米国サービス業PMIの概要
米国(アメリカ)のサービス業PMIは、米国のサービス部門の景況感を示すマインド指標です。同種のISM非製造業景況指数より調査対象が多いのが特徴で、サービス業は米経済の2/3以上を占めるため注目度が高い指標です。
- 当ページは、米国サービス業PMIの解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「米国サービス業PMIとは」 - Source:マークイット(IHS Markit)
- 季節調整済み
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
- ISM非製造業景況指数との違いや見方については「ISM非製造業景況指数とは」も参照してください。
- IHS Markit U.S. Services Purchasing Managers Index historical data&chart
米国サービス業PMIとは?
米国サービス業PMI(英語:IHS Markit U.S. Services Purchasing Managers Index)は、米国のサービス部門の景況感を示す指標です。景況感の指標は景気動向を計るための重要な経済指標としてとらえられており、米国の景気動向に先行するマインド指標として扱われています。米国サービス業PMIはサービス部門の民間企業約400社の購買担当者にアンケート調査し、それを指数化した指標です。対象としているセクターは、消費者(小売り除く)、輸送、情報、通信、金融、保険、不動産、ビジネスサービス。調査回答は月後半に収集され、指数は前月と比較した変化を示します。
米国サービス業PMIは0から100の間で推移し、50を超えれば前月と比較して全体的な増加を示し(景況感が良好)、50未満は減少(景況感の悪化)を示しています。見方は、事前の市場予想と比較することが重要で、市場予想値より高ければ好感、低ければ失望されやすいです。通常は市場予想より高ければドル買い(ドル高)要因、低ければドル売り(ドル安)要因となります。ドルの価値を示す指標として「ドルインデックス(ドル指数)」がありますので、併せて見ておいた方がいいです。
ドルインデックス(ドル指数)の推移はこちら
ドルインデックスの推移は、以下のページで掲載しています。
米国サービス業PMIとISM非製造業景況指数の違い
米国サービス業PMIと似た指標に「ISM非製造業景況指数」があります。「非製造業」とは、主にサービス業のことを指します。
ISM非製造業景況指数は大企業を中心としたサーベイであるのに対し、米国サービス業PMIはISM製造業景況指数より調査対象が多く、中小企業も含まれるため(民間企業の情報しか含まれていない)、米国のサービス部門全体を反映しやすい特徴があります。そのため、ISM非製造業景況指数と米国サービス業PMIはセットで見た方がいいです。
ISM非製造業景況指数の推移はこちら
ISM非製造業景況指数の推移は、以下のページで掲載しています。
チャート(米国サービス業PMI)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- ISM非製造業景況指数との比較チャートにしています。
- Chart[IHS Markit U.S. Services Purchasing Managers Index,ISM United States Non-Manufacturing Purchasing Managers Index-Monthly]
- 米国の景気後退期間との比較チャートにしています。灰色の囲みの期間が米国の景気後退期間です。米国の景気後退期間の解説と推移は、以下のページを参照してください。
[速報] 最新データ|米国サービス業PMIの時系列(historical data)
日付 | 米国サービス業PMI |
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