[お知らせ] 「ICE半導体株指数(NYSE半導体株指数)」の掲載開始
PR

ダウジョーンズ輸送株平均(ダウ輸送株20種平均・ダウ輸送株指数)

ダウジョーンズ輸送株平均の概要

ダウ輸送株20種平均(ダウ輸送株指数)

ダウジョーンズ輸送株平均は、米国(アメリカ)の代表的な輸送株の平均株価指数です。米国景気に先行性がある指数として、またNYダウの先行指標としても有名です。景気敏感指数として見られています。米国の長期金利と景気後退期、NYダウとの比較チャートも掲載しています。

  • 当ページは、ダウジョーンズ輸送株平均(ダウ輸送株20種平均・ダウ輸送株指数)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    ダウ・ジョーンズ輸送株平均とは
  • Source:S&P Dow Jones Indices LLC
  • ティッカーシンボル(ticker symbol)
    ダウジョーンズ輸送株平均:DJTA/DJT
  • Dow Jones Transportation Average index(DJTA/DJT) historical data&chart

ダウジョーンズ輸送株平均とは?

ダウジョーンズ輸送株平均(英語:DJTA・DJT index)とは、「ダウ輸送株20種平均」「ダウ輸送株指数」とも呼ばれる、S&Pダウジョーンズインデックス(NYダウS&P500などを算出・公表している)が算出・公表している、米国の代表的な輸送株の平均株価です。ダウジョーンズ輸送株平均の構成銘柄は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場している13銘柄とナスダックに上場している7銘柄で構成されています。

ダウジョーンズ輸送株平均は景気やNYダウの先行指標?

ダウジョーンズ輸送株平均は、米国の景気に先行性がある指数として認知されています。ダウジョーンズ輸送株平均は、鉄道や航空、物流、トラックなど運輸株で構成されている株価指数です。構成銘柄はアメリカン航空やUPS、FedExなど景気敏感株が主ですので景気敏感指数として見られます

一般的に、貨物や旅客の輸送量は景気循環サイクルの先行指標として認知されていますので、ダウジョーンズ輸送株平均は米国の景気を占う指標として見られています。ダウジョーンズ輸送株平均は、景気拡大局面では先行して上昇し、景気後退局面では先行して下落しやすい傾向があります。

また、ダウジョーンズ輸送株平均は、NYダウの先行指標としても有名です。通常はNYダウと似た動きをしやすいですが、景気敏感株が主な指数ですので、景気拡大・後退局面ではNYダウより先行しやすいのが過去の傾向です。ただ、NYダウは国際優良株ばかりで構成されている優良株指数ですので、ダウジョーンズ輸送株平均とは乖離して動くこともあります。

輸送株と原油・インフレについて

輸送株は燃料価格の上昇が重荷になりますので、輸送株を見る場合は原油価格も同時に意識されます。また、インフレも重荷となり、原油価格の上昇とインフレの加速は貨物需要を弱める可能性があります。

原油価格の推移はこちら

原油価格の推移は、以下のページで掲載しています。

原油価格(NY原油・WTI原油)と円建て原油価格
NY原油(ニューヨーク原油・WTI原油先物)と円建てNY原油(円建てWTI原油)のチャートと時系列です。原油のシーズナリーチャートや株価(S&P500)、OVX(原油版恐怖指数)ISM製造業景況指数、グローバル製造業PMIとの比較チャートも掲載。

インフレ指標の推移はこちら

米国のインフレは、CPI(消費者物価指数)やPCEコアデフレーターで確認するのが一般的です。以下のページでその推移を掲載しています。

消費者物価指数(CPI・米国)
米国の消費者物価指数(CPI)のチャートと時系列です。過去データ全て掲載。住居費・帰属家賃・賃貸料のCPIの推移も掲載。FRBの金融政策に影響するため注目度が非常に高い。インフレ・デフレ・ドル買い(ドル高)・ドル売り(ドル安)、原油との関係の解説も。
PCEコアとPCEスーパーコア(米国)
米国(アメリカ)のPCEコア(PCEコアデフレーター)とPCEスーパーコアのチャートと時系列です。コアCPIやFF金利との比較チャートも掲載。FRBがインフレ・デフレをはかる指標、過去から現在までの全てのデータで物価と利上げ・利下げの推移がわかる。

ダウ理論について

チャールズ・ヘンリー・ダウ氏(NYダウの考案者)が提唱した「ダウ理論」では、「工業株など主要指数が最高値をつけた場合、その上昇は輸送株の同様の上昇によって確認されなければならない」としています。ただし、近年ではそれを疑問視する声もあります。

3種のダウ平均について

一般的に「ダウ平均」と言う場合、NYダウ(ダウ工業株30種平均)のことを指す場合が多いですが、ダウ平均は、

の3つがあります。それぞれの推移は、当サイトで確認できますのでご利用ください。また、この3つを合わせた「ダウジョーンズ総合65種平均」もあります。

3種のダウ平均の見方

NYダウ(ダウ工業株30種平均)は「工業株」、ダウジョーンズ輸送株平均は「輸送株」、ダウ公共株15種平均は「公共株」としますが、工業株は海外向け企業が多く、グローバルな景気を計る指標として見るのが一般的で、特に新興国が強い時は強く推移しやすい傾向があります。輸送株も景気の上下を計る指標として見られますが、ボラティリティ(価格変動性)が高くなりやすいため、景気に最後まで不安定になりやすい傾向があります。

景気後退局面から回復局面の過程では、基本的には公共株が安定して、輸送株がV字回復しやすいです。そして、公共株が下がって輸送株が強くなれば業績相場に移りやすくなります。

日経平均株価への影響が大きい?ダウジョーンズ輸送株平均

ダウジョーンズ輸送株平均は景気敏感指数ですので、NYダウなどよりも日経平均株価への影響が大きいです。米国全体と比較してダウジョーンズ輸送株平均が強い局面では日経平均株価にとって優位、弱い局面では日経平均株価は不利になりやすいです。日本株は製造業の景気敏感株のウェイトが大きいので、ダウジョーンズ輸送株平均の動向が影響しやすい、というのが理由です。ゆえに、ダウジョーンズ輸送株平均の動向は日本の投資家の注目度が高いです。もちろん、米国固有の要因、日本固有の要因も株価は織り込みますので、乖離して動く場合もあります。

ダウジョーンズ輸送株平均のPER・EPS・配当利回り・株式益回りはこちら

ダウジョーンズ輸送株平均のPER(株価収益率)やEPS(1株当たり利益)、配当利回り、株式益回りは、以下のページで掲載しています。

PER(NYダウ・ダウ輸送株平均・ダウ公共株15種平均)
NYダウ(ニューヨークダウ)・ダウ輸送株平均・ダウ公共株15種平均のPER(株価収益率)のチャートと時系列です(速報)。ダウ平均の実績PERと予想PER、長期金利(米国10年国債利回り)と実質金利との比較チャート、PERがマイナスの場合、異常値が出ている場合の解説も掲載。
EPS(NYダウ・ダウ輸送株平均・ダウ公共株15種平均)
米国(アメリカ)のNYダウ(ニューヨークダウ)・ダウ輸送株平均・ダウ公共株15種平均のEPS(1株あたり利益)のチャートと時系列です(速報)。それぞれ実績EPSと予想EPS、米国10年国債利回り(長期金利)や実質金利との比較チャートも掲載。
配当利回り(NYダウ・ダウ輸送株平均・ダウ公共株15種平均)
NYダウ(ニューヨークダウ)・ダウ輸送株平均・ダウ公共株15種平均の配当利回りのチャートと時系列です(速報)。毎営業日更新。配当利回りはまず米国(アメリカ)の国債利回りと比較してみましょう。
株式益利回り(NYダウ・ダウ輸送株平均・ダウ公共株15種平均)
NYダウ(ニューヨークダウ)・ダウ輸送株平均・ダウ公共株15種平均の株式益利回り(益回り)のチャートと時系列です(速報)。米国の長期金利(米国10年国債利回り)と実質金利との比較チャートも掲載。益回りの計算式や株価との関係の解説も掲載。

チャート(ダウジョーンズ輸送株平均)

[月次] ダウジョーンズ輸送株平均のチャート(米国の長期金利と景気後退期と比較)

ダウ輸送株平均と米国の長期金利と景気後退期のチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • Chart [Dow Jones Transportation Average index(DJTA/DJT),U.S. long Term interest rate,recession indicators-Monthly]
  • 月次のチャートは、米国の長期金利と景気後退期との比較チャートにしています。
  • 長期金利は月平均、ダウジョーンズ輸送株平均は月末値反映。
  • 灰色の囲みの期間が米国の景気後退期(リセッション期)です(それ以外の期間は景気拡大期です)。米国の景気後退期間の解説と推移は、以下のページを参照してください。
  • ダウジョーンズ輸送株平均と米国の長期金利の日次チャートは、以下のページに掲載しています。

[日次] ダウジョーンズ輸送株平均のチャート

ダウジョーンズ輸送株平均のチャート
  • Chart [Dow Jones Transportation Average index(DJTA/DJT)-Daily]

チャート(NYダウとダウジョーンズ輸送株平均の比較・相対)

NYダウ(ニューヨークダウ)とダウジョーンズ輸送株平均を比較したチャートです。

NYダウとダウジョーンズ輸送株平均は平時は相関しやすいですが、主に景気敏感株で構成されるダウジョーンズ輸送株平均は、景気拡大・後退局面ではNYダウより先行しやすい傾向があります。一方、NYダウは国際優良株ばかりで構成されている指数ですので、値持ちがいい傾向があります。

[日次] NYダウとダウジョーンズ輸送株平均の比較チャート

nyダウ(ニューヨークダウ)とダウジョーンズ輸送株平均の比較チャート
  • Chart [DJTA(DJT) and DJIA-Daily)
  • NYダウの推移と解説は、以下のページで掲載しています。
NYダウ・ナスダック・S&P500
米国(アメリカ)を代表する株価指数「NYダウ(ニューヨークダウ)・ナスダック・S&P500」のチャートと時系列です。チャートには米国のSQ日や長期金利、景気後退期も表記。相対チャート(パフォーマンス比較チャート)も掲載。違いや特徴のわかりやすい解説付。

[日次] NYダウとダウジョーンズ輸送株平均の相対チャート(パフォーマンス比較チャート)

nyダウ(ニューヨークダウ)とダウジョーンズ輸送株平均の相対チャート
  • 基準日(2019年1月2日)=100として指数化
  • 相対チャート(パフォーマンス比較チャート)とは、基準日時点の株価を100として、各銘柄の変化の増減を表したチャートです。各銘柄のパフォーマンスを比較して見るのに適したチャートです。
  • Chart [DJTA(DJT) and DJIA-Daily)

[速報] 最新データ|ダウジョーンズ輸送株平均の時系列(historical data)

WordPress Tables Plugin