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PBR(S&P500・米国)

米国(アメリカ)のS&P500のPBR(株価純資産倍率)の最新データを速報で掲載しています。当ページの全てのチャートに、過去のS&P500のPBRの上限・中央値・下限に色付きの線を引いていますので、その水準を目安にご覧いただくといいと思います。PBRは、PERや配当利回りなど他の株価指標と組み合わせて使った方がいい指標です。

米国のs&p500のpbr

AIによるS&P500のPBRの重要度評価

3.9

PBRは、企業の純資産(簿価)に対して株価がどれだけ割高・割安かを示す指標である。特に金融業界や資産集約型の企業において重要な役割を果たすが、成長企業や資産を多く持たない企業にはあまり適用性が高くない。S&P500のような幅広い指数のPBRは、市場全体のバリュエーションが割高か割安かを測る指標として有効。ただし、個別銘柄の分析ほど具体性には欠ける。市場が過熱している場合や金融危機の際には、PBRが市場全体のバブルやリスクを評価する際に役立つ。ただし、他の指標と組み合わせて使用する必要がある。特に、グローバルなテクノロジー企業が多いS&P500においては、PBRだけに依存する分析はリスクを伴う。

AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。

チャート(S&P500のPBR)

当ページのチャートには、2000年からのS&P500のPBRの上限・中央値・下限に線を引いています。上限5.06倍にオレンジ色の線、中央値2.85倍に黒色の点線、下限1.46倍に緑色の線。

[月次] S&P500のPBR(株価純資産倍率)のチャート

sp500のpbrのチャート

[日次] S&P500のPBRのチャート

s&p500のpbr(株価純資産倍率)のチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • 月次チャートはS&P500との比較チャートにしています。
  • S&P500の月次データは月末終値を反映しています。
  • Chart [S&P500 PBR(Price Book-value Ratio)]

S&P500のPER・配当利回り・売上高・売上高伸び率・営業利益率・当期純利益・ROE(自己資本利益率)の推移はこちら

[速報] 最新データ|S&P500のPBRの時系列(historical data)

S&Pのデータ更新がないため、2024年11月15日からデータ更新していません。再開され次第の更新となります。

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PBRとは?

PBR(読み方:ぴーびーあーる|英語:Price Book-value Ratio)とは、「株価純資産倍率(かぶかじゅんしさんばいりつ)」と呼ばれる、株価を”1株当たり純資産”で割って算出されるバリュエーションを計る株価指標です。

純資産とは?

純資産とは、資産から借金を引いた残りです。つまり、返す必要のないお金です。企業が清算されても純資産は残るので、会計上の「解散価値」を意味します。PBRは株価が解散価値と比べてどの程度高いか安いかを示す指標で、現在の株価が1株あたり純資産の何倍まで買われているのかを示しています。つまり、PBRが1倍であれば株価と1株あたり純資産が等しいということを示します。よって、PBRは1倍以下であれば株価は割安、1倍以上であれば株価は割高と判断されます。

純資産は帳簿上は株主の持分であるため、もしその時点で会社が解散すれば、持ち株数によって株主は会社の純資産を分配してもらう権利があります。その純資産が1株当たりどれだけ分配されるのかを示した指標が「BPS(1株当たり純資産)」です。PBRは、株価をBPSで割って算出します。

PBRの計算式

PBR(倍)=株価÷BPS

※PBRは、前期の実績値を使うのが慣行です。

実際は解散価値ではない?

純資産は会計上の「解散価値」を意味しますが、実際に会社が解散した場合、純資産すべてを現金化して株主に分配することは不可能です。ゆえに、解散価値とは言えませんが、PBR1倍割れを市場では割安の代名詞として使っています。

PBRは短期判断では使えない?

PBRは純資産で算出されますので、短期的な株価変動に対する判断では使えない指標です。また、将来の成長力も反映しにくい指標ですので、PBR単体で投資判断するには不十分な指標です。ただし、株価の下値を予測するには効果がある指標と言えます。一方、PBRの割安水準は時々によって異なりますので、近年の傾向を見て下限を判断した方がいいでしょう。

PBRだけで割安を判断してはいけない!

PBRを算出するために使う純資産は貸借対照表の「資産」と「負債」から計算されますが、貸借対照表の資産や負債は時価ではなく簿価ですので、負債が圧縮されていたり上乗せされていたりします。ゆえに、実際にそれだけの価値があるとは言えないので注意が必要です。また、PBRの計算式の分子の「株価」は解散価値だけで変動するものではなく、需給や期待値で変動しますので、PBRのみで割高・割安を判断してはいけません。一般的には、PER(株価収益率)配当利回りなど、他の株価指標と組み合わせて使う指標です。

S&P500のPBRの水準・上限と下限と中央値はどれくらい?

当ページでは、S&P500のPBRの推移を掲載していますが、過去2000年からの傾向は、上限が5.06倍、中央値が2.85倍、下限が1.46倍となっています。当ページで掲載しているチャートに色付きの線と点線で上限・中央値・下限を記していますので参考にして下さい。

  • 当ページは、米国(アメリカ)の株価指数「S&P500」のPBR(株価純資産倍率)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    PBR(株価純資産倍率)とは
    S&P500とは(S&P500種株価指数)
  • Source:S&P Dow Jones Indices
  • 単位:倍
  • 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
  • データ更新は、概ね2営業日後になります。
  • S&P500 PBR(Price Book-value Ratio) historical data&chart