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当期純利益(S&P500・米国)

米国(アメリカ)のS&P500の純利益の推移を掲載しています。純利益は企業の本当の儲け。「利益」と言えば、通常はこの”純利益”のことを指します。企業の収益力を見るにはこの純利益を見るのが基本です。日本では経常利益が重要視されやすいですが、海外では純利益が重要視されやすいです。

S&P500の純利益(当期純利益)

AIによるS&P500の当期純利益の重要度評価

4.6

当期純利益は、全ての収益および費用を反映した最終的な利益であり、企業の総合的な収益力を示す。S&P500全体の純利益は、米国企業の収益性の総合指標として非常に重要。純利益はEPS計算の基礎となるため、株価評価の直接的な要因となる。純利益は景気変動に敏感で、好況期には増加し、不況期には減少する傾向がある。このため、景気の方向性や企業業績の持続可能性を確認する上で重要な参考となる。純利益が市場予想を大きく上回る、または下回ると株価が大きく変動する可能性がある。そのため、投資家心理を測る上でも注目度が高い。

AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。

チャート(S&P500の当期純利益)

[四半期] S&P500の当期純利益のチャート

s&p500(米国・アメリカ)の当期純利益のチャート

[四半期] 前年比(S&P500の当期純利益)のチャート

s&p500の前年比の当期純利益のチャート
  • Chart [S&P500(SPX) Net Income-Quartely]
  • 純利益の単位:Millions(百万)
  • 前年比の単位:%
  • 前年比:前年同期比
  • S&P500との比較チャートにしています。

S&P500の営業利益率とPBRの推移はこちら

[最新データ] S&P500の当期純利益の時系列(historical data)

日付当期純利益(S&P500)前年比
2024.12.311,906,876.228.04%
2024.09.301,816,197.797.63%
2024.06.301,801,263.889.63%
2024.03.311,756,750.8111.05%
2023.12.311,765,044.5412.93%
2023.09.301,687,472.28-1.65%
2023.06.301,643,098.99-6.67%
2023.03.311,581,935.59-14.29%
2022.12.311,563,008.25-14.64%
2022.09.301,715,866.036.14%
2022.06.301,760,482.1719.91%
2022.03.311,845,747.2959.15%
2021.12.311,831,010.06110.54%
2021.09.301,616,680.8479.66%
2021.06.301,468,165.0663.73%
2021.03.311,159,775.658.98%
2020.12.31869,683.38-31.24%
2020.09.30899,873.58-24.77%
2020.06.30896,699.01-26.95%
2020.03.311,064,244.75-13.09%
S&P500の当期純利益と前年比の時系列データ(ヒストリカルデータ)

当期純利益とは?これを見れば何がわかる?

当期純利益(読み方:とうきじゅんりえき)は、企業の最終的な利益(最終損益)です。単に「利益」という場合、通常はこの「当期純利益」を指します。当期純利益は、単に「純利益」とも言います。

当期純利益は企業の最終損益ですので、当期純利益を見れば企業の本当の儲けがわかります。企業の収益力を見るには、まずこの当期純利益を見るのが基本です。

当ページでは、S&P500企業全体の当期純利益の推移を掲載しています。S&P500は米国株式市場の時価総額約80%をカバーする株価指数ですので、S&P500の当期純利益を見れば米国企業の収益が増えているのか減っているのかがわかります。

収益力とは?

決算は、言わば企業の経営の成績表です。企業がステークホルダー(利害関係者)のために報告するもので、この決算内容を見て企業の「収益性」・「安全性」・「成長性」をはかります。

収益性とは「企業がどれだけ効率的に儲けているか」ということです。その力が収益力です。つまり、効率的に儲ける力です。当期純利益を見れば、この収益力がわかります。

投資家は変化率を重視する

投資家が最も重視するのは「業績の変化率」です。先行きの業績の変化率が良ければ株価上昇要因となり、悪ければ株価下落要因となります。当ページでは、S&P500の当期純利益を掲載していますが、加えて「前年比(前年同期比)」も掲載しています。「業績の変化率」が重要ですので、通常はこの「前年比」が重要視されます。ただし、掲載しているのは決算に基づく実績値です。投資家が重視するのは先行きの業績の変化率であり、株価は先行きの予想を織り込みますので、企業を取り巻く環境を見ながら先行きを見る必要があります。

企業は成長しているのか?売上高と当期純利益を見よう!

当期純利益は、順調に伸びていれば「成長している」と判断されます。ゆえに、当期純利益の増減は重視されますが、売上高も共に伸びていなければ投資家の評価は得にくいです。

売上高は企業が顧客にモノやサービスを提供した総額で、企業収益のトップラインです。売上高は「規模」も示しますので、売上高が増えていれば規模が大きくなっていることを示し、社会への影響も大きくなります。ゆえに、売上高は毎期伸びているのが望ましいです。そして、当期純利益は企業の最終損益ですのでボトムラインです。トップラインとボトムラインは共に伸びていることが望ましく、売上高と当期純利益が共に増えていることを「増収増益」と言いますが、この増収増益が株価にとっては理想的な形です。

S&P500の売上高と売上高伸び率は以下のページで掲載していますので、当ページの当期純利益と一緒に見るといいと思います。

売上高と売上高伸び率(S&P500・米国)
米国(アメリカ)のS&P500銘柄の売上高と売上高伸び率のチャートと時系列です。過去から現在までの推移を掲載しています。売上高は企業収益のトップライン。売上高伸び率はS&P500の成長性を見ることができる指標です。わかりやすい解説も掲載。

ただし、当期純利益は資産売却で上げることもできます。資産売却で当期純利益が上がっている場合、好感材料とはなりませんので注意が必要です。

当期純利益がマイナス?

当期純利益は最終損益ですので、もちろんマイナス(赤字)になることもあります。これを「当期純損失(読み方:とうきじゅんそんしつ)」といいます。当期純損失は、株主に配当を支払う原資がないことを示します(配当は収益の中から株主還元されます)。配当は、企業が安定的に経営を続けているかの尺度、つまり企業の「安定性」を見る指標でもあります。コンスタントに配当を続けていれば経営が安定していることを示しますが、減配となれば経営悪化を示し株価下落要因となります。

S&P500の配当利回りの推移は以下のページで掲載しています。

配当利回り(ナスダック100・S&P500・ラッセル2000)
ナスダック100(NASDAQ100)・S&P500・ラッセル2000の配当利回りのチャートと時系列です(最新データ速報)。過去から現在までの推移がわかります。
  • 当ページは、S&P500の当期純利益の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    当期純利益とは
    S&P500とは(S&P500種株価指数)
  • Source:Standard&Poor’s
  • 公表:四半期ごと(TTM)・季節調整なし
  • TTM:Telegraphic Transfer Middle Rate(仲値
  • 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
  • Net Income(S&P500) historical data&chart