
JPX(日本取引所グループ)が発表している東証プライム市場・スタンダード市場・グロース市場のPBR(株価純資産倍率)の推移です。

AIによるPBR(新市場)の重要度評価
JPXや日本政府はPBR1倍割れ企業に改善を求めており、資本効率重視の姿勢が投資家の注目を集めている。PBRは海外投資家が日本株投資を行う際の評価基準として重視するため、プライム市場のPBRは市場の健全性を示す指標として極めて重要。
スタンダード市場は中堅企業や安定した事業基盤を持つ企業が多く、PBRは「企業の資産価値」や投資魅力度の判断に役立つ。スタンダード市場は低PBR企業が多く、PBRは中堅企業の評価やバリュー投資の材料となるため重要。
グロース市場は高成長期待企業が集まるため、投資家はPBRよりも将来の利益成長やポテンシャルを重視する。成長株の多くは高PBRが当たり前であり、PBRの数値自体は評価の中心にはならない。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(プライム・スタンダード・グロースのPBR)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- Chart [Price Book-value Ratio(Prime Market-JAPAN)]
- Chart [Price Book-value Ratio(Standard Market-JAPAN)]
- Chart [Price Book-value Ratio(Growth Market-JAPAN)]
日本と米国の主要株価指数のPBRの推移はこちら
日経平均株価やTOPIXのPBR、米国(アメリカ)のS&P500のPBRの推移は、以下のページで掲載しています。
[速報] 最新データ|プライム・スタンダード・グロースのPBRの時系列(historical data)
日付 | PBR (プライム) | PBR (スタンダード) | PBR (グロース) |
---|---|---|---|
2025年04月 | 1.2 | 0.8 | 3.0 |
2025年03月 | 1.2 | 0.8 | 2.9 |
2025年02月 | 1.2 | 0.8 | 3.0 |
2025年01月 | 1.2 | 0.8 | 3.0 |
2024年12月 | 1.2 | 0.8 | 2.9 |
2024年11月 | 1.2 | 0.8 | 2.9 |
2024年10月 | 1.2 | 0.8 | 2.8 |
2024年09月 | 1.2 | 0.8 | 2.9 |
2024年08月 | 1.2 | 0.8 | 3.0 |
2024年07月 | 1.3 | 0.8 | 3.1 |
2024年06月 | 1.3 | 0.6 | 3.1 |
2024年05月 | 1.4 | 0.9 | 3.1 |
2024年04月 | 1.4 | 0.9 | 3.2 |
2024年03月 | 1.4 | 0.9 | 3.5 |
プライム・スタンダード・グロース市場のPBRの解説
プライム市場・スタンダード市場・グロース市場のPBR(株価純資産倍率)の概要
2022年4月4日の東証の市場再編の新市場区分「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の解説と、市場再編とともに新設された
- プライム市場の株価指数である「プライム市場指数」と「プライム市場コンポジット指数」
- スタンダード市場の株価指数である「スタンダード市場指数」と「スタンダード市場TOP20」
- グロース市場の株価指数である「グロース市場指数」と「グロース市場Core指数」
の解説と推移は、以下のページで掲載していますので参照してください。

PBRの公表日は、いつ?
スタンダード市場・スタンダード市場・グロース市場の各PBRは、毎月第1営業日公表予定となっています。
PBRの計算式と計算方法
- PBR=株価合計÷1株当たり純資産合計
- 集計対象会社は各月末現在に株価指数の算出対象となっている各市場の上場会社
- 各会社の決算期末の実績値で計算
- 法人格に係る過去の財務数値の無い会社は集計対象から除外されています
- 連結財務諸表を作成している会社は連結の数値、作成していない会社は単体の数値で集計されています
- 財務数値の更新時期は、各会社の決算期の3カ月後の月末(例えば3月決算であれば6月末)
PBRとは?
PBR(読み方:ぴーびーあーる|英語:Price Book-value Ratio)とは、「株価純資産倍率(かぶかじゅんしさんばいりつ)」と呼ばれる、株価を”1株当たり純資産”で割って算出されるバリュエーション(企業価値・株価の評価)を計る株価指標です。純資産とは、資産から借金を引いた残りのことで、返す必要のないお金です。例えば、企業が清算されても純資産は残るので、会計上は「解散価値」を意味します。PBRは株価が解散価値と比べてどの程度高いか安いかを示す指標で、現在の株価が1株あたり純資産の何倍まで買われているのかを示しています。つまり、PBRが1倍であれば、株価と1株あたり純資産が等しいということを示します。よって、PBRは1倍以下であれば株価は割安、1倍以上であれば株価は割高と判断されます。
ただし、純資産で算出されますので、短期的な株価変動に対する判断では使えない指標ですし、将来の成長力も反映しにくい指標ですので、PBR単体で投資判断するには不十分な指標ではあります。ただし、1倍以下は株価の下限になりやすいので、下値を予測するには効果がある指標と言えます。その他、詳しい解説は上記「各指数・指標の解説」の解説ページを参照してください。
- 当ページは、東証プライム市場・スタンダード市場・グロース市場のPBRの推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- それぞれ連結のプライム市場(総合)・スタンダード市場(総合)・グロース市場(総合)のPBRを掲載しています。
- 各指数・指標の解説
「PBR(株価純資産倍率)とは」 - Source:JPX(Japan Exchange Group, Inc.:日本取引所グループ)
- 単位:倍
- 実績PBRを掲載しています。
- 該当数値がない場合は「-」を表示。PBRがマイナスの場合は「※」を表示。
- Price Book-value Ratio(JAPAN Prime Market,Standard Market,Growth Market) historical data&chart