日本のイールドカーブ(利回り曲線)の概要

現在の日本のイールドカーブ(利回り曲線)と、過去(1ヶ月前・6カ月前・1年前)のイールドカーブが比較して見れるページです。過去から現在のイールドカーブの変化がわかり、順イールド・逆イールド・フラット化・スティープ化も一目瞭然です。
日本のイールドカーブは、日銀(日本銀行)のイールドカーブコントロール(以下に解説)によって調節されています。
- 当ページは、日本のイールドカーブ(利回り曲線)の推移を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「イールドカーブ(利回り曲線)とは」
「イールドカーブコントロールとは」 - Source:株式マーケットデータ
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
- 毎営業日公表
- Treasury Yield Curve(japan) historical data&chart
イールドカーブの解説
当サイト「株式マーケットデータ」では、米国のイールドカーブも掲載しています。イールドカーブの解説は、わかりやすく簡単に以下の米国のイールドカーブのページに記載していますので参照してください。

米国の実質金利のイールドカーブはこちら
米国の実質金利のイールドカーブは、以下のページで掲載しています。

当ページでは、日銀のイールドカーブコントロールについて簡単に触れておきます。
イールドカーブコントロールとは?
イールドカーブコントロール(YCC:Yield Curve Control)とは、金融市場調節で長期金利と短期金利の操作を行うことです。イールドカーブコントロールは「長短金利操作(ちょうんたんきんりそうさ)」とも呼ばれています。日銀(日本銀行)は、このイールドカーブコントロールを2016年9月21日の日銀金融政策決定会合で導入を決定しました。
長期金利と短期金利を操作する
イールドカーブコントロールは、毎回の日銀金融政策決定会合で決定する金融市場調節方針で、日銀当座預金(日本銀行当座預金)に適用する短期金利と10年国債金利の操作目標の2つの金利水準が示され、国債の買い入れ額のメドを示した上で長期金利の操作方針を実現するよう運営されています。短期金利は日銀当座預金のうち、政策金利残高にマイナス金利が適用され、長期金利(10年国債金利)はゼロ程度で推移するよう買い入れが調整されています。
日銀当座預金とは、日銀が金融機関等から受け入れている当座預金です。日銀は準備金制度で対象となる金融機関に、預金等の一定比率以上を日銀に預け入れることを義務化しています。この金額の最低金額を「法定準備預金額」といい、この法定準備預金額を超えて日銀に預け入れている当座預金、または準備預り金を「超過準備(ちょうかじゅんび)」といいます。この超過分には金利が付されます。
スティープ化が狙い・時に指値オペも
イールドカーブコントロールは、イールドカーブがフラット化したため導入された金融政策で、イールドカーブを立たせる「スティープ化」を狙いとしています。また、日銀はイールドカーブコントロールを行うにあたり、日銀が指定する利回りで国債を買い入れる「指値オペ」も導入しています。
イールドカーブのフラット化やスティープ化の解説も、上記のリンク先「イールドカーブ(利回り曲線・米国)」のページに記載していますので参照してください。
日本国債利回りの推移はこちら
日本国債利回りの解説と推移(チャートと時系列)は、以下のページで掲載しています。

チャート(日本のイールドカーブ)

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- 過去分はそれぞれ月末時点です(例えば、現在が2021年9月15日であれば、”6カ月前”のイールドカーブは2021年3月末時点のイールドカーブを表示しています。「月末時点」とは、その月の最終営業日を指します)
- Chart [Treasury Yield Curve(japan)]