中国財新非製造業PMIの概要
中国の財新非製造業PMI(中国財新サービス業PMI)は、中国のサービス業の景況感を示すマインド指標です。民間のサービス企業を中心に調査しているのが特徴です。
- 当ページは、中国財新非製造業PMI(中国財新サービス業PMI)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「PMI(購買担当者景気指数)とは」 - Source:Caixin(財新)
- 季節調整済み
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
- Caixin China General Services Purchasing Managers Index historical data&chart
中国財新非製造業PMIとは?わかりやすく簡単に解説
中国財新非製造業PMI(英語:Caixin China General Services Purchasing Managers Index)とは、「中国財新サービス業PMI」とも呼ばれる、中国メディアグループである財新(Caixin)と英国の金融情報・調査会社のIHSマークイットが調査・算出・公表している中国の非製造業の景況感(業況感)を示す指標です。非製造業とは、主にサービス業のことを指します。景況感の指標は景気動向を計るための重要な経済指標としてとらえられており、中国の景気動向に先行するマインド指標として扱われています。
中国財新非製造業PMIは、以前は「HSBC中国非製造業(サービス業)PMI」と呼ばれていました。これは、2015年6月まではHSBC(香港上海銀行)が発表していたためです。その後、名称が変更されて「中国財新非製造業(サービス業)PMI」となりました。
PMIとは?
PMI(Purchasing Managers Index)とは、「購買担当者景気指数」と呼ばれる、製造業やサービス業の購買担当者に生産の景況感をアンケート調査し、受注や受注残、生産や雇用、価格や購買数量などの指数に一定のウェイトをかけて指数化したものです。PMI(購買担当者景気指数)はマクロ指標の先行指標として、将来の景気動向を占う指標として用いられています。PMIは50を景況感の分岐点としており、50を超えれば景況感が良好、50未満は景況感の悪化を示す指標です。
中国財新非製造業PMIの算出
中国財新非製造業PMIは約400の中国の民間および国営のサービス企業の購買担当者にアンケート調査を行い、アンケートの回答を集計してIHS Markitが算出した指数です。対象となるセクターは、輸送、情報通信、消費者向けサービス(小売除く)、金融、保険、不動産、ビジネスサービスが含まれており、GDPへの貢献度に基づいて詳細なセクターおよび会社の従業員規模別に階層化されています。中国財新非製造業PMIは香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾を除く中国本土を「中国」と定義しています。調査回答は各月の後半に収集され、前月と比較した変化が示されます(季節調整される)。
中国財新非製造業PMIの水準・目安はどれくらい?
中国財新非製造業PMIは0-100の間で推移し、50を超えれば景況感が良好、50未満は景況感の悪化を示します。見方は、事前の市場予想と比較することが重要で、事前の市場予想より高ければ人民元買い要因(人民元高要因)、事前の市場予想より低ければ人民元売り要因(人民元安要因)となります。
中国非製造業PMIとの違い
中国の非製造業PMIは、当サイトで推移を掲載している中国国家統計局が公表している「中国非製造業PMI」と、当ページの「中国財新非製造業PMI」があります。国家統計局が公表している「中国非製造業PMI」は調査対象に国営の大企業が多いのが特徴で、「中国財新非製造業PMI」は民間のサービス企業が中心ですので、景気動向を敏感に反応しやすい指標と見られています。また、「中国非製造業PMI」は「中国財新非製造業PMI」より早く発表される(概ね翌月1日)ため、速報性が高くより注目されています。
中国非製造業PMIの推移はこちら
中国非製造業PMIの推移は、以下のページで掲載しています。
チャート(中国財新非製造業PMI)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- 中国非製造業PMIとの比較チャートにしています。
- Chart [Caixin China General Services Purchasing Managers Index-Monthly]
[速報] 最新データ|中国財新非製造業(サービス業)PMIの時系列(historical data)
日付 | 中国財新非製造業 (サービス業)PMI |
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