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国債入札(日本)

日本の国債入札の概要

国債入札(日本)

日本の国債入札予定日一覧です。特に10年利付国債の落札利回りが注目されます。当ページでは、日本の2年国債・10年国債・30年国債の落札利回りのチャートも掲載してます。

国債とは?

国債(読み方:こくさい)は、国が発行する債券です。債券は投資家から資金を調達するために発行するもので、国債は国が税収と支出の差を埋めるために発行します。国債は発行される時点で利率や満期日が決められています。

国債入札とは?その仕組み

国債入札(こくさいにゅうさつ)とは、条件付きの国債をいくらで買うかを競う入札です。条件とは、債券には額面と利息が記載されていますが、その条件です。

国債入札は条件付きの国債をいくらで買うかを競いますが、高い金額を提示した金融機関がその国債を買うことができるシステムになっています。国債の価格は金融機関が市場で流通する国債の価格を基準に決定することが多いです。

国債入札は、その落札利回りの変動が重視されます。落札利回りの変動は国の債務状況を示す指標となりますので、同じ国債(10年利付国債が最も重視されます)の落札利回りの前回と今回の変動が注目されます。

国債入札のマイナス利回りの意味と影響

国債入札の落札利回りは、通常はプラスで出ます。債券は投資家から資金(お金)を調達するために発行するものですので、お金を借りた側が貸した側に対価として金利を支払うのが通常です。ですが、日本銀行(日銀)マイナス金利政策により、国債入札の落札利回りは「マイナス」になることが多いです。国債入札の落札利回りがマイナスということは、国債を発行して借金をした国に儲けが出ることを意味します。つまり、国は国債を発行して投資家から借りた金額より少ない金額を返せばいいことになります。

ゆえに、国債入札の落札利回りがマイナスだと、国債を落札する金融機関が損をすることになります。ですが、そんな国債を金融機関は落札しています。それは、金融機関は国から買った国債価格よりも高い価格で日本銀行に転売できるからです。日本銀行はマイナス金利政策を導入する前から、量的・質的金融緩和(QQE)で国債を買っています。日本銀行が買う国債価格は市場価格と連動しており、国債の落札価格より高くなっていますので、金融機関は国債を国から買って日本銀行に売れば利益が得られることになります。ゆえに、損をするのは日本銀行となります。日本銀行は年間の利益の一部を国に納めていますが、落札利回りのマイナスによって国に納めるお金が減少してしまいますので、その損失は結局国民に回ってくることになります。

国庫短期証券とは?

国庫短期証券とは、国が国庫一般会計特別会計の一時的な資金不足を補ったり、国債の償還のための借換えを目的に発行される割引債です。日本では2カ月物、3カ月物、6カ月物、1年物の国庫短期証券が割引債として発行されており、入札できるのは金融機関だけに限定されています。

米国(アメリカ)の国債入札はこちら

米国の国債入札は、以下のページで掲載しています。落札利回りの解説も掲載しています

国債入札(米国)
米国(アメリカ)の国債入札の日程(予定日)一覧のカレンダーです。全ての米国債とTIPSの落札利回りのチャートも掲載。T-Bill・T-Note・T-Bond・TIPS・FRNのわかりやすい解説も掲載しています。

チャート(日本国債の落札利回り)

[国債入札] 日本2年物国債(2年利付国債)の落札利回りのチャート

日本2年国債の落札利回りのチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • Chart [2-Year JGB-Yield at the Average Price(Auction)]

[国債入札] 日本10年物国債(10年利付国債)の落札利回りのチャート

日本10年国債の落札利回りのチャート
  • Chart [10-Year JGB-Yield at the Average Price(Auction)]

[国債入札] 日本30年物国債(30年利付国債)の落札利回りのチャート

日本30年国債の落札利回りのチャート
  • Chart [30-Year JGB-Yield at the Average Price(Auction)]

入札予定日(発行予定額・利回り)

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