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MRF(日本)ー個人投資家の待機資金

日本のMRF(マネーリザーブファンド)の残高の最新データを速報で掲載しています。MRF残高は個人投資家の待機資金を示します。MRF残高を見れば、日本の個人投資家の投資余力が上がってるのか下がってるのかがわかります。投資部門別売買状況と併せてみるのがいいです。

MRF残高(マネーリザーブファンド)日本

AIによるMRF残高の重要度評価

3.0

MRFは主に短期資金の運用先として利用されるため、投資家のリスク回避姿勢や流動性需要の変化を反映する。ただし、これだけでリスクオン・リスクオフの判断をするには限界がある。残高の増減は、株式市場や他の投資商品の動向とある程度の相関があり、短期的な資金の流れを把握する手がかりになる。MRFの運用は非常に保守的であり、残高の変動が直接的に経済や金融市場に大きな影響を与えることは少ない。個人投資家の短期的な投資意欲や資金需要の一部を反映するが、企業や機関投資家の動きはカバーしていない。

AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。

チャート(MRF残高)

日本のMRF残高のチャート

日本のmrf残高のチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • Chart [MRF/Money Reserve Fund(japan)-Monthly]

MRF残高と投資部門別売買状況を見よう

海外投資家や個人投資家は買い越しているのか?売り越しているのか?は「投資部門別売買状況(投資主体別売買動向)」で確認できます。順張りの海外投資家、逆張りの個人投資家のスタンスが顕著に出ますし、MRF残高と投資部門別売買状況は一緒に見ると相場判断しやすいです。投資部門別売買状況は、以下のページで掲載しています(見方の解説付き)。

米国のMMF残高の推移はこちら

米国のMMF残高(マネーマーケットファンド)残高の推移と解説は、以下のページで掲載しています。

[速報] 最新データ|MRF残高の時系列(historical data)

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MRFとは?

MRF(読み方:えむあーるえふ|英語:Money Reserve Fund/マネーリザーブファンド)とは、投資先が安全性の高い債券を中心とした投資信託(ファンド)です。投資信託ですので元本保証はありません。MRFの運用方法はMMFと基本的に同じで、普通預金より高金利でMMFより低金利です。MMFは30日以内に解約すると信託財産留保額がかかるため、MRFより高金利になっています。

証券口座は自動的にMRFで運用される

証券口座にお金を入れれば、自動的にMRFで運用される仕組みになっています。銀行の普通預金より金利が高いため、銀行口座にお金を入れるより、自動的にMRFで運用される証券口座にお金を入れた方が金利でメリットがあり、MRFの状態で株式や投資信託の買い付けができる点もメリットがあります。

MRFとマイナス金利

低金利の日本では、大型のMRFの利回りは0%です。MRFはマイナス金利の適用外となっていますが、適用外の条件から外れることもあります。2017年に大きく金利が低下した際、一部のMRFで純資産残高が拡大して基準値を超えたため、マイナス金利の適用外の条件から外れたことがあります。この時、マイナス金利分は金融機関が負担しました。

MRFは個人投資家の待機資金

MRFは証券口座専用のファンドで、証券口座の待機資金を運用する金融商品です。これは個人投資家の待機資金を示します。

MRF残高を見るーMRFの純資産総額(残高)の増減の意味

MRFは個人投資家が株式や投資信託などを売買する際の資金の受け皿で、株式や投資信託の売却・解約が増えたり、大型のIPO(新規株式公開)で預貯金からのお金が流入する場合などに増えやすいです。国内外の株式や株式型の投資信託の価格が上昇し、投資家の利益確定売りが増加すればMRFに資金が流入します。

MRFは純資産総額(残高)の増減が注目されます。これを一般的に「MRF残高」と言いますが、当ページではそのMRF残高の推移を掲載しています。

MRF残高は個人投資家の待機資金ですので、MRF残高が拡大(増加)していれば個人投資家の投資余力が上がっていることを示します。

MRF残高の拡大(増加)と株価の傾向

MRF残高の拡大(増加)は個人投資家の待機資金の積み上がりを示しますので、この待機資金がどう動くのか注目を集めます。MRFに滞留させたままになることもありますが、株価が上昇傾向で株価が下がった場合、押し目買いが入りやすい・株価が支えられやすい傾向がありますので、株価動向とMRF残高は共に見て相場判断する投資家が多いです。

順張りの海外投資家と逆張りの個人投資家・待機資金の動向

日本市場のリード役は、概ね海外投資家です。海外投資家は順張りスタンスが主で、日本の個人投資家は逆張りスタンスが主です。株価上昇局面では、順張りの海外投資家が買い上がり、逆張りの日本の個人投資家は利益確定の動きをしやすいです。利益確定をすればMRF残高が増加し、個人投資家の待機資金が増える・投資余力が増す状態になります。株高の局面でも、どこかで海外投資家は売り越しに転じます。その際、投資余力がある日本の個人投資家が積極的に押し目買いを入れる形になると、株価の下落が小さくなる、株価の支えになる展開になりやすいです。

  • 当ページは、日本のMRF(マネーリザーブファンド)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    MRF(マネー・リザーブ・ファンド)とは
  • Source:The Investment Trusts Association
  • 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
  • 単位:億円
  • MRF/Money Reserve Fund(japan) historical data&chart