日経平均株価の騰落レシオの最新データを速報で掲載しています。
一般的にはプライム市場の騰落レシオが最も注目されますが、当ページでは日経平均株価そのものの騰落レシオの推移を掲載しています。騰落レシオは、買われ過ぎ・売られ過ぎの過熱感を見る需給指標で、需給の「変化」を見つけるための指標です。株価と騰落レシオの乖離はその「変化」。需給の変化は「予兆」になりやすいため注意して見ておきましょう。
当ページでは、日経平均株価の5日騰落レシオ、25日騰落レシオ、75日騰落レシオを掲載しています。また、日経平均株価の騰落レシオが表す相場の見極め方の方法も解説していますので参考にして下さい。
AIによる騰落レシオ(日経平均)の重要度評価
日経平均株価は日本市場全体の動向を代表する指数です。その騰落レシオは投資家心理や需給バランスを幅広く把握でき、過熱感や調整局面を把握する上での指標として活用されています。日経平均はグローバル市場で注目されており、その騰落レシオは海外投資家にとっても有用な分析材料となります。ただし、構成銘柄の偏りが一部影響するのが減点材料。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(日経平均株価の騰落レシオ)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- 日経平均株価との比較チャートにしています。
- チャートは騰落レシオ70%と120%ラインに黒色の点線を引いています。
- Chart [5day-25day:advance decline(up down ratio)/Nikkei225)-Daily]
- Chart [25day-75day:advance decline(up down ratio)/Nikkei225)-Daily]
その他の騰落レシオ
その他の騰落レシオの推移は、当サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。
[速報] 最新データ|日経平均株価の騰落レシオの時系列(historical data)
- 5日:5日騰落レシオ
- 25日:25日騰落レシオ
- 75日:75日騰落レシオ
日付 | 5日 | 25日 | 75日 |
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騰落レシオの解説と使い方
一般的に最もよく見られている騰落レシオは、プライム市場(以前の東証一部市場)の騰落レシオです。プライム市場の騰落レシオの推移は、以下のページで掲載しています。騰落レシオの解説や使い方も記載していますので参考にして下さい。
当ページでは、日経平均株価そのものの騰落レシオの推移を掲載しています。
日経平均株価の騰落レシオの見方と特徴・傾向
騰落レシオは市場の過熱感(買われ過ぎ・売られ過ぎ)を測る需給指標で投資家の行動の趨勢を見る指標ですので、一般的には上記で紹介したリンク先のプライム市場(以前の東証一部に相当)の騰落レシオを見ることが圧倒的に多いです。
ここでは、日経平均株価の騰落レシオから見る相場の見極め方を解説します。
[相場の見極め方①] 日経平均株価の騰落レシオは「主力株の騰落レシオ」
当ページでは日経平均株価の騰落レシオを掲載しています。日経平均株価はプライム市場の銘柄のうち、市場流動性と業種間バランスを基準に選定された225銘柄の株価指数です。簡単に言えば、日経平均株価は日本の主力株の株価指数ですので、日経平均株価の騰落レシオは「主力株の騰落レシオ」と言い換えることができます。主力株とは、売買代金・売買高(出来高)・時価総額の上位銘柄です。
主力株は市場のリード役ですので、主力株の動きは市場全体の流れを見る目安となり注目されています。また、日経平均株価は株数などでウェイト付けされていない単純平均株価(構成銘柄の株価の合計を銘柄数で割って算出される平均株価)ですので、値がさ株の影響を受けやすい株価指数でもあります。
[相場の見極め方②] 株価と騰落レシオが連動している場合は?
日経平均株価と日経平均株価の騰落レシオが連動している時は主力株相場です。過去傾向ではトレンドの継続性があり、レンジ相場では相場転換の先行性も見受けられます。また、底値圏では騰落レシオがダブルボトムをつけやすい傾向も見受けられます。
[相場の見極め方③] 株価と騰落レシオが乖離している場合は?
一方、日経平均株価と日経平均株価の騰落レシオが乖離する場合もあります。日経平均株価は値がさ株の影響を受けやすい株価指数でもあるため、両者が乖離している場合、主力株と値がさ株の動きが乖離していますので、上昇も下落も値がさ株相場であると考えられます。
株価と騰落レシオの乖離は天井圏や底値圏で出現しやすい傾向があることが認知されており、相場の変化の予兆として見ることが多いので注意して見る必要があります。ただ、もちろん必ずそうなるというものではなく、偏った需給要因が発生している場合、乖離はそのシグナルにはなりにくいと思いますので、チャートのテクニカル分析と併用して相場判断するのが有効になりやすいと思います。テクニカル分析の相場転換の初動は「短期トレンドの転換」で判断しやすく、もちろん短期のトレンド転換の判断ですのでだましのパターンもありますが、だましのパターンの判断もでき、損切りやヘッジなど即時に判断できますので、テクニカル分析の「短期トレンドの転換」は姉妹サイトも含めて推奨しています。「短期トレンドの転換」は、姉妹サイト「投資戦略」の以下のリンク先のページで解説していますので参考にしてください。
需給の変化は「予兆」
そもそも騰落レシオは、買われ過ぎ・売られ過ぎの過熱感を見る需給指標です。つまり、需給の「変化」を見つけるための指標です。株価と騰落レシオの乖離はその「変化」で、需給の変化は「予兆」になりやすいので、より注意して見ておいた方がいいと思います。ただ、どんな指標も同様ですが、一つの指標だけの判断は信頼度を上げることができませんので、上記の「短期トレンドの転換」との併用は一例ですが、その他の指標と組み合わせた判断が有効だと思います。
- 当ページは、日経平均株価の騰落レシオの推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「騰落レシオとは」 - Source:日本経済新聞社
- 日本経済新聞社公表の日経平均株価のデータから株式マーケットデータが算出。
- 日経平均株価の5日騰落レシオ・25日騰落レシオ・75日騰落レシオを掲載しています。
- 日経平均株価は、東証のプライム市場に上場する銘柄から市場流動性と業種間バランスを基準に選定された225銘柄で構成される株価指数です。
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
- 単位:%
- Nikkei225(japan):advance decline(up down ratio) historical data&chart