ポンドインデックス(ポンド指数)の最新データを速報で掲載しています。
ポンドインデックスは、英ポンドの総合的な価値を示した指数です。ポンドインデックスを見れば、ポンドが強いのか弱いのかがわかります。上昇でポンドが強い(ポンド高)・下落でポンドが弱い(ポンド安)ことを示します。ポンドインデックスは様々ありますが、当ページで掲載しているポンドインデックスは英国の中央銀行であるイングランド銀行公表分、最も信頼のおけるポンドインデックスです。
AIによるポンドインデックス(ポンド指数)の重要度評価
ポンドインデックスは、英国の経済状況や中央銀行(イングランド銀行、BOE)の金融政策を反映する指標として重要。特に、金利政策やインフレ抑制の動向を追う上で有益。ポンドインデックスの変動は、英国の輸出競争力や貿易収支に直結する。ポンド安は輸出に有利、ポンド高は輸入に有利という基本的な相関がある。ポンドは主要通貨の一つであり、国際金融市場で一定の存在感を持っている。そのため、ポンドインデックスの変動は、為替市場全体の流動性やリスク選好の一部を反映する。一方、ポンドは英国中心の通貨であり、グローバル市場での影響力はドルやユーロに比べて限定的。ポンドインデックスは主に欧州周辺や一部の連動市場に影響を与えるにとどまる。英国は地政学的リスクや政策決定に敏感な市場であり、ポンドインデックスも一時的な市場の歪みやノイズに影響されやすい。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(ポンドインデックス)
[日次] ポンドインデックスとポンド円の比較チャート
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- Chart [GBP Index(British Pound Index)]
- Chart [GBP Index(British Pound Index),GBP/JPY-Daily]
チャート(ポンドインデックスの移動平均線)
- Chart [Moving Average-GBP Index]
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最新データ|ポンドインデックスの時系列(historical data)
日付 | ポンド インデックス | 前日比 |
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ポンドとは?
ポンド(英語:GBP/Great Britain Pound)とは、英国(イギリス)の自国通貨です。第二次世界大戦前までは世界の基軸通貨でした(第二次世界大戦後は米ドルが基軸通貨)。1999年以前は欧州の通貨の中心的存在でしたが、EU(欧州連合)加盟国がユーロを導入してからはその地位もユーロに移り、一般的な国際通貨の一つとなりました(英国は2020年1月31日にEUから離脱しましたが、EU加盟国であった時もユーロ導入を受け入れず自国通貨のポンドを使用しました)。
ポンドの特徴
ポンドは過去の傾向を相対的に見れば金利が高めで、英国は統計や指標も豊富であることから情報が得やすいメリットがあります。ただ、米ドルやユーロにその地位を奪われてきた歴史や、英国は産油国でもあり自給率も高い国ですが、資源国通貨としてはカナダドルやオーストラリアドルの方が魅力的で、紛争やテロの当事国になりやすい国であることはデメリットと言えます。
英国は日本と同様に島国ですので、英国の経済は住宅価格に大きな影響を受けます。住宅価格は総じて高く、国民の純資産の過半を占めているため、英国の中央銀行であるBOE(イングランド銀行)は住宅価格の推移を重視しており、ポンド相場への影響も大きいです。
ポンドインデックスとは?
ポンドインデックス(GBP index)とは、「ポンド指数」とも呼ばれる、主要国通貨(米ドルやユーロ、円など)に対するポンドの総合的な価値を指数化したものです。為替は異なる通貨を交換することですので、為替相場を見る場合は「ポンド/円」「ポンド/ドル」などの通貨ペアを見ますが、ポンドインデックスは、ポンドそのものの価値を示した指数であるため、ポンドインデックスを見ればポンドの国際的な価値を見ることができます。
ポンドインデックス(ポンド指数)の上昇・低下の見方(ポンド買い・ポンド売り)
- ポンドインデックスは、その数値が上昇していれば、ポンドが買われていることを示します(ポンド買い)。ポンドの価値が高まっていることを示しますので「ポンド高」となります。
- ポンドインデックスは、その数値が低下していれば、ポンドが売られていることを示します(ポンド売り)。つまり、ポンドの価値が下がっていることを示しますので「ポンド安」となります。
ポンド高・ポンド安の要因
ポンド高(ポンドの価値が高まる)の要因は様々あります。一例を挙げておくと、英国の政治や経済が安定していたり、ポンドの金利が魅力的である場合に高まりやすいです。ポンドが欲しいと思う人が増えればポンドの価値が高まります。一方で、英国の政治や経済が不安定でポンドの金利が魅力的でない場合は、ポンドの価値が低下しやすいです。ポンドが欲しいと思う人が減ればポンドの価値が低下します。為替は、基本は通貨ペア同士の金利の交換ですので、金利動向が最も重要です。
このポンドの価値が高まっているのか低下しているのか、ひと目でわかるのがポンドインデックス(ポンド指数)です。ポンドインデックスが上昇していれば、他通貨に対して相対的にポンドの価値が高まっており、ポンドインデックスが低下していれば、他通貨に対して相対的にポンドの価値が低下しています。
当ページのイングランド銀行公表のポンドインデックスの説明
当ページで掲載しているポンドインデックス(ポンド指数)は、英国(イギリス)の中央銀行であるイングランド銀行(BOE)が算出・公表しているポンドインデックス(ポンド指数)です。対象となる全ての通貨とポンドの2通貨間為替レートを貿易に基づいてウェイト付けして算出された指数です。貿易される商品やサービスの価格競争力の変化を測定するように設計されており、複数の主要通貨に対するポンドの相対的な価値を示し、世界におけるポンドの価値を表しています。
各国のウェイトはその時点でイングランド銀行が入手可能な世界貿易データの最新データに基づいており、毎年3月に最新のウェイトが公表されます(各ウェイトの掲載は当ページでは割愛します)。ウェイトの改訂により、ポンドインデックスの数値も過去に遡ってわずかに改訂されますので注意して下さい。
現在のイングランド銀行公表のポンドインデックス(ポンド指数)は、2005年1月を指数値100として算出されています。
- 当ページは、ポンドインデックス(ポンド指数)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- Source:イングランド銀行(BOE:Bank of England)
- GBP Index(British Pound Index)-Sterling Exchange Rate Index (ERI) historical data&chart