのか、現在の値動きが過去の傾向と比べて強いのか弱いのかを分析できます。総合指数や航路別指数とあわせて確認することで、世界のコンテナ運賃市場の季節性や月別の変動傾向を把握できます。
海運会社の事業環境
コンテナ運賃は海運会社の収益を左右する重要な要素の一つです。WCI指数を継続的に確認することで、日本郵船・商船三井・川崎汽船など海運会社を取り巻く事業環境の変化を読み取る参考になります。
世界貿易の変化
コンテナ輸送は世界貿易を支える主要な輸送手段です。そのため、WCI指数は世界の貿易活動や物流需要の変化を把握する際にも参考となります。総合指数と航路別指数を組み合わせることで、世界全体と地域ごとの両方の動向を分析できます。
WCI指数が上昇するとどうなる?
WCI指数の上昇は、世界の主要航路におけるコンテナ運賃が上昇していることを意味します。運賃の上昇は物流市場だけでなく、企業活動や海運業界、世界経済にも幅広い影響を与える可能性があります。
世界の物流コストが上昇する
コンテナ運賃が上昇すると、企業の輸送コストも増加します。輸入企業や製造業、小売業では物流費の負担が大きくなり、利益率の低下や販売価格の見直しにつながる場合があります。
海運会社の収益改善につながる場合がある
コンテナ運賃の上昇は、コンテナ輸送事業を展開する海運会社の収益改善要因となる場合があります。そのため、日本郵船・商船三井・川崎汽船などの海運株では、運賃上昇が業績や株価の追い風として意識されることがあります。
世界貿易やインフレへ影響する可能性がある
コンテナ運賃の上昇が長期化すると、物流コストの増加を通じて輸入物価や消費者物価(CPI)へ影響を及ぼす場合があります。また、企業の調達コストやサプライチェーンにも影響が広がることから、世界貿易や世界経済の動向を分析する際にも注目されます。
「どこで上昇しているのか」を確認することが重要
WCI指数では、総合指数だけでなく航路別指数も確認できます。世界全体で運賃が上昇しているのか、それとも一部地域だけで上昇しているのかによって、市場環境や背景は大きく異なります。総合指数と航路別指数をあわせて確認することで、運賃上昇の背景をより詳しく分析できます。
WCI指数はどんな人におすすめ?
WCI指数は、世界のコンテナ運賃市場全体を把握したい方に適したコンテナ運賃指数です。特に次のような方におすすめします。
世界のコンテナ運賃市場を把握したい方
世界のコンテナ運賃市場全体の流れを把握したい場合は、まずWCI指数を確認することで市場の大きな方向性を把握できます。
航路別の物流動向を分析したい方
航路別指数を活用することで、どの地域で物流需給や輸送環境が変化しているのかを詳しく分析できます。
海運株を分析したい投資家
日本郵船・商船三井・川崎汽船など海運株と比較することで、市場が将来の運賃動向をどのように評価しているのかを分析する材料になります。
世界経済や貿易動向を分析したい方
物流は世界経済を支える重要なインフラです。WCI指数は、世界貿易や物流需給の変化を継続的に確認したい方にも有用な指標です。
FBX指数とWCI指数の違いは?どちらを見ればいい?
FBX指数とWCI指数は、よく似たコンテナ運賃指数で似た動きをしやすいです。ともにアジア、北米、ヨーロッパ間の主要航路のコンテナ運賃を追跡した指標です。FBX指数は即応性の高さから企業や輸送業者がコンテナ運賃動向を把握するのに使用されやすく、WCI指数は正確性から投資家や輸送業者、政府機関が市場動向を分析する際に使用することが多いです。
どちらも海上輸送市場の動向を見る重要な指標で、日次データも提供されている即応性の高いFBX指数で日々のデータをチェックし、週次データが提供されているWCI指数で正確性の高いデータを見るというのが一般的です。
WCI指数を見るときの注意点
WCI指数は世界のコンテナ運賃市場を把握する代表的なベンチマークですが、分析する際には次の点に注意することが重要です。
総合指数だけでは地域差が分からない
WCI指数は世界全体の動向を把握するのに適していますが、総合指数だけでは地域ごとの違いまでは把握できません。詳しく分析する際は、航路別指数もあわせて確認することが重要です。市場を詳しく分析する際は、主要航路ごとの運賃推移もあわせて確認することが重要です。
運賃上昇の背景を確認する
コンテナ運賃は需要の増加だけでなく、港湾混雑、ストライキ、紅海情勢、パナマ運河の通航制限など物流上の要因によっても大きく変動します。指数の動きだけではなく、その背景も確認することが重要です。
WCI指数はスポットレートのみを追跡した指標で、航路の数も他のコンテナ運賃指数よりすくないため、輸送料金に影響を与える可能性のある他の要因を考慮していない可能性があるため注意が必要です。また、WCI指数は中国からの輸出ルートが中心になっている点も特徴の一つです。
コンテナ輸送以外の海運市場は反映しない
WCI指数はコンテナ輸送を対象とした指標であり、ドライバルク船、タンカー、LNG船などの運賃は反映されません。海運市場全体を分析する場合は、バルチック海運指数(BDI)などの関連指標もあわせて確認する必要があります。
世界経済を判断する唯一の指標ではない
WCI指数は物流市場を分析するうえで有用な指標ですが、景気や世界経済そのものを示すものではありません。バルチック海運指数やPMI(購買担当者景気指数)、世界貿易量などの経済指標も組み合わせて確認することで、より精度の高い分析につながります。
バルチック海運指数と世界貿易量は、以下のページで掲載しています。
- 当ページは、WCI指数(世界コンテナ運賃指数)の推移(チャートと時系列)と解説を掲載したページです。
- Source:Drewry
- WCI(World Container Index) historical data&chart





