ISM非製造業景況指数（ISMサービス業景況指数）

ISM非製造業景況指数（ISMサービス業景況指数）の最新データを速報で掲載しています。米国（アメリカ）のISM非製造業景況指数は、米国のサービス業の景況感を示すマインド指標です。米国の景気の先行指標となり、米国株との相関がかなり高く、サービス業は米経済の2/3以上を占めるため注目度が非常に高いです。

AIによるISM非製造業景況指数（ISMサービス業景況指数）の重要度評価

4.8

サービス業は米国GDPの約70%以上を占めており、ISMサービス業景況指数は現代の米国経済の動向を測る上で不可欠な指標。50を基準とした拡大・収縮の判断が可能で、新規受注や雇用サブ指数は、サービス業の需要と労働市場の状況を直接的に示す。この指標が経済活動の拡大やインフレ圧力を反映することで、金融政策に対する市場の期待を形成する要因となる。月次で発表されるタイミングが早く、株式、債券、為替市場での即時的な反応が見られる。一方、サービス業の範囲が広いため、個別の業界動向が埋もれる可能性がある。例えば、金融業と飲食業が同じ枠内で扱われる点が、セクター別分析には不向き。製造業やその他の経済指標との連携がないと、全体的な経済動向を完全に把握するのは難しい。

AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。

チャート（ISM非製造業景況指数）

米国サービス業PMIの解説と推移はこちら

米国サービス業PMIの解説と推移は、以下のページで掲載しています。

米国サービス業PMI

米国（アメリカ）サービス業PMIのチャートと時系列です（最新データ速報）。米国のサービス部門の景況感を示す、ISM非製造業景況指数より調査対象が多いのが特徴。株価やドルへの影響のわかりやすい解説やISM非製造業景況指数との比較チャートを掲載。

stock-marketdata.com

[速報] 最新データ｜ISM非製造業景況指数の時系列（historical data）

ISM非製造業景況指数とは？

ISM非製造業景況指数（英語：ISM United States Non-Manufacturing Purchasing Managers Index）は、米国の非製造業の景況感を示す指標です。「非製造業」とは、主にサービス業を指します。景況感の指標は景気動向を計るための重要な経済指標としてとらえられており、米国の景気動向に先行するマインド指標として扱われています。

ISM製造業景況指数とISM非製造業景況指数の株価との相関係数

ISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数と米国株の相関関係は0.7程度とかなり高い相関性があるため、非常に注目度が高い指標となっています。ただし、ISM非製造業景況指数は、ISM製造業景況指数に比べてGDPへの影響は少ないです。

ISM非製造業景況指数の水準と目安はどれくらい？

ISM非製造業景況指数は50を景況感の分岐点としており、50より高ければ米国の非製造業（サービス業）の景況感が良く、50を下回れば米国の非製造業（サービス業）の景況感は悪化していることを示します。見方は、事前の市場予想と比較することが重要で、市場予想値より高ければ好感、低ければ失望されやすいです。

ISM非製造業景況指数とドル買い・ドル売り

ISM非製造業景況指数は通常、事前予想より高ければドル買い（ドル高）要因、低ければドル売り（ドル安）要因となります。ドルの価値を示す指標として「ドルインデックス（ドル指数）」がありますので、併せて見ておいた方がいいでしょう。

ドルインデックス（指数）の推移はこちら

ドルインデックスの推移は、以下のページで掲載しています。

ドルインデックス（ドル指数）

ドルインデックス（ドル指数）のチャートと時系列です（ICEドルインデックス先物）。長期金利や実質金利、景気後退期、ドル円、ユーロドル、円指数やユーロ指数との比較チャートや移動平均線、長期と短期のチャートも掲載。見方もわかりやすく解説。

stock-marketdata.com

ISM非製造業景況指数と米国サービス業PMIの違い

ISM非製造業景況指数と似た指標に、マークイット（IHS Markit）が公表している「米国サービス業PMI」があります。

ISM非製造業景況指数は大企業を中心としたサーベイであるのに対し、米国サービス業PMIはISM製造業景況指数より調査対象が多く、中小企業も含まれるため（民間企業の情報しか含まれていない）、米国のサービス部門全体を反映しやすい特徴があります。そのため、ISM非製造業景況指数と米国サービス業PMIはセットで見た方がいいです。