
米国株のNYダウとナスダック総合指数とナスダック100指数とSOX指数とS&P500の空売り比率の最新データを速報で掲載しています。当ページでは、空売り比率と空売りの出来高の推移を掲載しています。
これら米国主要株価指数の空売り比率は、直近の空売り動向を把握するための唯一のデータであるため注目されています。見方の解説も記載していますので、ページ下部の解説欄も参照して下さい。

AIによる米国株の主要株価指数の空売り比率の重要度評価
米国の主要株価指数の空売り比率は、短期的な売り圧力の兆候を把握するのに有用。日次で更新されるため、頻繁なデータ分析が可能で、オフエクスチェンジの動向が分かる唯一のデータである。ただし、ダークプール取引の割合が不透明で、市場全体の流れを正確に反映しない(カバー取引も含まれる)。短期のノイズが多く、機関投資家の本格的な空売り戦略を正確に把握しにくい。あくまで短期トレーダー向けの指標であり、市場全体の空売り圧力を判断するには取引所の空売りデータと併用する必要がある。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(NYダウの空売り比率)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- 空売り比率の説明は、当ページ下部の解説欄を参照して下さい。
- NYダウの空売り比率のチャートは、NYダウとの比較チャートにしています。
- NYダウとナスダックとS&P500の解説と推移は、以下のページで掲載しています。
チャート(ナスダック総合指数の空売り比率)
- ナスダック:ナスダック総合指数
- ナスダックの空売り比率のチャートは、ナスダックとの比較チャートにしています。
チャート(ナスダック100の空売り比率)
- ナスダック100:ナスダック100指数
- ナスダック100の空売り比率のチャートは、ナスダック100との比較チャートにしています。
- ナスダック100の解説と推移は、以下のページで掲載しています。
チャート(SOX指数の空売り比率)
- SOX指数(ソックス指数):フィラデルフィア半導体株指数
- SOX指数の空売り比率のチャートは、SOX指数との比較チャートにしています。
- SOX指数の解説と推移は、以下のページで掲載しています。
チャート(S&P500の空売り比率)
- S&P500の空売り比率のチャートは、S&P500との比較チャートにしています。
日本の空売り比率の推移はこちら
日本の東証全体と業種別(全33業種)の空売り比率の推移は、以下のページで掲載しています。空売り比率の解説も掲載していますので、参照して下さい。
[速報] 最新データ|NYダウ・ナスダック総合指数・ナスダック100指数・SOX指数・S&P500の空売り比率の時系列(historical data)
日付 | NYダウ 空売り比率 | ナスダック 空売り比率 | ナスダック100 空売り比率 | SOX指数 空売り比率 | S&P500 空売り比率 |
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米国株の空売り比率の説明と算出
当ページでは、米国のNYダウ・ナスダック総合指数・ナスダック100指数・SOX指数・S&P500の空売り比率の推移を掲載しています。この空売り比率は、SEC(米証券取引委員会)の監督のもと米国の証券業界を監督する自主規制機関であるFINRA(金融業規制機構)の米国市場における空売りデータを当サイト「株式マーケットデータ」が集計・算出して掲載しています。FINRAは、証券会社やブローカーが守るべきルールを定め、違反者には罰則を科したり、市場操作、不正取引、インサイダー取引の監視、企業や個人の資格審査、監査、コンプライアンス管理を実施しています。
空売りデータは、各市場での空売り取引がFINRAの取引報告施設(TRF: Trade Reporting Facility/オフエクスチェンジ(店頭取引OTC・ダークプール含む))を通じて報告されたものです。当ページでは、最も注目されるFINRAとナスダック(NASDAQ)が共同運営するTRFと、FINRAとニューヨーク証券取引所(NYSE)が共同運営するTRFの空売り取引の出来高から空売り比率を算出しています。TRFは、ダークプールや内部クロッシング、オルタナティブ取引システム(ATS)などで行われた取引の報告が含まれるデータです。そのため、空売り活動の一部を反映しているに過ぎない点は注意して見ていただく必要があります。
- 内部クロッシングとは、証券会社(ブローカー・ディーラー)が自社の顧客注文を社内でマッチングさせ、市場(取引所)に流さずに約定させる取引方法です。
- オルタナティブ取引システム(ATS)とは、取引所ではないものの、証券取引をマッチングさせる電子取引プラットフォームです。ダークプール(非公開取引市場)もATSの一種です。
米国株の空売り比率のデータの長所と欠点
上記の通り、これらはオフエクスチェンジで行われた取引で、市場全体の空売り動向を正確に反映しているとは言えません。全ての空売り動向を正確に把握するには各取引所公表の空売りデータも併せて見る必要がありますが、取引所の空売りデータは月2回の公表であるため短期動向はわかりません。ゆえに、短期の投資家のセンチメントを捉えやすく、短期的な売り圧力をすぐに把握できる当ページの空売りデータは市場で重宝されています。違う言い方をすれば、空売りの短期動向を掴むにはこのデータしかありません。ただし、あくまで短期的な投資家のセンチメントやポジション動向を把握するに留まり、長期トレンドを見る際には取引所の空売りデータが重視されます。
当ページで掲載している空売りデータは、HFT(高頻度取引)やマーケットメーカーの内部クロス取引が含まれやすいTRFは算出の際に除外して掲載しています。これは、HFTやマーケットメーカーの取引は実際の投資家の空売り活動とは異なる可能性が高く、実際の空売り比率が誤解される恐れがあるためです。これを除外したデータは取引所公表の空売りデータとの整合性も高いため、株式マーケットデータではこの算出方法を用いています。よって、より投資家主体の空売りデータに近い空売り比率になっています。
S&P500の空売り比率の見方
空売り比率の一般的な見方は、上記チャート欄下部に掲載している日本の空売り比率のページに記載していますので参照して下さい。ここでは代表として、当ページのS&P500の空売り比率について記載します。
空売り比率は、取引が活発で流動性が高い銘柄ほど相性がよく、空売り比率の変動が市場の流れを反映しやすいです。S&P500は短期トレーダーに多く利用されて流動性が高く、短期的な売り圧力を把握するための空売りデータは重要な指標となっています。
ただし、欠点もいくつかあります。
上記の通り、短期動向はオフエクスチェンジで行われた取引のデータしかないこと、そのデータは出来高ベースであること、つまり、この空売り比率はその日の空売りの出来高の比率であり、カバー取引も含まれている点は留意する必要があります。そのため、空売り比率が高いからと言って、必ずしも空売りポジションが増えているとは限らないです(すぐに買い戻している可能性もある)。ただし、当ページのデータはHFTやマーケットメーカーの影響を除外しているため、その影響はある程度抑えています。また、流動性が高い銘柄は、他の銘柄よりも高い空売り比率が普通である点も留意しておく必要があります。
これらを踏まえた上で、一般的なS&P500の空売り比率の見方を以下に記載します。
短期的な売り圧力を測る
空売り比率が急上昇 | 売り圧力が強い可能性 |
空売り比率が急低下 | 買い戻しが進んでいる可能性 |
株価と空売り比率の見方
株価が上昇しているのに 空売り比率も上がっている | 空売り勢が踏み上げを警戒 |
株価が下落しているのに 空売り比率が低下 | 既に売り尽くされ、買い戻しが進んでいる |
- 当ページは、NYダウとナスダック総合指数とナスダック100指数とSOX指数とS&P500の空売り比率と出来高の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- Source:FINRA,株式マーケットデータ
- 単位:%
- Short Interest Ratio(Dow Jones Industrial Average,NASDAQ Composite Index,NASDAQ100 index,SOX Index(Philadelphia Semiconductor Index),S&P500(Standard & Poor’s 500 Stock Index)) historical data&chart