日本のバフェット指標(バフェット指数)の最新データを速報で掲載しています。バフェット指標は、相場の過熱感を示す指標です。日経平均株価との比較チャートや日銀のバランスシートと併せたチャートも掲載。また、日銀(日本銀行)のバランスシートをバフェット指標の算出に加えた「日銀のバランスシートを考慮したバフェット指標」の推移も掲載しています。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が注目している指標です。ウォーレン・バフェット氏はコーラが好きで、一日5本飲むそうです。
AIによる日本のバフェット指標の重要度評価
バフェット指標は、短期的に影響を与える指標ではないものの中長期には重要。特に、バブル期やリーマンショック後のような極端な局面では割高・割安の判断材料になる。一方、日本は海外投資家の影響や国内特殊要因(企業の内部留保など)が強い点や、日本のように長期低成長の市場では、バフェット指標のようにGDPとのバランスで過熱感や割安感を判断するのは難しい場合がある。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(日本株のバフェット指標)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- バフェット指標100%ラインに黒色の点線を引いています。
- 日銀のバランスシートを考慮したバフェット指標の平均に黒色の点線を引いています。
- Chart [Buffet Indicator(JAPAN)]
- Chart [Buffet Indicator(JAPAN) and NIKKEI225]
- Chart [Buffet Indicator(JAPAN) and BOJ Balancesheet]
- Chart [Buffet Indicator(plus BOJ Balance Sheet)]
米国(アメリカ)のバフェット指標(バフェット指数)の推移はこちら
米国(アメリカ)のバフェット指標(バフェット指数)の推移は、以下のページで掲載しています。
バフェット氏の保有銘柄はこちら
バフェット氏の保有銘柄は、以下のページに掲載しています。
[速報] 最新データ|バフェット指標(日本)の時系列(historical data)
GDPの修正に伴いバフェット指標の数値は後に修正されます。以下の時系列表の日次データは修正された当日から最新の修正値が反映されますが、日次データの過去分は修正されません。一方、バフェット指標の月次チャートのデータ(上記のチャート)は、過去分も含めて全て最新の修正値が反映されます。
日付 | バフェット指標 (日本) | 日銀のBS考慮の バフェット指標 |
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バフェット指標のわかりやすい解説
バフェット指標(英語:Warren Buffet Indicator)とは、「バフェット指数」とも呼ばれる、著名投資家であるウォーレン・バフェット氏(Warren Buffett)が注目している指標で、株式市場の時価総額は長期的に見ればその国の経済成長に収斂するとの考え方を基にしたマーケット(市場)の過熱感を示した指標です。
バフェット指標の計算式
バフェット指標(バフェット指数)は、株式市場の時価総額の名目GDPに対する比率です。計算式は以下の通りです。
バフェット指標の数値の修正について
バフェット指標はGDPから算出されますので、GDPの修正に伴いバフェット指標の数値も変わります。当ページのバフェット指標の数値は、最新の修正値です(修正値を上書きして掲載)。時価総額は、インデックスとしてドル換算した日経平均株価が使用されています。
日本株のバフェット指標(バフェット指数)の水準と見方
バフェット指標(バフェット指数)は、マーケットの過熱感を示す指標です。ウォーレン・バフェット氏は100%を基準としており、100%以上であれば過熱を示し、100%以下であれば過熱していないことを示します。
日本株のバフェット指標の場合、過去20年平均は88.77%程度ですので、それを基準に加熱しているかどうかを見られるのがいいと思います。日本株のバフェット指標のこの20年の最高(天井・トップ)は139.29%、最低(底・ボトム)は44.1%です(数値の改定で修正されます)。
バフェット指標は名目GDPで計算されますので、先行き名目GDPが下がればバフェット指標は上昇して過熱感が増していきます。
上記や以下の欄でバフェット指標(日本)の水準や目安を記載しましたが、これは過去分から算出。バフェット指標の推移とともに水準や目安が大きく変わるタイミングで算出し直されます。
日本株のバフェット指標の過大評価と過小評価の水準
一般的な日本株のバフェット指標の水準と目安は上記で解説した88.77%が基準となりますが、過去20年の平均から細かくバフェット指標の水準を分類すると以下のようになります。
日本株のバフェット指標の水準 | 評価 |
---|---|
70%以下 | 大幅に過小評価されている |
70%から90% | 過小評価されている |
90%から111% | 平均的な適正水準 |
111%から131% | 過大評価されている |
131%以上 | 大幅に過大評価されている |
日銀(日本銀行)のバランスシートとバフェット指標
日本株のバフェット指標は、日銀(日本銀行)のバランスシートを加味した方がいいという見方もあります。
日銀(日本銀行)のバランスシートの解説と推移は、以下のページで掲載しています。
日銀のバランスシートを加味した方がいいという解説は、以下の欄で紹介している米国のバフェット指標のページに記載していますので参照してください(米国のバフェット指標とFRBのバランスシートの解説ですが同じ意味です)。
日銀のバランスシートを考慮したバフェット指標の水準と目安
当ページでは、バフェット指標は中央銀行のバランスシートを加味した方がいいという観点から、日本のGDPに日銀(日本銀行)のバランスシートを足して算出した「日銀のバランスシートを考慮したバフェット指標」も掲載しています。
ここでは「日銀のバランスシートを考慮したバフェット指標」の過去20年の平均から「日銀のバランスシートを考慮したバフェット指標」の水準と目安を以下に示します。参考にしてください。
日銀のバランスシートを考慮したバフェット指標の水準 | 評価 |
---|---|
42%以下 | 過小評価されている |
53%から65% | 平均的な適正水準 |
77%以上 | 過大評価されている |
- 当ページは、日本株のバフェット指標(バフェット指数)の解説と、推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「バフェット指標とは」 - 単位:%
- 当ページの日本株のバフェット指標は、世界銀行の公開データと最新の為替レートから米ドル換算して算出されています(データ更新は日本時間ではなく米国東部時間基準)。
- 速報値を掲載しています。
- 最新の修正版を掲載しています(修正値を上書きして掲載)。
- Buffet Indicator(JAPAN) historical data&chart