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失業率(米国)

米国(アメリカ)の雇用指標の代表格「失業率」の最新データを速報で掲載しています。失業率の増減は、米国の政治や米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)の金融政策を左右するため、世界的に注目度が高い指標です。過去1948年1月から現在までの全ての失業率を掲載しており、米国の景気後退期(リセッション期)との比較チャートやFF金利(米国の政策金利)との比較チャート、失業率の先行指標として有名な貸出態度指数(貸出態度DI)との比較チャートも掲載しています。

失業率(米国・アメリカ)

AIによる失業率(米国)の重要度評価

4.8

失業率は、労働市場の全体的な状況を示す主要指標であり、景気循環や経済の健全性を測る上で欠かせない。FRBは、インフレと並んで雇用の最大化を目標としているため、失業率の推移は金融政策決定に直接的な影響を及ぼす。失業率の低下は、政策金利引き上げを正当化する一因となる。失業率は、経済指標の中でも最も注目されるデータの一つであり、特に発表直後に株式市場や為替市場で大きなボラティリティを引き起こす。一方、失業率は、労働市場から退出した人(労働参加率低下)を考慮しないため、労働市場の真の状態を正確に反映しているとは言い難い。また、労働市場の完全な理解には、非農業部門雇用者数や平均時給、労働参加率などの指標と組み合わせる必要がある。失業率は月次で発表されるため、短期的な経済状況や季節要因に左右される傾向がある。

AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。

チャート(米国の失業率)

米国の失業率のチャート(景気後退期と比較)

米国(アメリカ)の失業率のチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • Chart [unemployment rate(U.S.)]
  • 1948年からの失業率の推移を全て掲載。
  • チャートは完全雇用と通常の水準とされる4%と5%ラインに点線を引いています。
  • 米国の景気後退期(リセッション期)との比較チャートにしています。灰色の囲みの期間が米国の景気後退期間です。米国の景気後退期間の解説と推移は「景気後退期間(米国・アメリカ)」のページを参照してください。

米国の失業率とFF金利(FFレート)のチャート

失業率とFF金利(FFレート)のチャート

FF金利の解説と推移はこちら

FF金利の解説と推移は、以下のページに掲載しています。

チャート(米国の失業率と貸出態度指数DI(失業率の先行指標))

米国の失業率と大・中企業向け貸出態度指数DIのチャート

失業率と貸出態度指数(失業率の先行指標)のチャート

米国の失業率と小企業向け貸出態度指数DIのチャート

米国の失業率と小企業向け貸出態度指数のチャート
  • Chart [unemployment rate(us),Senior Loan Officer Opinion Survey on Bank Lending Practices]
  • 米国の失業率に1年程度先行する指標として有名な「貸出態度指数(貸出態度DI)」との比較チャートです(それぞれ四半期データを掲載)。
  • 大・中企業向け貸出態度指数と小企業向け貸出態度指数の両方の比較チャートを掲載しています。
  • 貸出態度指数の0ラインと景気後退の目安の60ラインに点線を引いています。

貸出態度指数の解説と推移はこちら

「貸出態度指数(貸出態度DI)」の解説と推移は、以下のページで掲載しています。

的中率100%「サームルール景気後退指標(サームルール不況指標)」はこちら

失業率から算出され、米国の景気後退の始まりを100%的中させてきた「サームルール景気後退指標」の推移と解説は、以下のページで掲載しています。

米雇用統計の解説と推移はこちら

米雇用統計の解説と推移は、以下のページで掲載しています。

[最新] 米国の失業率の今後の見通し

FOMC後に公表されるFOMC参加者の最新の失業率の今後の見通しの実際の数値は、以下のページで掲載しています。

[速報] 最新データ|米国の失業率の時系列(historical data)

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失業率とは?

失業率(読み方:しつぎょうりつ|英語:unemployment rate us)とは、米労働省が毎月発表している、米国の16歳以上の男女を対象とした、失業者数を労働人口で割って算出される経済指標です。米国の主要雇用統計として、米雇用統計と並ぶ代表的な指標です。失業率の増減によって米国の政治やFRB(連邦準備制度理事会)金融政策が左右されますので、その動向は極めて重要で世界中が注目しています。

失業率の計算式

失業率(%)=失業者数÷労働人口×100

失業率の公表日(発表日)は、いつ?

米国の失業率は、米労働省が毎月第1金曜日に公表(発表)しています。

失業率の目安はどれくらい?完全雇用の水準は?

米国の失業率は5%台が通常の水準とされており、4%台であれば完全雇用状態とされています。ただし、この水準は労働市場の特性の変化によって変わりますので、FRBが完全雇用状態をどの程度の水準と見ているのかを見ておきましょう。失業率は米雇用統計とともにその増減を見るのが一般的で、米国の雇用情勢がよければ失業率は下がりやすく、雇用情勢が悪ければ失業率は上がりやすくなります。通常はこの相関関係にありますが、ストライキなどの時はこの相関関係が崩れることがあり、米国が完全雇用状態の時は米雇用統計(非農業部門雇用者数)が減少していても失業率が低下しやすくなりますし、労働参加率の低下によって失業率が低下することもあります。

完全雇用とは?

完全雇用とは、働く意思と能力がある人全員が仕事についている状態です。

景気に遅行する雇用指標

一方、雇用系の指標は基本的に景気に遅行する指標です。先行指標とはなりません。企業は消費が伸びていないと生産を増やしませんので、その状況で雇用を増やしません。消費が伸びて生産を増やす状況になってから雇用を増やしますので、雇用系の指標は景気に遅行しやすいです。

インフレ率と失業率から算出される悲惨指数はこちら

米国のインフレ率(消費者物価)と失業率から算出される米国民の経済的な悲惨度合いを測る指標「悲惨指数(ひさんしすう)」は、以下のページで掲載しています(悲惨指数はスタグフレーションを測る指標としても用いられています)。

悲惨指数(ミザリーインデックス)
悲惨指数(ミザリーインデックス)のチャートと時系列です。インフレ率(消費者物価・CPI)と失業率から算出される指数で米大統領選を占う指標、スタグフレーションを測る指標としても用いられる。歴代の米大統領の悲惨指数の一覧表も掲載。
  • 当ページは、失業率(米国)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    米国失業率とは
  • Source:労働省労働統計局(BLS:U.S Bureau of Labor Statistics)
  • 単位:%
  • 季節調整済み
  • 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
  • unemployment rate(us) historical data&chart