
米国市場全体(ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場銘柄全体)の騰落レシオの最新データを速報で掲載しています。
米国市場全体(NYSE)の騰落レシオは、相場の内部の強さ(市場の広がり)を見る重要な指標です。広範な市場全体の地合いがわかる上、NYダウやナスダック総合指数、ナスダック100指数、S&P500といった米国を代表する株価指数と一緒に見ることで、セクターや市場間の偏りがわかり、今後も上昇/下落トレンドは続きそうか?この下落は調整で終わるか?本格的な下落相場のシグナルか?の判断がつきやすくなります。
当ページの米国市場全体(NYSE)の騰落レシオは、各株価指数と比較して見ていただくことで市場全体や相場の「中身」、そして地合いが掴みやすくなりますので、各チャート下に掲載している[見極め]の欄の表を見ながら推移をチェックしてください。
最新データと現状評価
2026年9月9日時点の米国市場全体の騰落レシオは、5日騰落レシオが93.08、20日騰落レシオが91.84、25日騰落レシオが93.78、50日騰落レシオが100.17、75日騰落レシオが104.50です。
20日騰落レシオは70超~ 140未満の中立圏にあり、 現時点では明確な売られすぎ・過熱のシグナルは出ていません。5日騰落レシオが20日騰落レシオを上抜く ゴールデンクロスが発生し、 短期的な市場内部は改善方向にあります。 ただし、20日騰落レシオ自体は売られすぎ水準ではないため、 底値圏からの反転シグナルほど強い意味は持ちません。50日騰落レシオは前回から低下しており、 より長い期間で見た騰落傾向には弱さがみられます。
25日騰落レシオは70超~ 140未満の中立圏にあり、 現時点では明確な売られすぎ・過熱のシグナルは出ていません。5日騰落レシオは前回から低下しており、 短期的な市場内部は悪化方向にあります。75日騰落レシオは前回から低下しており、 より長い期間で見た騰落傾向には弱さがみられます。

AIによる米国市場全体(NYSE)の騰落レシオの重要度評価
米国市場全体(NYSE)の騰落レシオは、指数の裏側(全体に買いが広がっているか?)を知るには優秀。NYダウやS&P500との「乖離」を見ることで初めて意味が出る。特に一部の銘柄が指数を引っ張る相場で有効。騰落レシオが極端に高すぎる/低すぎる時は、逆張りのヒントになる。ただし、デイリーで見ると指数と騰落レシオが乖離することも多く、だましもある。あくまで短〜中期の「今、全体に広がっているかどうか」の指標であり、トレンドの方向性や持続性までは判断できない。米国市場(NYSE全体)は「市場の呼吸を測る聴診器」のような存在。だが、それだけで診断はできない。心電図(指数の動き)や血液検査(他のテクニカル指標)も併用すべき。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(米国市場全体の騰落レシオとNYダウ)
米国市場全体の騰落レシオとNYダウの推移を示したチャートです。短期から中長期まで複数期間の騰落レシオを見ることで、米国市場全体における値上がり・値下がり銘柄の広がりや市場内部の強弱を確認できます。70以下は売られすぎによる底値形成を意識する水準、140以上は短期的な過熱感に注意する水準として表示しています。NYダウと比較することで、主要大型株の株価動向と米国市場全体の騰落状況に乖離が生じていないかも確認できます。
Chart [NYSE-advance decline ratio(up down ratio)/Dow Jones Industrial Average-Daily]
- チャート上部のタブ(ボタン)や凡例、チャート下部の期間ボタンをクリックするとチャートが切り替わります。
- チャートは騰落レシオ70と140ラインに黒色の点線を引いています。
[見極め] 米国市場全体(NYSE)の騰落レシオとNYダウの見方
| 米国市場全体の 騰落レシオ | NYダウ | 解釈・考察 | 相場の質 |
|---|---|---|---|
| 高い | 上昇 | 健全な上昇(全体に買いが広がっている)。安心感あり。 | 健全/強い |
| 高い | 下落 | ダウの一時的な調整の可能性あり。ダウ構成銘柄に調整が出ているが、全体は買われており実は底堅い。割安株や他セクターに資金流入の兆し。 | セクターローテーション期 |
| 低い | 上昇 | 要注意:一部の大型株だけが上昇。内部は弱い。 | 脆弱/偏重上昇 |
| 低い | 下落 | ダウも全体も売られている「全面安」局面。特に警戒が必要。 | 弱気相場の兆候 |
| 中立 | 横ばい | 様子見相場。方向感に乏しい。材料待ち状態。 | 中立・慎重姿勢 |
チャート(米国市場全体の騰落レシオとナスダック総合指数)
米国市場全体の騰落レシオとナスダック総合指数の推移を示したチャートです。米国市場全体の短期・中期・長期の騰落傾向を捉え、70以下を売られすぎ、140以上を過熱の目安として確認できます。ナスダック総合指数と比較することで、ハイテク・グロース株を多く含むナスダックの値動きが、米国市場全体の騰落の広がりを伴っているかを確認する際にも役立ちます。
Chart [NYSE-advance decline ratio(up down ratio)/NASDAQ Composite Index-Daily]
[見極め] 米国市場全体(NYSE)の騰落レシオとナスダック総合指数の見方
| 米国市場全体の 騰落レシオ | ナスダック 総合指数 | 解釈・考察 | 相場の質 |
|---|---|---|---|
| 高い | 上昇 | 幅広い銘柄に買いが波及。安心して上昇できる地合い。 | 健全/強い |
| 高い | 下落 | テック調整中、バリュー株などに資金シフトの兆し。 | セクターローテーション期 |
| 低い | 上昇 | テック主導の上昇で、市場全体の地合いは弱い。買いに偏りあり。 | 不安定/偏重上昇 |
| 低い | 下落 | 全面安・投げ売りも。短期的なリバウンドを警戒しつつも慎重に。 | 弱気・要警戒 |
| 中立 | 横ばい | 様子見相場。方向感なし。材料待ち状態。 | 中立・待機姿勢 |
チャート(米国市場全体の騰落レシオとナスダック100指数)
米国市場全体の騰落レシオとナスダック100指数の推移を示したチャートです。騰落レシオによって米国市場全体の市場内部の強弱を確認しながら、70以下の売られすぎ水準と140以上の過熱水準を把握できます。大型ハイテク株の影響を受けやすいナスダック100指数と比較することで、指数の上昇・下落が米国市場全体に広がった動きなのか、一部の大型株に偏った動きなのかを判断する材料になります。
Chart [NYSE-advance decline ratio(up down ratio)/NASDAQ 100 Index-Daily]
[見極め] 米国市場全体(NYSE)の騰落レシオとナスダック100指数の見方
| 米国市場全体の 騰落レシオ | ナスダック 100指数 | 解釈・考察 | 相場の質 |
|---|---|---|---|
| 高い | 上昇 | 幅広い銘柄に買いが波及。安心して上昇できる地合い。 | 健全/強い |
| 高い | 下落 | テック調整中、バリュー株などに資金シフトの兆し。 | セクターローテーション期 |
| 低い | 上昇 | テック偏重の偏った上昇。一部大型ハイテクだけが上がっている。全体は弱い。 | 脆弱・警戒 |
| 低い | 下落 | 全面安の可能性。テックも全体も売られている。下落加速に注意。 | 弱気・危険ゾーン |
| 中立 | 横ばい | 様子見相場。方向感なし。材料待ち状態。 | 中立 |
チャート(米国市場全体の騰落レシオとS&P500)
米国市場全体の騰落レシオとS&P500の推移を示したチャートです。米国市場全体の短期から中長期までの騰落傾向を確認でき、70以下は売られすぎによる底値形成を意識する水準、140以上は短期的な過熱感に注意する水準として表示しています。S&P500と比較することで、代表的な株価指数の動きと米国市場全体の市場内部の強弱が一致しているかを確認できます。
Chart [NYSE-advance decline ratio(up down ratio)/S&P500-Daily]
[見極め] 米国市場全体(NYSE)の騰落レシオとS&P500の見方
| 米国市場全体の 騰落レシオ | S&P500 | 解釈・考察 | 相場の質 |
|---|---|---|---|
| 高い | 上昇 | 上位銘柄+全体が連動して上昇。安心してついていける相場。 | 広範囲な強気 |
| 高い | 下落 | インデックスは調整しても、中小型や他セクターに買いが向かっている可能性。 | 地盤は安定傾向 |
| 低い | 上昇 | 上位数銘柄(GAFAMなど)に引っ張られた上昇。全体としては強くない。 | 慎重・警戒 |
| 低い | 下落 | 主要銘柄含め全面安。センチメントは完全に弱気。 | 売り優勢・危険ゾーン |
| 中立 | 横ばい | 様子見相場。方向感なし。材料待ち状態。 | 中立 |
関連指標
日本と米国と中国の騰落レシオ
日本と米国と中国の各主要市場・株価指数の騰落レシオの推移は、以下のページで掲載しています。
- 騰落レシオ(プライム)
騰落レシオの見方や使い方の解説はこちら - 騰落レシオ(スタンダード)
- 騰落レシオ(グロース)
- 騰落レシオ(日経平均株価)
株価と騰落レシオが連動・乖離している場合の解説や、需給の変化の説明も掲載しています。
[速報] 米国市場全体(NYSE)の騰落レシオの時系列(historical data)
| 日付 |
5日 騰落レシオ |
20日 騰落レシオ |
25日 騰落レシオ |
50日 騰落レシオ |
75日 騰落レシオ |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年9月9日 | 93.08 | 91.84 | 93.78 | 100.17 | 104.50 |
| 2026年9月8日 | 93.52 | 97.36 | 101.54 | 103.07 | 106.46 |
| 2026年9月4日 | 91.55 | 98.44 | 107.66 | 105.13 | 108.82 |
| 2026年9月3日 | 82.49 | 102.84 | 107.36 | 105.92 | 107.56 |
| 2026年9月2日 | 71.88 | 97.28 | 106.59 | 104.46 | 106.73 |
米国市場全体(NYSE)の騰落レシオの解説
米国市場全体(NYSE)の騰落レシオとは?
米国市場全体の騰落レシオとは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場銘柄全体の騰落レシオです。ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場銘柄の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数から算出しています。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場銘柄全体は米国市場全体となるのか?
当ページでは「ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場銘柄全体」を「米国市場全体」と表現していますが、厳密には「米国市場全体」ではないです。テック株や新興成長株はNASDAQに多く、そちらの動向は反映しにくいです。ただ、NYSEは約2,000銘柄以上が上場しており、NASDAQのようなテック株に偏った業種構成ではなく、金融・エネルギー・消費財・製造業などバランス型の多様な業種構成で、広範な米国市場全体の地合いを掴むには適していますので、これを「米国市場全体」としています。この米国市場全体(NYSE)の騰落レシオとナスダック総合指数やナスダック100指数と比較して見ていただくことで、現在の相場がテック相場なのか?テック相場ではないのか?も判断しやすくなる等、これを米国市場全体として見ていただいた方が「相場の質」もわかりやすくなるためそうしています。
米国市場全体(NYSE)の騰落レシオの水準と目安は?
米国市場全体(NYSE)の騰落レシオの水準と目安は「140%以上で買われ過ぎ」「100%でフラットな状態」「70%以下で売られ過ぎ」です。
日本で最もよく見られているプライム市場の騰落レシオは「120%以上で買われ過ぎ」と判断することが多いですが、米国市場全体(NYSE)の騰落レシオは、過去傾向からこの水準が妥当であろうと思います。
米国市場全体(NYSE)の騰落レシオは、各株価指数と比較して見よう!
米国市場全体(NYSE)の騰落レシオは各株価指数と比較して見ることで相場の「中身」がわかり、「全体の強さ」や「一部だけが牽引しているのか」が見えてきますので、株式マーケットデータではそちらの見方を強くオススメします。
見方は、各チャートの下に表にして掲載しておきました。そちらを参照しながら推移をチェックしていただくと、現在の相場の状況が判断しやすくなると思いますので、是非ご利用ください。
- 当ページは、米国市場全体(NYSE)の騰落レシオのチャートと時系列を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「騰落レシオとは」 - Source:NYSE,株式マーケットデータ
- ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場銘柄全体の値上がり銘柄数・値下がり銘柄数から株式マーケットデータが算出。
- NYSE-advance decline ratio(up down ratio) historical data&chart