
日本の名目賃金の最新データを速報で掲載しています。
名目賃金は、企業の賃上げ動向を示す指標です。労働市場の強さを表し、景気の先行指標ともなります。名目賃金の動向は人件費として企業利益に影響するため、内需株の判断材料になります。実質賃金と一緒に見ることで、景気にとって理想的な状況か、インフレ負けしている最悪な状況か、景気後退のシグナルが出ているかが判断できます。

AIによる日本の名目賃金の重要度評価
名目賃金は賃上げの「方向性」が把握できるため、企業側の動き(賃上げ)を見る指標。ただ、ボーナスでブレが大きく、インフレは無視しているため、生活実感と乖離しやすい。単体で見るのではなく、実質賃金と組み合わせて景気・消費の実態を把握するのが最も有用で、投資・分析において実務的である。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(日本の名目賃金)
日本の名目賃金のチャート
日本の名目賃金の前年比の推移を示したチャートです。
- 前年比
- 単位:%
日本の名目賃金の関連指標
日本の実質賃金
日本の消費者物価指数(CPI)
日本の消費者物価指数(CPI)とコアCPIの推移と解説は、以下のページで掲載しています。
[速報] 最新データ|日本の名目賃金の時系列(historical data)
単位:%
| 日付 | 名目賃金(日本) |
|---|---|
| 2026年01月 | +3.0 |
| 2025年12月 | +2.4 |
| 2025年11月 | +1.7 |
| 2025年10月 | +2.5 |
| 2025年09月 | +2.1 |
| 2025年08月 | +1.3 |
| 2025年07月 | +3.4 |
| 2025年06月 | +3.1 |
| 2025年05月 | +1.4 |
| 2025年04月 | +2.0 |
| 2025年03月 | +2.3 |
| 2025年02月 | +2.7 |
| 2025年01月 | +1.8 |
日本の名目賃金の解説
名目賃金(日本)とは?わかりやすく解説|実質賃金との違い・見方・株価への影響
名目賃金とは
名目賃金とは、物価の変動を考慮しない、そのままの給料額(額面の給料)のことです。
ニュースで「賃金が○%上昇」と報じられる場合、多くはこの名目賃金を指します。
実質賃金との違い
- 名目賃金:給料そのもの
- 実質賃金:物価を差し引いた購買力
イメージ
- 名目賃金 +3%
- 物価(CPI) +4%
→ 実質賃金 −1%(生活は苦しくなる)
名目だけでは生活は判断できない
名目賃金の計算式
名目賃金=基本給+残業代+特別給与(ボーナス)
※指数ベース
基本給と残業代はトレンド判断の中核ですが、ボーナス(賞与)は月次変動が大きいです。
名目賃金が重要な理由
- 企業の賃上げ動向を示す
労働市場の強さを反映 - 株式市場への影響
名目賃金↑ → 消費関連株にプラス
内需株の判断材料 - 景気の先行指標
賃金上昇 → 消費拡大 → 経済成長 - インフレの持続性に影響
賃金上昇 → 価格転嫁 → インフレ継続
賃金低下 → 消費関連に逆風 - 金融政策に直結
日本銀行は、賃上げの持続性を重視する
日本の名目賃金の特徴(重要)
- ボーナスの影響が大きい
- 春闘の影響が遅れて反映
- 中小企業の賃上げは遅れやすい
→ 月次データはノイズが多い
名目賃金の見方
- 前年比を見る(当ページで掲載)
プラス → 賃上げ傾向
マイナス → 賃下げ圧力 - 基本給とボーナス
基本給は伸びているか?ボーナスで上がっていないか?を考慮する - 実質賃金とセットで見る
名目だけでは「生活の実態」は分からない
株価に効く名目賃金の見方(セクター別)
名目賃金は「企業コスト(人件費)」として株価に効く。
セクター別影響(一覧)
| セクター | 名目賃金の影響 | 感応度 | 株価の動き |
|---|---|---|---|
| サービス(人件費型) | 直撃(コスト増) | ★★★★★ | 名目↑で株価↓ |
| 内需製造 | 中程度 | ★★★☆☆ | 利益圧迫要因 |
| 小売・外食 | 間接 | ★★★☆☆ | 需要増で相殺あり |
| 輸出企業 | 弱い | ★★☆☆☆ | 為替が支配的 |
| 金融 | 小さい | ★★☆☆☆ | 間接的 |
| 不動産 | 中程度 | ★★★☆☆ | 建設コスト増 |
実務での使い方
この一行で判断できる
- 名目賃金上昇 → 人件費上昇 → 利益圧迫に注意(特に、サービス株は売られやすい)
実質賃金との組み合わせが最重要
パターン別の株価インパクト
| 状況 | 株価への影響 |
|---|---|
| 名目賃金↑ & 実質賃金↑ | 内需株に追い風 |
| 名目賃金↑ & 実質賃金↓ | 最悪(コスト増+消費減) |
| 名目賃金↓ & 実質賃金↑ | 消費回復初期 |
| 名目賃金↓ & 実質賃金↓ | 景気後退シグナル |
本質
- 名目賃金 → 企業目線(コスト)
- 実質賃金 → 消費者目線(需要)
→ 株価はこのバランスで決まる
よくある誤解
「名目賃金が上がれば良い」は不十分。
物価上昇を考慮しないと意味がない。
まとめ
- 名目賃金=額面の給料
- 人件費として企業利益に影響
- 実質賃金とセットで分析が必須
FAQ
Q. 名目賃金とは何ですか?
A. 物価を考慮しない給料の額面です。
Q. なぜ実質賃金と一緒に見る必要がある?
A. 生活水準は物価の影響を受けるためです。
Q. 名目賃金が上がっているのに生活が苦しいのはなぜ?
A. 物価上昇の方が大きいためです。
Q. なぜ株価に影響する?
A. 人件費として企業利益に影響するためです。
- 当ページは、日本の名目賃金の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- Source:厚生労働省(Ministry of Health, Labour and Welfare)
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
- Nominal Wages(japan) historical data&chart


