[お知らせ] 「コンテナ運賃指数」リニューアル!世界4大コンテナ運賃指数をチャートで比較!相対チャートも追加し、物流需給や海運市況の変化がよりわかりやすく分析できるようになりました
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MOVE指数(米国債のVIX指数)

MOVE指数の最新データを速報で掲載しています。

MOVE指数は、今後1か月の米国債の変動予想を反映した指数です。米国債の先行き不確実性が高まると上昇するため、債券の「恐怖指数」とも呼ばれています。債券市場のボラティリティ指標としては筆頭・代表的な指数として広く利用されています。恐怖指数としては「VIX指数」が有名で、MOVE指数は「米国債のVIX指数」とも呼ばれており、見方はVIX指数と似ていますが、米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)の金融政策スタンスの局面によって見方を変えた方がいい指数ですので、以下の解説を読んでから推移を見て下さい。

当ページでは、MOVE指数と米国の2年・5年・10年・30年物国債利回りとの比較チャートやVIX指数との比較チャートも掲載していますので、金利とVIX指数の動きと一緒に見てみましょう。

最新データと現状評価

2026年10月9日時点のMOVE指数は98.47で、前回から2.23ポイント低下しています。長期平均は86.91で、現在値は長期平均~平均+0.5σに位置しており、歴史的には長期平均を上回る水準です。

現在のMOVE指数は「長期平均以上」です。MOVE指数は長期平均を上回っており、米国債市場の金利変動リスクは通常より高い状態です。

MOVE指数の過去最高値は264.60(2008年10月10日)、過去最低値は36.62(2020年9月29日)です。

move指数(ムーブ指数)

AIによるMOVE指数の重要度評価

4.8

MOVE指数は債券市場のボラティリティを測定する唯一の代表的な指標で、金利やマクロ経済動向を把握するのに極めて重要。債券市場のボラティリティは株式や他の資産クラスに大きな影響を及ぼすため、相場全体の動きを予測する指標として有用。ただし、他市場(株式や商品など)への直接的な適用は困難で、一般投資家には知名度が低く、解釈が難しい場合がある。

AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。

チャート(MOVE指数)

MOVE指数の推移を示したチャートです。MOVE指数が上昇するほど、米国債市場で将来の金利変動が大きくなると市場参加者が見込んでいることを示し、債券市場の不確実性や警戒感が高まっている状態です。このチャートでは、MOVE指数に加えて米国2年・5年・10年・30年国債利回りとの比較ができます。MOVE指数が上昇している局面では、必ずしも米国債利回りが上昇するとは限りません。MOVE指数が示すのは金利がどちらに動くかではなく、どの程度大きく動くと予想されているかです。そのため、金利急上昇局面だけでなく、景気後退懸念などによる金利急低下局面でもMOVE指数が上昇することがあります。

最新データ日:2026年10月9日

Chart [MOVE Index]

  • チャート上部のタブ(ボタン)や凡例、チャート下部の期間ボタンをクリックするとチャートが切り替わります。
  • 平均値と標準偏差は、MOVE指数の過去から現在までの全データから算出しています。
  • チャートの灰色の囲みの期間が米国の景気後退期(リセッション期)です。米国の景気後退期間の解説と推移は「景気後退期間(米国・アメリカ)」のページを参照。
  • 各米国債利回りはCMTレートを反映しています。CMTレートの解説は「イールドカーブ(利回り曲線・米国)」のページを参照して下さい。
  • 米国10年国債利回り(長期金利)の解説は、以下のページで掲載しています。
米国の国債利回り(2年国債利回り・10年国債利回り・30年国債利回り)と利回り差
米国(アメリカ)の国債利回りの長期の推移(チャートと時系列)です(速報)。2年国債利回り・10年国債利回り・30年国債利回りとその利回り差、中立金利、FF金利(FFレート)や景気後退期、株価、移動平均線との比較チャートも掲載。10年国債は長期金利の指標。

MOVE指数とVIX指数

MOVE指数とVIX指数の比較チャートです。米国債市場のボラティリティを示すMOVE指数と、米国株式市場のボラティリティを示すVIX指数を比較しています。債券市場と株式市場のリスク認識を同時に確認できるチャートです。MOVE指数とVIX指数がともに大きく上昇する局面では、債券市場と株式市場の双方で不確実性が高まっており、金融市場全体でリスク回避姿勢が強まっている可能性があります。一方、MOVE指数だけが上昇している場合は、金融政策、インフレ、国債需給などを背景に債券市場特有の不安定化が起きている可能性があります。逆にVIX指数だけが上昇している場合は、株式市場固有のリスクが強く意識されている可能性があります。両指数は対象市場や算出方法が異なるため、数値そのものを直接比較するのではなく、それぞれが過去と比べて高いか低いか、上昇・低下の方向が一致しているかを見ることが重要です。

最新データ日:2026年10月9日

Chart [MOVE Index,VIX]

  • MOVE指数とVIX指数の比較チャートの見方は、ページ下の解説欄を参照して下さい。
  • VIX指数の警戒水準20ラインに点線を引いています。
  • VIX指数の解説と推移は、以下のページで掲載しています。
VIX指数(恐怖指数)とVIXカーブ(VIX曲線)
恐怖指数「VIX指数(ビックス指数)」のチャートと時系列です(最新データ速報)。VIXカーブ(VIX曲線・VIX指数の期間構造)やワンデーボラティリティー指数(1日VIX)9日・3カ月・6カ月・1年VIXやVIX指数のプットコールレシオ、VIX指数のシーズナルチャートと月間騰落率も掲載。株価・金利・ドル円との比較や見方、目安・メド、水準も掲載。

関連指標

日本国債のVIX指数

当ページでは、米国債のVIX指数である「MOVE指数」を掲載していますが、日本国債のVIX指数である「日本国債VIX指数」は、以下のページで掲載しています。

日本国債VIX指数
日本国債VIX指数(日本国債の恐怖指数)のチャートと時系列です。日本10年国債利回りとの比較チャートを掲載。算出方法や見方のわかりやすい解説も掲載。株式のVIX指数とは見方が異なりますので注意してください。

[速報] MOVE指数の時系列(historical data)

© 株式マーケットデータ
日付 MOVE指数 前日比 前日比%
2026年10月9日98.47-2.23-2.21%
2026年10月8日100.70-1.86-1.81%
2026年10月7日102.56-2.64-2.51%
2026年10月6日105.20-8.40-7.39%
2026年10月5日113.60+6.31+5.88%
2026年10月2日107.29-0.84-0.78%
2026年10月1日108.13-2.32-2.10%
2026年9月30日110.45+3.81+3.57%
2026年9月29日106.64+4.82+4.73%
2026年9月28日101.82+5.82+6.06%
2026年9月25日96.00-8.58-8.20%
2026年9月24日104.58+9.13+9.57%
2026年9月23日95.45+16.89+21.50%
2026年9月22日78.56-2.64-3.25%
2026年9月21日81.20+0.56+0.69%
2026年9月18日80.64+4.42+5.80%
2026年9月17日76.22-4.51-5.59%
2026年9月16日80.73-2.98-3.56%
2026年9月15日83.71-0.19-0.23%
2026年9月14日83.90+1.69+2.06%
2026年9月11日82.21+0.12+0.15%
2026年9月10日82.09+5.35+6.97%
2026年9月9日76.74+0.60+0.79%
2026年9月8日76.14+3.04+4.16%
2026年9月4日73.10-1.58-2.12%
2026年9月3日74.68-5.03-6.31%
2026年9月2日79.71+1.83+2.35%
2026年9月1日77.88+2.56+3.40%
2026年8月31日75.32+4.35+6.13%
2026年8月28日70.97+1.11+1.59%

MOVE指数の解説

MOVE指数とは?

MOVE指数(読み方:むーぶしすう|英語:MOVE index)とは、米国債(アメリカの国債)の先行きの価格の変動リスクを示す期間30日の予想ボラティリティの指数です。今後1ヶ月の米国債の変動予想が反映された指数で、米国債の先行きの不確実性(リスク)が高まると上昇するため「恐怖指数」とも呼ばれています。恐怖指数としては、S&P500の先行きの変動リスクを示すボラティリティ指数である「VIX指数」が有名ですが、債券版のVIX指数がMOVE指数ですので、MOVE指数は「債券版VIX指数」あるいは「債券版恐怖指数」とも呼ばれています。

MOVE指数の算出方法

MOVE指数は、米国1ヶ月物国債先物のオプションのノーマライズドインプライドボラティリティ(正規化したインプライドボラティリティ)をイールドカーブ(2年・5年・10年・30年物の限月)で加重して算出されます。つまり、米国債のイールドカーブ全般について今後1ヶ月のオプションのインプライドボラティリティを示した指数がMOVE指数です。2年・5年・10年・30年物の加重平均ですので、特定の米国債のボラティリティを示したものではない点は注意が必要です。MOVE指数は、メリルリンチの元トレーダーであるハーレーバスマン氏が考案・開発した指数で、債券市場のボラティリティ指標の代表的な指数となっています。

MOVE指数が高い・低い(どのような時に上昇・低下する?)

MOVE指数の見方は、VIX指数と基本的には同様です。

  • 数値が高いほど投資家が米国債の先行きに不安を抱いていることを示します。
  • 数値が低いほど投資家が米国債の先行きに楽観的であることを示します。

MOVE指数は、債券市場が落ち着いていれば低位安定推移しますが、米国債の先行きの金利の変動リスクが高まれば急騰しやすくなります。金融市場に対して投資家が恐怖を抱いていたり、投資家が金利に対して投資戦略を計りかねている時に上昇しやすい指数です。

MOVE指数と米国債(金利)が連動しない?

一方、MOVE指数は各年限の加重平均の指数ですので、特定の米国債(金利)があまり動いていないのにMOVE指数が上昇していたり、特定の米国債(金利)がよく動いているのにMOVE指数が低下する場合もあります。つまり米国債の動きとMOVE指数が連動しない場合ですが、その際はどの年限の米国債のボラティリティが高くなっているのか低くなっているのかを見るのが重要です。MOVE指数と米国債(金利)が連動しない場合の解説は以下の欄に記載しますのでここでは割愛します。

ボラティリティが高まると?アクティブの債券投資家の売買チャンス?

米国債のボラティリティが高まった場合、つまりMOVE指数が上昇した場合ですが、米国債を満期まで保有する投資家にとっては損失のリスクが高まる一方、満期まで保有しない投機的なトレーダーにとっては米国債の売買のいい機会になります。過去の傾向では、MOVE指数が上昇すればアクティブ運用のパフォーマンスがよくなりやすいです(パッシブ運用はパフォーマンスが低下しやすい)。

MOVE指数の水準と目安

当ページではチャートの欄に、MOVE指数の基本レンジ(標準偏差±1σ)と平均値を掲載しています。MOVE指数の月次データから算出しており、毎月初にデータ更新しています。2024年5月現在では、MOVE指数の過去最高値は264.6、過去最低値は36.6、基本レンジの水準は31.43-118.10、平均値は86.67です。それを目安に見てもらうのがいいと思います。最新データはチャート上部に記載し、チャートにも反映されます。

注意点(MOVE指数と債券価格の関係)

VIX指数の場合、VIX指数が上昇すれば投資家がS&P500(米国株)の先行きに不安を抱いていることを示しますので、リスク資産(危険資産)である株式(S&P500)は下落しますが、MOVE指数の場合、MOME指数が上昇したからといって米国債が上昇(金利は低下)、あるいは米国債が低下(金利は上昇)するのかは局面によって異なる傾向があります。米国債の金利は米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)の金融政策が大きく影響するため(FRBは政策金利であるFF金利の誘導目標をFOMCで決定しています)、その時々のFRBの金融政策のスタンス(金融緩和か金融引き締めか)によって異なりやすいです。MOVE指数は投資家がFRBのスタンスが今後の債券相場に一段の変動をもたらすと予想すれば上昇し、今後の債券相場が落ち着くと予想すれば低下します。過去の傾向ではFRBの金融政策のスタンスが一変するのではないか?と予想する投資家が増えた場合にMOVE指数と米国債の動きが一致しやすい傾向があります。つまり、FRBの方針転換が予想される時に相関性が高く、FRBの方針転換によって先行き米国の金利は低下すると予想する投資家が多ければMOVE指数の上昇とともに米国債は上昇(金利は低下)しやすく、逆の場合であればMOVE指数の上昇とともに米国債は低下(金利は上昇)しやすいです。よって、まずは局面判断をしてから見る指標です。また、もちろんですがFRBの金融政策のスタンスだけでなく、米国債について先行き不安が高まれば上昇し、先行き楽観的であれば低下する指数です。

MOVE指数を見れば、FRBの対話力も測れる!

一方、MOVE指数は米国債の先行きの不確実性が高まると上昇する指数ですので、MOVE指数はFRBの市場との対話力も測れます。FRBの金融政策スタンスを市場が理解している局面では米国債の変動率は低下しやすいため、FRBの方針転換時でもMOVE指数は上昇しにくいです。逆に、例えば「今回のFOMCは予想以上にタカ派だった」「利上げが予想以上に前倒しで行われるのではないか」といったように、市場の予想以上の懸念が浮上する局面では市場はそれを織り込んでいませんので、米国債は先行き不安定な値動きをする、と予想する投資家が増えてMOVE指数は上昇しやすくなります。

MOVE指数とVIX指数の見方をわかりやすく解説

当ページでは、MOVE指数とVIX指数の比較チャートも掲載しています。MOVE指数は債券市場のボラティリティを測る指標、VIX指数は株式市場のボラティリティを測る指標です。この2つを比較することで、債券市場と株式市場のリスク動向の違いを把握することができます。どちらか一方が急上昇している場合、市場のリスクバランスが崩れている可能性があります。MOVE指数とVIX指数は通常、正の相関がありますが、相関が崩れた場合、市場の異常な動きが発生している可能性があります。

MOVE指数が低くVIX指数が高い場合

MOVE指数が低くVIX指数が高い場合は、債券市場は安定的であるものの株式市場が不安定な状態です。投資家が主に株式市場でリスクを感じている一方、債券市場では安全資産としての需要が強い可能性があります。
例えば、個別企業の業績悪化や、特定のセクターの下落が原因で、株式市場全体のリスクが高まっている場合に起こりやすい傾向があります。あるいは、株式市場が、例えば利上げや金融引き締めの影響を強く受けている一方で、債券市場は金利が安定している場合に起こりやすいです。この場合、FRBの政策が予測可能な状況である可能性が高く、債券市場では安全資産としての需要が高まり、金利が安定し、MOVE指数が低いままに抑えられていると考えられます。

[投資戦略]
MOVE指数が低くVIX指数が高い場合、株価下落が一時的である可能性が高ければ、株式市場の短期的な調整が考えられやすく、VIXの高騰は買い場を示唆しやすいです。MOVE指数が低いということは、債券市場が安定しており、安全資産として資金が移動している可能性があります。ゆえに、株式市場で短期的なリスクを回避しつつ、債券や現金ポジションを維持するのが一般的な投資戦略です。

MOVE指数が高くVIX指数が低い場合

MOVE指数が高くVIX指数が低い場合は、債券市場が動揺しているものの、株式市場は比較的安定している状態です。金利に対する不確実性が高まって、債券の価格変動が大きくなっています。インフレ懸念や、FRBの利上げペースの加速が予想されていることが背景の一つの可能性があります。一方、株式市場は、企業業績が堅調で債券市場のリスクを軽視している可能性があります。

[投資戦略]
MOVE指数の上昇は金利やインフレに対する警戒心を表しているため、株式市場に波及するリスクを示唆している可能性もある。株式市場が後から反応することも多いため、警戒が必要です。ゆえに、債券市場のボラティリティが株式市場に影響を及ぼす場合に備え、株式の比率を減らし、キャッシュポジションを増やすことを検討するのが一般的です。

MOVE指数が高くVIX指数も高い場合(両方が高騰している場合)

MOVE指数が高くVIX指数も高い場合は、債券市場と株式市場の両方が高い不安定性を示している状態です。市場全体がリスクオフ(安全資産への退避)に動いている可能性が高いです。例えば、中央銀行の金融政策(大規模な利上げや利下げ等)が市場全体に強い影響を与えていたり、金利の急激な変動が債券市場の不安定性を増幅し、それが株式市場にも波及している場合などで起こりやすいです。この場合、現金や金(ゴールド)といった伝統的な安全資産が注目されやすいです。

[投資戦略]
全体的な資産配分の見直しの時で、安全資産へのシフトが必要であるものの、同時に市場回復のタイミングを探る必要もあります。一般的には、一時的にキャッシュ比率を高め、市場の安定化を待ち、特にリスク資産への再投入は慎重に検討した方がいいです。

  • 当ページは、債券版恐怖指数とも呼ばれているMOVE指数の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    「MOVE指数とは」
  • ICE BofA MOVE Index
  • Source:ICE(Intercontinental Exchange)
  • MOVE指数は「Merrill Lynch Option Volatility Estimate」の略称です。
  • MOVE Index historical data&chart