日本と米国の政策金利差の概要
日本の政策金利である無担保コール翌日物金利と、米国(アメリカ)の政策金利であるFF金利の差の推移を掲載したページです。為替ヘッジコストや為替ヘッジ比率、ドル円への影響の説明も記載しています。
- 当ページは、日本の政策金利と米国の政策金利の差の推移を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「政策金利とは?」 - Source:BOJ(Bank of Japan)日本銀行,Board of Governors of the Federal Reserve System,Federal Reserve Bank of New York,BIS(Bank for International Settlements)国際決済銀行,株式マーケットデータ
- 金融政策決定会合によらず毎月月末or月初にデータ更新。
- US-Japan Central bank policy rates spread(historical data&chart)
日本の政策金利と米国の政策金利
日本の政策金利(無担保コール翌日物金利)と米国の政策金利(FF金利)の解説と推移は、以下のページで掲載しています。
日米金利差の推移はこちら
日米の名目金利差と実質金利差の推移は、以下のページで掲載しています。金利差の解説も記載していますので参照して下さい。
日米政策金利差の拡大・縮小による為替ヘッジコストやドル円への影響
政策金利の解説と金利差の解説・見方などは、上記のリンク先のページにわかりやすく記載していますので参照して下さい。ここでは、日米の政策金利の差が拡大・縮小することによる為替ヘッジへの影響とドル円への影響を記載します。
為替ヘッジ比率とは?為替ヘッジコストとは?
国内の投資家は、保有する外国証券に先物やオプションを使って為替ヘッジを行ったり、為替ヘッジを行わなかったりしており、これがドル円の上昇要因・低下要因ともなります。保有する外国証券に先物やオプションを使って為替ヘッジを行っている比率を「為替ヘッジ比率」といい、為替ヘッジにかかるコストを「為替ヘッジコスト」といいます。
政策金利差拡大・縮小と為替ヘッジ比率・為替ヘッジコストの上昇・低下の関係
為替は異なる通貨の交換であると同時に、金利の交換でもあります。ゆえに、金利差の拡大・縮小によって為替ヘッジコストが上昇したり低下したりします。海外の金利が上がって日本との金利差が拡大すれば為替ヘッジコストが上昇し、金利差が縮小すれば低下します。
一方、為替ヘッジ比率は政策金利差と逆相関しやすい傾向があります。政策金利差が拡大すれば為替ヘッジ比率は低下し、政策金利差が縮小すれば為替ヘッジ比率が上昇しやすいです。以下に掲載しているチャートで言うと、チャートが上昇していれば為替ヘッジ比率が低下し、チャートが低下していれば為替ヘッジ比率が上昇しやすいです。
為替ヘッジ比率が上昇するということは、国内投資家が保有する外国証券に為替ヘッジを行っている比率が高いということです。逆に、為替ヘッジ比率が低下するということは国内投資家が保有する外国証券に為替ヘッジを行っている比率が低いということです。為替ヘッジ比率が低いということは、為替ヘッジなしで外国証券へ投資を行っていることを示します。
為替ヘッジコストが高まる局面では為替ヘッジ比率は低くなり、為替ヘッジコストが高止まりすれば為替ヘッジ比率は低水準を維持しやすいです。この場合、円安圧力(円売り圧力)となりやすく、ドル円は上昇しやすいか、あるいはドル円が下がった所での押し目買いが入りやすく、ドル円を下支えする要因ともなります。
逆に、為替ヘッジコスト低下する局面では為替ヘッジ比率は高くなりやすいです。この場合、円高圧力(円買い圧力)となりやすく、ドル円は低下しやすいか、あるいはドル円が上がった所での戻り売りが入りやすく、ドル円の上値を抑える要因となりやすいです。
チャート(日米政策金利差)
日米政策金利差のチャート(ドル円と比較)
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- 日米政策金利差のゼロラインに黒色の点線を引いています
- Chart [US-Japan Central bank policy rates spread]
[速報] 最新データ|日米政策金利差の時系列(historical data)
日付 | 日米政策金利差 |
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