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需給ギャップ(GDPギャップ)米国・アメリカ

米国の需給ギャップの概要

米国(アメリカ)の需給ギャップ(gdpギャップ)

CBO(米議会予算局)公表の米国の需給ギャップ(GDPギャップ)の推移を掲載したページです。過去から現在、今後10年間の予測値も掲載。米国の需要が強いのか弱いのかを測る指標で、インフレ圧力の目安となる指標です。

  • 当ページは、米国の需給ギャップ(GDPギャップ)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    需給(需要と供給)とはー需給ギャップについてー
  • Source:米議会予算局(CBO:Congressional Budget Office)
  • 単位:%
  • 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
  • output gap(us) historical data&chart

需給ギャップの解説と日本の需給ギャップの推移はこちら

需給ギャップのわかりやすい解説や見方の解説と、日銀公表の日本の需給ギャップ(GDPギャップ)の推移は、以下のページで掲載しています。

需給ギャップ(GDPギャップ)日本
日本の需給ギャップ(GDPギャップ)のチャートと時系列です(速報)。過去から現在までの推移が確認できます。消費者物価指数やコアCPIとの比較チャートも掲載。需給ギャップのプラス・マイナス・上昇・低下は何を示している?わかりやすい解説も掲載。

CBO(米議会予算局)の需給ギャップと算出について

当ページでは、CBO公表の米国の需給ギャップ(GDPギャップ)を掲載しています。CBOは、米議会に予算および経済情報を提供する米国政府の立法部門内の連邦機関です。

需給ギャップは、実際のGDP(国内総生産)と潜在GDPの差です。

  • 実際のGDPは、つまり実際の需要である現実のGDPです。
  • 潜在GDPは、景気循環の影響を均してみた平均的な供給力、つまり経済の実力通りのもとで発揮できる平均的な供給力です。

実際のGDPは実際の需要を示し、潜在GDPは供給力を示します。この実際のGDPと潜在GDPの差、つまり需要と供給の差が需給ギャップです。潜在GDP、つまり供給力は短期でそう変動するものではないので、需給ギャップは需要の強弱を見る目安となります。

米国の潜在GDPの推移は、以下のページで掲載しています。潜在GDPの解説も記載していますので参照してください。

潜在GDP(米国・アメリカ)
米国(アメリカ)の潜在GDPのチャートと時系列です(速報)。CBO(米議会予算局)公表分。過去から現在、今後10年間の予測値を掲載。潜在GDPとは?潜在成長率との違いや需給ギャップとの関係などわかりやすい解説も掲載。

米国の需給ギャップを見る場合、最もよく見られているのが当ページで掲載しているCBO公表の需給ギャップです。CBOは過去から現在、そして今後10年の将来の需給ギャップの予測値も公表していますので、当ページではそのデータのすべてを掲載しています。

米国の名目GDPと実質GDPの推移はこちら

米国の実際のGDPである名目GDPと実質GDPは、以下のページで掲載しています。

名目GDPと名目GDP成長率(米国・アメリカ)
速報・米国の名目GDPと名目GDP成長率(伸び率)のチャートと時系列です(米商務省BEA経済分析局公表分)。NYダウ・ナスダック・S&P500との比較チャートや計算方法も掲載。名目経済成長率を表す。マネーストック(マネーサプライ)と比較して見よう。
実質GDPと実質GDP成長率(米国・アメリカ)
米国の実質GDPと実質GDP成長率のチャートと時系列です(速報)。NYダウ・ナスダック・S&P500との比較チャートも掲載。実質GDPとはモノの量がどれだけ増えたかを示す指標。実質GDP成長率は実質経済成長率を表します。わかりやすい解説も掲載。

米国の需給ギャップ(GDPギャップ)の公表日(発表日)は、いつ?

CBO公表の米国の需給ギャップ(GDPギャップ)の公表日は、概ね2月と7月ですが、不定期ですので1カ月程度前後する場合があります。データ更新時は、当サイトの「お知らせ」のページ(トップページ)の”更新情報”の欄や公式X(ツイッター)等でお知らせします。

米国の需給ギャップの特徴

需給ギャップのわかりやすい見方は、上記で紹介した日本の需給ギャップを掲載したページに記載していますので参照してください。

ここで簡単に記載しておくと、需給ギャップがプラスであれば需要が多い状態ですので経済にとってはいい状態です。上昇すればするほどいい状態です。一方、需給ギャップがマイナスであれば需要が少ない状態ですので経済にとっては悪い状態です。低下すればするほど悪い状態です。

潜在GDPは、経済の実力通りに発揮できる平均的な供給力であり推計値になります。CBO公表の需給ギャップも推計値になりますが、CBOの計算の特徴上、プラスにはなりにくいとされています(需給ギャップは推計値ですので、算出元や算出方法によって数値には幅が出やすい指標です)。ゆえに、通常は需給ギャップが上昇して改善しているのか、低下して悪化しているのかの視点で見るのが一般的です。

デマンドプルインフレなのか?コストプッシュインフレなのか?

需給ギャップは需要の強さと弱さが見れる指標ですので、デマンドプルインフレとコストプッシュインフレといったインフレの性格を見る際に注目されます。

  • デマンドプルインフレは、需要が増えることによって起こるインフレです。
  • コストプッシュインフレは、石油価格の上昇などコストが上がることによって起こるインフレです。

経済にとっては緩やかなデマンドプルインフレが良い状態とされており、コストプッシュインフレは経済にとって悪い状態とされています。

米国の経済がこのデマンドプルインフレの状態なのか(良いインフレ)、コストプッシュインフレの状態なのか(悪いインフレ)は、米国の消費者物価指数(CPI)と需給ギャップを見て測るのが一般的です。

米国の消費者物価指数(CPI)とコアCPIの推移はこちら

当サイト「株式マーケットデータ」では、以下のページで米国の消費者物価指数(CPI)とコアCPIの推移を掲載しています。解説も記載していますので参照してください。通常、需給ギャップはコアCPIと比較して見るのが一般的ですので、コアCPIを中心に見られるのがいいと思います。

消費者物価指数(CPI・米国)
米国の消費者物価指数(CPI)のチャートと時系列です。過去データ全て掲載。住居費・帰属家賃・賃貸料のCPIの推移も掲載。FRBの金融政策に影響するため注目度が非常に高い。インフレ・デフレ・ドル買い(ドル高)・ドル売り(ドル安)、原油との関係の解説も。
コアCPI(米国)
米国(アメリカ)のコアCPI(コア消費者物価指数)のチャートと時系列です。過去データ全て掲載。FF金利やPPI(生産者物価指数)との比較チャートも掲載。FRBの利上げや利下げと物価の推移がわかり注目度が高い。インフレ・デフレ・ドル買い(ドル高)・ドル売り(ドル安)の解説も。

デマンドプルインフレとコストプッシュインフレの見方

インフレは上記で紹介したデマンドプルインフレの状態なのか、コストプッシュインフレの状態なのか、インフレはこの両面を見る必要があります。

  • デマンドプルインフレは需要が活発になることによって起こるインフレ
  • コストプッシュインフレは供給面が上昇することによって起こるインフレ

ですので、消費者物価指数(CPI)を見てインフレが進行している場合、需給ギャップが改善しているのか(上昇しているのか)低下しているのかで需要の強さを見るのが一般的です。インフレ下で需給ギャップが改善していれば、価格転嫁が進み賃金上昇を伴って好循環のインフレになる可能性があり、インフレ下で需給ギャップが低下していれば、需要低迷で悪いインフレとなります。

ただし、デマンドプルインフレとコストプッシュインフレは同時に起こることがありますし、需給ギャップは改善と低下を繰り返しやすい傾向もあります。また、そもそも需給ギャップはあくまで推計値であり、その数値は上下幅を持って見る必要がある指標ですので、方向性を見るべき指標です。

チャート(需給ギャップ・米国)

米国の需給ギャップ(GDPギャップ)のチャート

米国(アメリカ)の需給ギャップ(gdpギャップ)のチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • Chart [US output gap(gdp gap)]

[速報] 最新データ|米国の需給ギャップ(GDPギャップ)の時系列(historical data)

CBO公表の今後10年間の需給ギャップの予測値も掲載しています。時系列データは、CBO公表とともに最新データに置き換わります。

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