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日米益利回り差(日本株と米国株の株式益利回りの差)

日本株(日経平均株価)と米国株(S&P500)の株式益利回りの差の最新データを速報で掲載しています。
日米益利回り差はバリュエーション指標の一つで、日本株と米国株の相対的な割高・割安を測る指標です。日米益利回り差はドル円との連動性もあるため、為替予測の補完指標としても有用です。当ページでは、米国10年国債利回り(米国の長期金利)との比較チャートも掲載しています。

日米益利回り差(日本株と米国株の株式益利回りの差)

AIによる日米益利回り差の重要度評価

3.7

株式益利回りは株式市場のバリュエーション(割安・割高)を測る指標の一つで、日米益利回り差が拡大すれば割安な日本市場に資金が流れやすいため、投資判断の参考になる。特に、グローバルな投資マネー(機関投資家)がどちらの市場を選好するかのヒントになる。また、ドル円との連動性もある。ただし、日米金利差や金融政策の違いの影響が大きければ、益利回り差だけで投資判断をすると誤る可能性がある。また、日本株(日経平均株価)は製造業・金融・消費関連の比率が高く、株式益利回りは高くなりやすい特徴があり、米国株(S&P500)はハイテク・成長株の比率が高く、株式益利回りが低くなりやすいため、その点を考慮して見る必要がある。

AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。

チャート(日米益利回り差)

[週次] 日米益利回り差のチャート

日米益利回り差(日本株と米国株の株式益利回りの差)のチャート

[週次] 日米益利回り差と米国10年国債利回り(長期金利)のチャート

日米益利回り差と米国10年国債利回り(長期金利)のチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • Chart [Japan-U.S. Earnings Yield Spread]
  • 日経平均株価とS&P500の株式益利回りの差のチャートです。
  • 週末値を反映。
  • 米国の米国10年国債利回り(長期金利)との比較チャートも掲載しています(見方の解説は当ページ下部の解説欄を参照)。
  • 米国の10年国債利回り(長期金利)の解説と推移は、以下のページで掲載しています。

日本と米国の株式益利回りの推移はこちら

日本と米国の各株価指数の株式益利回りは、以下のページで掲載しています。

[速報] 最新データ|日米益利回り差の時系列(historical data)

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日米益利回り差の解説

日米益利回り差とは?

日米益利回り差とは、日本株(日経平均株価)と米国株(S&P500)の株式益利回りの差です。日本株と米国株の株式益利回り差は、日本株の株式益利回りが米国株の株式益利回りより相対的に高いか低いかを示し、割高か割安かを測る指標です。

株式益利回りとは?

株式益利回りは、企業の利益水準と株価のバランスを示した指標です。株式益利回りが高ければ株価に対して利益が大きく割安、株式益利回りが低ければ株価に対して利益が小さく割高を示します。株式益利回りは、株式を「収益性(投資に対するリターン)」の観点から評価する指標です。

[チャートの見方] 日米益利回り差の上昇と低下の意味

  • 日米益利回り差が上昇(拡大)していれば、日本株(日経平均株価)の株式益利回りが米国株(S&P500)の株式益利回りより相対的に高いことを示し、米国株より日本株が相対的に割安(米国株が割高)で資金流入の可能性があります。
  • 日米益利回り差が低下(縮小)していれば、日本株(日経平均株価)の株式益利回りが米国株(S&P500)の株式益利回りより相対的に低いことを示し、米国株より日本株が相対的に割高(米国株が割安)で資金が米国株に流れやすくなります。

注意点

日米益利回り差は、割高・割安を測る指標として有用ですが、リスクプレミアム・金利・為替の影響を考慮する必要があります。また、日本と米国の市場構造の違いも考慮する必要があり、日本市場(日経平均株価やTOPIX)は金融や製造業の比率が高く、米国市場(S&P500)はハイテク・成長株の比率が高いです。単純に日本株と米国株の株式益利回りを比較すれば、日本株は恒常的に株式益利回りが高くなりやすく、米国株は成長株の影響で株式益利回りが相対的に低くなりやすいです。金利の影響としては、例えば米国の金利が上昇すれば米国株の株式益利回りが上がり、日米益利回り差が縮小しやすくなります。為替の影響としては、円安になれば、海外投資家は日本株の株式益利回りの高さより為替リスクを気にする可能性があります。

日米益利回り差とドル円の連動性

日米益利回り差は、ドル円との連動性があります。

  • 日米益利回り差が拡大(日本の方が割安) → 円高要因
  • 日米益利回り差が縮小(米国の方が割安) → 円安要因

ただし、日米金利差の影響の方が強いため、為替予測には日米金利差の補完指標として有用です。

日米金利差の解説と推移はこちら

  • 当ページは、日米益利回り差(日本株と米国株の株式益利回りの差)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • Source:日経平均株価の株価収益率とS&P500の株価収益率から株式マーケットデータが算出(それぞれ12カ月予想値)。
  • Japan-U.S. Earnings Yield Spread historical data&chart