- 米国のコアCPI(コア消費者物価指数)の概要
- コアCPIとは?わかりやすく簡単に解説
- コアCPIの見方(ドル買い・ドル売り)
- コアCPIと米国の需給ギャップを比較して良いインフレか悪いインフレかを見る
- コアCPIとFF金利の関係と過去の傾向(FRBの利上げとコアCPI)
- UIG(基調的インフレ率)の推移はこちら
- CPIナウ(米国)の推移はこちら
- Sticky-Price CPIはこちら
- 実質FF金利(コアCPIから算出)の推移はこちら
- チャート(米国のコアCPI)
- チャート(米国のコアCPIとコアPPI)
- チャート(米国のコアCPIとPCEコア)
- チャート(米国のコアCPIとFF金利)
- [速報] 最新データ|米国のコアCPIの時系列(historical data)
米国のコアCPI(コア消費者物価指数)の概要
米国(アメリカ)のコアCPIは、米国の消費者物価指数(CPI)から価格変動が大きい生鮮食品・エネルギーを除いた指数で消費者物価指数より注目度が高いです。当ページでは、コアCPIの過去データ全てと、コアCPIとコアPPI(生産者物価指数)との比較チャート、コアCPIとFF金利(米国の政策金利)との比較チャートも掲載。過去から現在までの物価とFRBの利上げ・利下げの推移がわかります。
- 当ページは、米国のコアCPI(コア消費者物価指数)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「コアCPIとは」 - Source:労働省労働統計局(BLS:U.S Bureau of Labor Statistics)
- 単位:%
- 指数値・前月比:季節調整済み
- 前年比:季節調整なし
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
- U.S. Core CPI/Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items Less Food and Energy in U.S. City Average historical data&chart
コアCPIとは?わかりやすく簡単に解説
コアCPI(読み方:こあしーぴーあい|英語:Core Consumer Price Index)とは、米労働省が毎月発表している消費者物価指数(CPI)の一つで、消費者物価指数から天候等によって価格変動が大きい食料やエネルギーを除いた物価指数です。
米国の消費者物価指数(CPI)の推移はこちら
米国の消費者物価指数の推移は、以下のページで掲載しています。
コアCPIの見方(ドル買い・ドル売り)
消費者物価指数(CPI)は、インフレ(インフレーション)やデフレ(デフレーション)の度合いをはかる指標として非常に重要視されますが、インフレやデフレの基調の度合いを見る場合、天候等によって価格変動が大きい食料やエネルギーを除いた「コアCPI」を重視することが多いです。注目度はコアCPIの方が非常に高いです。コアCPIは米国の購買動向や物価動向をはかる重要な指標となっており、FRB(連邦準備制度理事会)が金融政策を決定する上で注目している指標でもあります。
一般的には、事前の市場予想より実際の数値が高ければドル買い材料となり(ドル高)、事前の市場予想より実際の数値が低ければドル売り材料(ドル安)と見るのが基本形です。
ドルインデックスの推移はこちら
ドルの強弱はドルインデックス(ドル指数)で確認できます。ドルインデックスの推移は、以下のページで掲載しています。
コアCPIと米国の需給ギャップを比較して良いインフレか悪いインフレかを見る
インフレには、需要が増えることによって起こる「デマンドプルインフレ」と石油などのコストが上がることによって起こる「コストプッシュインフレ」があります。
デマンドプルインフレとコストプッシュインフレの解説ページはこちら
インフレ時にそんなインフレの性格見るには、消費者物価指数(CPI)と需給ギャップ(GDPギャップ)を比較して見るのが一般的です。通常は需給ギャップと関係が深いコアCPIを比較して見ます。
米国の需給ギャップの推移とデマンドプルインフレとコストプッシュインフレの見方の解説は、以下の「需給ギャップ(GDPギャップ)米国・アメリカ」のページに掲載していますので参照してください。
コアCPIとFF金利の関係と過去の傾向(FRBの利上げとコアCPI)
当ページでは、下のチャートの欄にコアCPIとFF金利(米国の政策金利)の比較チャートも掲載しています。
当ページで掲載しているのは2004年分からですが、過去1970年からのコアCPIとFF金利の傾向では、FRBが利上げ局面にある場合、ターミナルレート(利上げの最終到達点)は漏れなくコアCPIより高くなっています。つまり、FRBはインフレを抑えるために利上げでコアCPIよりFF金利を高く引き上げてきた歴史があります。ターミナルレートの解説は、以下のページで掲載しています。
UIG(基調的インフレ率)の推移はこちら
消費者物価指数の先行指標として捉えられているNY連銀公表の「UIG(基調的インフレ率)」は以下のページで掲載しています。
CPIナウ(米国)の推移はこちら
米国のコアCPIがどの程度で着地するか、リアルタイムの予想値は以下の「CPIナウ(CPI NOW)米国・アメリカ」のページで確認できます。CPIナウは、精度が非常に高いCPIの予想値として市場で認知されています。
Sticky-Price CPIはこちら
米国の消費者物価指数の構成要素を「価格が柔軟に変動する品目」と「価格の粘着性が高い(価格の変動が遅い)品目」に分類した指数「Sticky-Price CPI」は、以下のページで掲載しています。将来のインフレ期待が組み込まれている指数として注目度が高いです。
実質FF金利(コアCPIから算出)の推移はこちら
FF金利とコアCPIから算出される実質FF金利の推移と解説は以下のページで掲載しています
チャート(米国のコアCPI)
米国のコアCPIのチャート(指数値)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- Chart [U.S. Core CPI/Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items Less Food and Energy in U.S. City Average]
- チャートの灰色の期間が米国の景気後退期間です。景気後退期間の解説と推移は、以下のページを参照してください。
米国のコアCPIの前月比のチャート
- Chart [U.S. Core CPI/Consumer Price Index MoM]
米国のコアCPIの前年比のチャート
- Chart [U.S. Core CPI/Consumer Price Index YoY]
- FRBの物価目標のラインに点線を引いています。FRBの物価目標のわかりやすい解説は、以下のページに掲載しています(CPIベースのFRBの物価目標の見方も掲載)。
チャート(米国のコアCPIとコアPPI)
[前月比] 米国のコアCPIとコアPPIのチャート
- 米国のコアCPI(前月比)とコアPPI(前月比)の比較チャートです。
- Chart [U.S. Core CPI,U.S. Core PPI(Producer Price Index) MoM]
- 米国のコアPPI(生産者物価指数)の推移と解説は、以下のページで掲載しています。消費者物価指数の関係と影響の解説も記載していますので、参照してください。
[前年比] 米国のコアCPIとコアPPIのチャート
- 米国のコアCPI(前年比)とコアPPI(前年比)の比較チャートです。
- Chart [U.S. Core CPI,U.S. Core PPI(Producer Price Index) YoY]
チャート(米国のコアCPIとPCEコア)
インフレやデフレの基調の度合いをはかる際、コアCPIとともに注目される物価指数が「PCEコア(PCEコアデフレーター)」です。PCEコアの推移と解説は、以下のページで掲載しています。PCEコアとコアCPIの比較チャートや「FRBの物価目標2%は消費者物価指数(CPI)とPCE(個人消費支出)どっちを見ればいい?」の説明も記載していますので、併せてご利用ください。
CPIとPCEの違いは、当ページの解説欄上部で紹介した米国の消費者物価指数(CPI)のページに記載しています。
チャート(米国のコアCPIとFF金利)
米国のコアCPIとFF金利(米国の政策金利)のチャート
- Chart [US Core CPI/Consumer Price Index YoY,Federal Funds rate]
- 米国のコアCPIと米国の政策金利であるFF金利(FFレート・フェデラルファンドレート)の比較チャートです。米国の物価とFRBの利上げ・利下げのこれまでの推移がわかります。FF金利の解説と推移は、以下のページに掲載しています。
[速報] 最新データ|米国のコアCPIの時系列(historical data)
- 単位:%
日付 | 前月比 (コアCPI) | 前年比 (コアCPI) |
---|