米国の平均時給の概要
米国(アメリカ)の1時間あたりの平均時給の最新データを速報で掲載しています。この平均時給は、米国の人件費と個人所得の増減を示し、インフレ・デフレ圧力を示す指標です。
- 当ページは、米雇用統計と同時に公表される平均時給(米国)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「米国の平均時給とは(見方と推移)」 - Source:労働省労働統計局(BLS:U.S Bureau of Labor Statistics)
- 単位:%
- 季節調整済み
- 当ページは、常に最新データを掲載しています。
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
- Average Hourly Earnings(us) historical data&chart
平均時給とは?
平均時給(読み方:へいきんじきゅう|英語:Average Hourly Earnings us)とは、米労働省が発表している1時間当たりの平均時給を示した経済指標です。平均時給は米雇用統計の一つですので、米雇用統計と同時に発表されます。米雇用統計は毎月約6万世帯を対象に、雇用や完全失業に関するデータを集計した「人口動態調査」と、約16万事業所と政府機関を対象に、雇用・賃金・労働時間に関するデータを集計した「雇用統計調査」に基づいて作成されています。平均時給は「雇用統計調査」に含まれています。
平均時給を詳しく解説
市場で注目されるこの平均時給は、民間非農業部門の全従業員の平均時給で、残業や遅番勤務に対する割増賃金を含む「総」ベースの平均時給の尺度です。これは、平均時給が作業単位の契約金額である賃金率ではなく、一定期間の労働者への実際の収益を測定するという点で賃金率とは異なり、雇用主が支払う福利厚生、不規則な賞与、遡及給与、給与税は含まれません。
この平均時給は、各期間の労働者集団の平均時給を測定している点に注意が必要です。平均時給の変化は、特定の期間に観察された労働者の集団の変化、または収入の変化のいずれかによるものである可能性があります。たとえば、低賃金の仕事における失業者の不均衡な増加につながる不況では、労働者レベルでの時給の広範な増加ではなく、労働者の集団の変化によって平均時給が増加する可能性があります。
米雇用統計の推移はこちら
米雇用統計の推移は、以下のページで掲載しています。
平均時給の公表日は、いつ?
米国の平均時給は、米労働省が毎月第1金曜日に米雇用統計と同時に公表(発表)しています。
平均時給の増加(上昇)・減少(低下)とドル買い(ドル高)・ドル売り(ドル安)の関係
平均時給の増減は、米国の主要産業の人件費の増減を示しており、個人所得の増減を示しています。一般的には以下のような見方をします。
平均時給とインフレ・デフレの関係は?
上記のように、平均時給が上昇すれば将来のインフレ圧力、平均時給が低下すれば将来のデフレ圧力となります。インフレ・デフレに近い指標として平均時給はよく見られています。
平均時給が上昇すれば個人所得が伸びていることを示しますので、消費にとってはプラス要因、低下すれば個人所得が落ちていることを示しますので、消費にとってはマイナス要因となります。
平均時給は米雇用統計の一つですが、雇用が伸びて平均時給が上昇している状況が景気にとって最も望ましい状況です。
雇用コスト指数の推移はこちら
米国の平均時給よりも正確に所得の実体を把握できる指標としても注目されている「雇用コスト指数」の推移は、以下のページで掲載しています(解説付き)。
賃金トラッカー(賃金上昇トラッカー)の推移はこちら
米国の賃金インフレを測る指標として、また平均時給より職種別の賃金の影響が少ない指標として注目されている、アトランタ連銀公表の「賃金トラッカー(賃金上昇トラッカー)」の推移は以下のページで掲載しています(解説付き)。
チャート(米国の平均時給)
米国の平均時給のチャート
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- Chart [Average Hourly Earnings(us)]
米国の平均時給の前月比のチャート
- 米国の平均時給(前月比)はコロナショック時の2020年4月に4.31、2020年6月に-1.14をつけましたがチャートに表示すると見にくくなるため、チャートは上下1%でカットしています。
- Chart [Average Hourly Earnings(us)-MoM]
米国の平均時給の前年比のチャート
- Chart [Average Hourly Earnings(us)-YoY]
[速報] 最新データ|米国の平均時給の時系列(historical data)
日付 | 平均時給 (前月比%) | 平均時給 (前年比%) |
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