
CAPEレシオ(シラーPER)の最新データを速報で掲載しています。CAPEレシオは、”シラーPER”とも呼ばれるPER(株価収益率)の一種で、実質的な株価の割高・割安を計れるバリュエーション指標です。単年度に変動が大きくなるような一時的要因や景気循環の影響を受けないのが特徴です。歴史的に株価の暴落・急落の前兆を示してきた指標のため、注目度が高いです。
最新データと現状評価
2026年10月9日時点のCAPEレシオ(シラーPER)は41.2倍です。 現在値は過去データの約99.0%に位置しており、 歴史的に見て非常に高い水準です。 前回値の40.9倍から0.3ポイント上昇しました。 過去最高値は1999年12月の44.2倍、 過去最低値は1920年12月の4.8倍です。

AIによるCAPEレシオ(シラーPER)の重要度評価
CAPEレシオは株式市場全体の長期的な割高・割安を評価するのに適しており、歴史的データに基づく予測能力がある。これにより、特に長期投資家や機関投資家にとっては有用な指標。過去の市場のピークや底をある程度予測する能力があるとされています。例えば、2000年のITバブルや2008年の金融危機前にはCAPEレシオが高騰していたことが知られています。CAPEレシオは長期的な視点に基づいているため、短期的な市場の変動にはあまり役立たない。そのため、短期投資家にとっての重要度は低め。低金利環境や企業会計基準の変化など、現代の経済環境ではCAPEレシオの過去の水準との比較が必ずしも適切でない場合がある。この点が指標の解釈を難しくしている。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(CAPEレシオ・シラーPER)
CAPEレシオ(シラーPER)のチャート
CAPEレシオ(シラーPER)の推移を示したチャートです。過去140年分の推移を掲載しています。CAPEレシオは、S&P500の株価を過去10年間の実質利益の平均で割って算出され、米国株の中長期的な割高・割安の目安として利用されます。チャートではS&P500のほか、FRBのバランスシート、米国10年国債利回り、米国の実質金利と比較でき、株価や金融環境、金利の変化とCAPEレシオの関係を確認できます。
Chart [CAPE RATIO(Shiller PER)]
CAPEレシオ(シラーPER)とS&P500の対数チャート
CAPEレシオ(シラーPER)とS&P500の長期的な推移を比較したチャートです。S&P500は対数スケールで表示しているため、株価水準が大きく異なる時代でも上昇率・下落率を比較しやすく、長期的な株価トレンドとCAPEレシオの割高・割安局面の関係を確認するのに適しています。短期的な株価予測ではなく、過去の高バリュエーション・低バリュエーション局面と、その後の長期的な株価推移を比較する際に利用できます。

関連指標
超過CAPE利回り
ロバート・シラー氏は、CAPEレシオをベースとした株式益利回りと米国債の実質利回りから算出される「超過CAPE利回り」も、株式の割高・割安の指標として用いています。超過CAPE利回りの推移と解説は、以下のページで掲載しています。

S&P500の予想PERと実績PER
一般的に最もよく見られているS&P500のPER(予想PERと実績PER)の推移は、以下のページで掲載しています。当ページで掲載しているCAPEレシオと併せてご利用ください。

[速報] CAPEレシオ(シラーPER)の時系列(historical data)
| 日付 | CAPEレシオ(シラーPER) | 前日比 |
|---|---|---|
| 2026年10月9日 | 41.2 | +0.3 |
| 2026年10月8日 | 40.9 | -0.2 |
| 2026年10月7日 | 41.1 | -0.1 |
| 2026年10月6日 | 41.2 | -0.1 |
| 2026年10月5日 | 41.3 | +0.2 |
| 2026年10月2日 | 41.1 | +0.3 |
| 2026年10月1日 | 40.8 | +0.1 |
| 2026年9月30日 | 40.7 | -0.1 |
| 2026年9月29日 | 40.8 | -0.1 |
| 2026年9月28日 | 40.9 | -0.3 |
| 2026年9月25日 | 41.2 | +0.2 |
| 2026年9月24日 | 41.0 | +0.0 |
| 2026年9月23日 | 41.0 | -0.3 |
| 2026年9月22日 | 41.3 | +0.0 |
| 2026年9月21日 | 41.3 | +0.6 |
| 2026年9月18日 | 40.7 | +0.1 |
| 2026年9月17日 | 40.6 | +0.4 |
| 2026年9月16日 | 40.2 | -0.1 |
| 2026年9月15日 | 40.3 | -0.2 |
| 2026年9月14日 | 40.5 | -0.2 |
| 2026年9月11日 | 40.7 | +0.3 |
| 2026年9月10日 | 40.4 | -0.2 |
| 2026年9月9日 | 40.6 | -0.2 |
| 2026年9月8日 | 40.8 | -0.2 |
| 2026年9月4日 | 41.0 | -0.2 |
| 2026年9月3日 | 41.2 | +0.4 |
| 2026年9月2日 | 40.8 | -0.6 |
| 2026年9月1日 | 41.4 | -0.2 |
| 2026年8月31日 | 41.6 | -0.2 |
| 2026年8月28日 | 41.8 | -0.1 |
CAPEレシオは速報値を掲載し、改定で修正があれば改定値に置き換わります。日次データは改定時点から改定値が反映されますが、過去分は修正されません。一方、月次データ(上記のチャート)は過去分も含め全て最新の改定値に置き換わります)。
CAPEレシオ(シラーPER)の解説
CAPEレシオとは?

CAPEレシオ(読み方:けいぷれしお|英語:CAPE RATIO)とは、ノーベル経済学賞を受賞した米国(アメリカ)のロバート・シラー氏(Robert James Shiller)が考案したPER(株価収益率)の一種で、株価の割高・割安を計るバリュエーション指標です。シラー氏が考案したことから「シラーPER(Shiller PER)」とも呼ばれています。CAPEレシオは、過去10年間の実績利益の平均値に物価変動を加味して計算されます。
CAPEレシオ(シラーPER)で何がわかる?PERの違い
株価の割高・割安のバリュエーション(企業価値・株価の評価)を計る株価指標としては「PER(株価収益率)」が有名です。PERは当期純利益を基に計算するEPS(1株当たり利益)を用いて算出されますが、単年度に変動が大きくなることがあります。
一方、CAPEレシオ(シラーPER)は、過去10年間の実績利益の平均値に物価を加味した1株あたり利益を基に計算する指標であるため、単年度に変動が大きくなるような一時的要因や景気循環の影響を受けず、実質的な株価の割高・割安を計れる指標です。
株式投資に最適な時期を正確に示したCAPEレシオ(シラーPER)
通常のPERは、S&P500構成銘柄の過去12カ月の利益を用いて算出されます。景気拡大局面は企業は高い利益率と収益を上げますのでPERは低くなり、不況(不景気)の局面はその逆で低利益率・低収益でPERは高くなります。過去PERは、リーマンショック時の2009年に44.2倍を付けました。過去の平均が15倍程度ですので、それをはるかに上回る数値です。一方、CAPEレシオ(シラーPER)の過去最低値は4.78倍で、株式投資に最適な時期であったことを正確に示していました。
CAPEレシオはバフェット指標に似ている?
CAPEレシオ(シラーPER)は景気循環中の利益変動を排除した指標で、PERより合理的な市場評価の指標として捉えられており、これはGDPに対する総時価総額の比率で市場評価をする指標「バフェット指標」に似ています。米国のバフェット指標(S&P500)は、以下のページで掲載していますので参考にしてください。

CAPEレシオの計算
CAPEレシオ(シラーPER)は、過去10年間のS&P500構成銘柄の年間の実績利益と消費者物価指数(CPI)を使用してインフレによる過去の利益を調整して計算されています(ドルベース)。過去10年の調整値を平均して算出され、CAPEレシオはこの平均値に対するS&P500の比率に等しくなります。
株価急落・暴落の前兆シグナル!CAPEレシオの目安と水準
CAPEレシオ(シラーPER)は、株価の暴落・急落の前兆を示す指標として注目されています。非常に注目度の高い指標です。過去の傾向から見た目安と水準を以下に記載します。
CAPEレシオ(シラーPER)の過去平均
CAPEレシオ(シラーPER)は、1881年から2020年までの推移から取得される平均の標準偏差+1σから-1σの間で概ね推移しやすい傾向があります。CAPEレシオが標準偏差+1σを超えて推移した後は、大恐慌やITバブルの崩壊、リーマンショックなどが起こって株価が暴落した歴史があります。2020年のコロナショック前も標準偏差+1σを超えて推移していました。
標準偏差+1σの水準はどれぐらい?
CAPEレシオの標準偏差+1σ水準は2023年6月時点で、概ね24倍程度です。ゆえに、CAPEレシオが24倍を超えてきた場合は警戒水準と見られやすいです。CAPEレシオの標準偏差-1σ水準は、概ね10倍程度です。標準偏差の値はデータ更新毎に変わりますが、当ページのCAPEレシオのチャートは、最新のCAPEレシオの標準偏差±1σのデータが反映されています。
FRBのバランスシートとCAPEレシオの相関性
CAPEレシオ(シラーPER)は上記の解説の通り、標準偏差+1σ以上で過熱感を示す指標です。+1σに近付けば過熱感が意識され、+1σ以上は警戒水準と見るのが一般的です。ただし、CAPEレシオ(シラーPER)は、FRBのバランスシート(総資産)と正の相関性が認められる傾向があり、FRBがバランスシートを拡大している局面ではCAPEレシオ(シラーPER)の過熱の水準も切り上がるとの見方があります。”チャート”の欄に、CAPEレシオ(シラーPER)とFRBのバランスシートの比較チャートを掲載していますので参考にしてください。
リスクプレミアムとCAPEレシオ(シラーPER)の関係
CAPEレシオ(シラーPER)は、米国のリスクプレミアムと比較して見ることも多いです。パウエルFRB議長は、CAPEレシオ(シラーPER)とリスクプレミアムを比較して株式がバブルであるかどうか、2021年1月のFOMC後の会見で発言していました。リスクプレミアムは、株式益利回りから米国10年国債利回りを差し引いたものですが、リスクプレミアムが低水準であればPERのある程度の上昇は割高ではないとの見方を示しました。
米国のリスクプレミアムの推移はこちら
米国(アメリカ)のリスクプレミアムの推移(リスクプレミアムのわかりやすい解説も掲載)は、以下のページで掲載しています。

- 当ページは、CAPEレシオ(シラーPER)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「CAPEレシオとは(シラーPERとは)」 - 単位:%
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
- 当ページでは、S&P500種株価指数(SPX)のCAPEレシオ(シラーPER)の毎営業日の現在の値(速報)と過去140年分の推移を掲載しています。S&P500・FRBバランスシートとCAPEレシオの比較チャートも掲載しています。
- CAPE RATIO(Shiller PER) S&P500(SPX/Standard & Poor’s 500 Stock Index) historical data&chart


