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CPIナウ(CPI NOW)米国・アメリカ

米国のCPIナウの概要

cpiナウ(cpi-nowcasting)米国

CPIナウ(CPI Now)は、クリーブランド連銀が公表している米国のCPI(消費者物価指数)とコアCPIのリアルタイムの予想値(推定値)です。実際のCPIに対する的中率が高いことから、市場参加者はこのCPIナウの予想値を見て実際のCPIやコアCPIの数値を予想しています。

  • 当ページは、米国のCPIナウのCPI(消費者物価指数)とコアCPIの予想値「CPIナウ」の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    米国消費者物価指数(CPI)とは
    コアCPIとは
  • Source:クリーブランド連銀(federal reserve bank of cleveland)
  • 単位:%
  • 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
  • CPI Nowcast(us) historical data&chart

CPIナウとは?

CPIナウ(英語:CPI NOW|CPI Nowcast)とは、連邦準備銀行の一つであるクリーブランド連銀が算出・公表している、物価指数である「CPI(消費者物価指数)」の現在の見積もり(ナウキャストモデル)です。簡単にいうと、米国のCPIの現在の予想値(推定値)です。

ナウキャストモデルとは?

ナウキャストモデル(英語:nowcast model)とは、現在の経済データを使用するモデルにあてはめて作成されたデータです。つまり、現在の経済データが反映されているデータです。

CPIナウの公表日(発表日)は、いつ?

CPIナウの公表日(発表日)は、通常は毎営業日です。

CPIナウの特徴

CPIナウは原油価格(石油価格)毎週のガソリン価格、CPIのインフレ測定値など、さまざまな頻度で利用可能な少数のデータシリーズを使用するモデルで作成されている指標です。

CPIナウは他の指標のナウキャスト指標と同様に、あくまで予想値(推定値)です。現在(その時点で)利用可能な経済データを基に算出されている数学的結果の推定値ですので、正確性が保証されているものではありません。

原油価格の推移はこちら

原油価格の推移と解説は、以下のページで掲載しています。

原油価格(NY原油・WTI原油)と円建て原油価格
NY原油(ニューヨーク原油・WTI原油先物)と円建てNY原油(円建てWTI原油)のチャートと時系列です。原油のシーズナリーチャートや株価(S&P500)、OVX(原油版恐怖指数)ISM製造業景況指数、グローバル製造業PMIとの比較チャートも掲載。

ガソリン価格の推移はこちら

米国の毎週のガソリン価格の推移と解説は、以下のページで掲載しています。

ガソリン小売価格・在庫量・生産量(米国)
EIA公表の米国(アメリカ)の全米のガソリン小売価格(レギュラー)とガソリン在庫量とガソリン生産量のチャートと時系列です。ガソリンのシーズナリーチャートも掲載。車社会の米国では4ドルを超えると消費が落ち込み、景気の下押し要因のため注目度が高い。

なぜ注目されるのか?的中率と精度が高いCPIナウ

当ページで掲載しているクリーブランド連銀のCPIナウは、上記の通り推定値で正確性が保証されているものではありませんが、歴史的に的中率が非常に高いことから、市場参加者は通常はこの数値を見てCPIの数値を予想しています。

CPIナウは、コンセンサスの予想値やプロの専門家の調査による予想値よりも格段に精度が高く、クリーブランド連銀はその精度について「FRS(連邦準備制度)のグリーンブックの精度に匹敵する」と公言しています。

CPIナウの見方の解説

CPIナウは直近で発表されるCPI(消費者物価指数)のリアルタイムの予想値(推定値)であり、直近で発表されるCPIの数値はどれくらいで着地するのかの予想値です。CPIが発表されるまでの間、経済データが日々出てきますが、その経済データはその都度CPIナウに反映され、CPIナウの予想値に織り込まれていきます。ゆえに、CPIの発表日が近づくにつれ、CPIナウの数値は実際のCPIの数値に近くなるという特徴があります。ナウキャストモデルの指標は、基本的に全てそういった特徴があります。

それを踏まえた上で、当ページで掲載している実際のCPIナウの数値を例に見方を解説します(当欄では、2022年4月22日時点の時系列の見方について解説します)。

cpiナウの時系列の見方の解説

2022年4月22日時点で、前年比のCPIナウの予想値は「8.14193014」、コアCPIの予想値は「6.118615904」となっています。

これは、2022年5月に公表される2022年4月分のCPIは、現時点(2022年4月22日時点)で「8.14193014」、コアCPIは「6.118615904」になるだろう、ということを示しています。

実際の2022年4月分のCPIは2022年5月11日に発表されますので、CPIナウの予想値は2022年5月11日までの間、様々な経済データを織り込みながら変動していきますが、2022年5月11日に近づくにつれてその予想値は実際のCPIの数値に近くなっていきます。CPIナウは、そのように見る指標です。

通常、株などの金融商品は将来を予想して変動しますので、CPIナウの予想値は様々な金融商品に大きく影響しやすい指標となっています。

CPIナウの最新データを掲載

当ページでは、CPIナウの最新データを掲載しています。

引き続き上記の例をもとに説明しますが、2022年4月分の実際のCPIは2022年5月11日に公表されますので、CPIナウの2022年4月のCPIの予想値の発表は、2022年5月11日の前営業日である2022年5月10日で終了します。よって、当ページのCPIナウの2022年4月のCPIの予想値の掲載もその時点で終了します。掲載終了後、当ページのチャートや時系列は、次の2022年5月分のCPIの予想値に置き換わります。

実際の米国のCPI(消費者物価指数)とコアCPIの推移はこちら

実際の米国のCPI(消費者物価指数)とコアCPIの推移(チャートと時系列)は、以下のページで掲載しています(解説付き)。以下のページで掲載しているCPIとコアCPIがどの程度の数値で出てくるのかを予想した指標が、当ページで掲載している「CPIナウ」です。

消費者物価指数(CPI・米国)
米国の消費者物価指数(CPI)のチャートと時系列です。過去データ全て掲載。住居費・帰属家賃・賃貸料のCPIの推移も掲載。FRBの金融政策に影響するため注目度が非常に高い。インフレ・デフレ・ドル買い(ドル高)・ドル売り(ドル安)、原油との関係の解説も。
コアCPI(米国)
米国(アメリカ)のコアCPI(コア消費者物価指数)のチャートと時系列です。過去データ全て掲載。FF金利やPPI(生産者物価指数)との比較チャートも掲載。FRBの利上げや利下げと物価の推移がわかり注目度が高い。インフレ・デフレ・ドル買い(ドル高)・ドル売り(ドル安)の解説も。

Sticky-Price CPIはこちら

米国の消費者物価指数の構成要素を「価格が柔軟に変動する品目」と「価格の粘着性が高い(価格の変動が遅い)品目」に分類した指数「Sticky-Price CPI」は、以下のページで掲載しています。将来のインフレ期待が組み込まれている指数として注目度が高いです。

Sticky-Price CPI(スティッキープライス消費者物価指数)
アトランタ連銀公表のSticky Price CPI(スティッキープライス消費者物価指数)のチャートと時系列です。過去から現在の推移を掲載。価格の粘着性(粘着度)が高い(価格の変動が遅い)品目の指数は、将来のインフレ期待が組み込まれている。

PCEナウの推移はこちら

当ページのCPIナウと同様に、クリーブランド連銀が算出・公表している米国のPCE(個人消費支出)の予想値「PCEナウ」の推移は、以下のページで掲載しています(解説付き)。

PCEナウは、簡単にいうとCPIナウのPCEバージョンです。

PCEナウ(PCE NOW)米国・アメリカ
米国(アメリカ)のPCEナウ(PCE NOW)のリアルタイムデータのチャートと時系列です(速報)。クリーブランド連銀公表の的中率と精度が非常に高いPCE(個人消費支出)とPCEコアの予想値(推定値)です。見方や公表日などもわかりやすく解説。

チャート(CPIナウによる2024年9月のCPIとコアCPIの予想値)

CPIナウの前月比のチャート

米国(アメリカ)のcpiナウの前月比のチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • Chart[CPI Nowcast(us)-MoM]

CPIナウの前年比のチャート

cpiナウのチャート
  • Chart[CPI Nowcast(us)-YoY]

[速報] 最新データ|CPIナウによる最新月の予想値の時系列

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CPIナウによる前月の予想値の時系列

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