概要
当ページでは、鉱工業生産指数のうち、業種別の電子部品・デバイス工業の生産指数・出荷指数・在庫指数・在庫率と出荷在庫バランスの推移を掲載しています。この電子部品・デバイス工業という業種は半導体関連銘柄が多く含まれるため、生産・出荷・在庫の動向は日経平均株価など日本の主要株価指数への影響も大きく注目度が高いです。それぞれ見方の説明を記載していますので参考にして下さい。
- 当ページは、鉱工業生産指数(日本)のうち業種別の電子部品・デバイス工業の生産指数・出荷指数・在庫指数・在庫率と出荷在庫バランスの解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「鉱工業生産指数とは」 - Source:経済産業省(METI:Ministry of Economy,Trade and Industry)
- 最新データは全て2020年=100として指数化されています。
- 速報値から修正があれば確報値を上書きして掲載しています。
- Electronic parts and devices/Indices of Industrial Production Forecast(japan) historical data&chart
鉱工業生産指数の解説と推移
鉱工業生産指数の解説と推移は、以下のページに掲載しています。
生産・出荷・在庫はどう見ればいい?電子部品・デバイス工業の各指数の見方をわかりやすく簡単に解説
当ページでは、経済産業省が公表している鉱工業生産指数のうち、業種別の電子部品・デバイス工業の生産指数・出荷指数・在庫指数・在庫率と出荷在庫バランスの最新データを掲載しています。電子部品・デバイス工業は半導体関連銘柄を多く含んでおり、その生産・出荷・在庫の動向は日経平均株価など主要株価指数との連動性も高いため注目度が高く、それぞれ見方を押さえた上でチャートや時系列のデータを見ていただくといいと思います。
電子部品・デバイス工業の生産指数とは?
電子部品・デバイス工業の生産指数は、その数値が上昇していればメーカーの生産が増えていることを示し、低下していれば生産が減っていることを示します。世界的にスマホやノートパソコンの販売が伸びていれば半導体の需要が伸びて上昇しやすく、それらが減っていれば低下しやすいです。半導体のわかりやすい説明は、以下のページに記載しています。
日経平均株価など主要株価指数は、この生産が伸びていなければ上値が重くなりやすい傾向があります。生産の動向はシリコンサイクルを意識して見るのがいいです。シリコンサイクルの説明は以下の半導体売上高のページに記載しています。
電子部品・デバイス工業の出荷指数とは?
電子部品・デバイス工業の出荷指数は、その数値が上昇していればメーカの出荷が増えていることを示し、低下していれば出荷が減っていることを示します。出荷動向は半導体売上高と連動しやすく、スマホの出荷台数に影響を受けやすい傾向があります。スマホの出荷台数が増えれば上昇しやすく、減れば低下しやすいですが、パソコンの買い替え需要や自動車の車載向けや省力化投資、生成AIなどにも影響を受けます。出荷指数は在庫指数と共に見て、在庫が減って出荷が増えている局面に差し掛かってくると、半導体市況の底打ちシグナルになる傾向があります。
電子部品・デバイス工業の在庫指数とは?
電子部品・デバイス工業の在庫指数は、その数値が上昇していればメーカーが抱える在庫が積み上がっていることを示し、低下していれば在庫が減っていることを示します。通常、在庫が積み上がっているとメーカーは生産を抑制しやすいです。生産を抑制すれば販売価格も下がりますので、メーカーにとっては収益が下がる要因となりやすいです。在庫が増えている過程で株価は基本的に調子が悪く、在庫が増える初期に半導体株の売りシグナルとなる傾向があります。一方、在庫の減少が続き、在庫調整が進んで底打ちすれば生産を増やす公算が高まります。その際、出荷が伸びているかも一緒に見ておくといいでしょう。
在庫率とは?
在庫率は、在庫量から出荷量を割った数値で、その数値が上昇していれば在庫循環が悪化していることを示し、低下していれば在庫循環が改善していることを示します。
出荷在庫バランスとは?
出荷在庫バランスは、出荷指数(前年比)から在庫指数(前年比)を差し引いたものです。出荷の伸び率と在庫の伸び率を比較した指標です。電子部品・デバイス工業の出荷在庫バランスは、長期的に日経平均株価との連動性も高いため注目度が高い指標です。
出荷在庫バランスが上昇していれば、需給が引き締まっていることを示します。出荷が好調で日本の半導体市況の改善を示し、生産が増えやすくなり株価上昇要因となりやすいです。一方、出荷在庫バランスが低下していれば在庫増加で日本の半導体市況の悪化を示し、生産が減りやすい要因となり株価下落要因となりやすいです。
日経平均株価の説明と推移は、以下のページに掲載しています。
チャート(生産)
[指数値] 電子部品・デバイス工業の生産指数のチャート
[前年比] 電子部品・デバイス工業の生産指数のチャート
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- 単位:%
- 0%に黒色の点線を引いています
チャート(出荷)
[指数値] 電子部品・デバイス工業の出荷指数のチャート
[前年比] 電子部品・デバイス工業の出荷指数のチャート
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- 単位:%
チャート(在庫)
[指数値] 電子部品・デバイス工業の在庫指数のチャート
[前年比] 電子部品・デバイス工業の在庫指数のチャート
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- 単位:%
チャート(在庫率)
[指数値] 電子部品・デバイス工業の在庫率のチャート
[前年比] 電子部品・デバイス工業の在庫率のチャート
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- 単位:%
チャート(出荷在庫バランス)
電子部品・デバイス工業の出荷在庫バランスのチャート
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- 単位:%
[3カ月平均] 電子部品・デバイス工業の出荷在庫バランスのチャート
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時系列(historical data)
電子部品・デバイス工業の生産計画(製造工業生産予測指数の2024年3月調査より)
生産計画は、製造工業生産予測調査で企業の生産計画を調査した見込みを指数化したもので、以下はその指数値の前月比の値です(経済産業省公表)。
日付 | 生産計画(前月比) |
---|---|
2024年04月 | 3.3% |
2024年03月 | 4.9% |
電子部品・デバイス工業の生産指数・出荷指数・在庫指数
日付 | 生産 | 出荷 | 在庫 |
---|---|---|---|
2024年02月 | 94.9 | 94.9 | 77.6 |
2024年01月 | 94.7 | 96.9 | 81.0 |
2023年12月 | 98.6 | 99.6 | 91.4 |
2023年11月 | 97.0 | 100.1 | 93.5 |
2023年10月 | 97.5 | 100.0 | 97.6 |
2023年09月 | 93.5 | 98.6 | 97.5 |
2023年08月 | 93.6 | 100.1 | 106.2 |
2023年07月 | 92.8 | 94.1 | 112.2 |
2023年06月 | 97.7 | 103.1 | 114.6 |
2023年05月 | 92.4 | 98.6 | 115.2 |
2023年04月 | 95.1 | 99.9 | 121.2 |
2023年03月 | 90.8 | 97.5 | 121.9 |
2023年02月 | 95.4 | 100.8 | 127.0 |
2023年01月 | 93.1 | 98.0 | 123.6 |
2022年12月 | 97.8 | 101.2 | 119.7 |
2022年11月 | 98.1 | 102.3 | 115.6 |
2022年10月 | 100.3 | 107.7 | 113.5 |
2022年09月 | 101.1 | 107.2 | 119.7 |
2022年08月 | 102.0 | 109.7 | 108.0 |
2022年07月 | 105.3 | 110.9 | 108.7 |
2022年06月 | 107.6 | 110.6 | 117.0 |
2022年05月 | 106.6 | 109.4 | 108.0 |
2022年04月 | 107.7 | 108.3 | 108.6 |
2022年03月 | 111.2 | 111.7 | 112.1 |
2022年02月 | 112.5 | 114.9 | 105.5 |
2022年01月 | 112.8 | 113.3 | 107.7 |
2021年12月 | 109.9 | 113.6 | 105.2 |
2021年11月 | 111.9 | 112.0 | 106.3 |
2021年10月 | 108.4 | 106.7 | 103.3 |
2021年09月 | 109.6 | 106.1 | 100.0 |
2021年08月 | 113.1 | 106.9 | 96.9 |
2021年07月 | 114.6 | 111.1 | 88.1 |
2021年06月 | 113.4 | 110.6 | 85.0 |
2021年05月 | 113.4 | 111.3 | 76.1 |
2021年04月 | 113.5 | 113.1 | 78.6 |
2021年03月 | 108.6 | 107.9 | 78.1 |
2021年02月 | 109.1 | 108.5 | 81.8 |
2021年01月 | 112.8 | 111.0 | 86.4 |
2020年12月 | 106.8 | 103.6 | 87.8 |
2020年11月 | 104.9 | 102.7 | 89.0 |
2020年10月 | 103.9 | 100.9 | 91.6 |
2020年09月 | 104.1 | 104.5 | 94.9 |
2020年08月 | 99.2 | 99.2 | 97.6 |
2020年07月 | 95.7 | 99.2 | 98.8 |
2020年06月 | 90.1 | 93.9 | 101.1 |
2020年05月 | 94.6 | 97.2 | 110.4 |
2020年04月 | 101.0 | 99.6 | 109.9 |
2020年03月 | 101.3 | 101.7 | 106.3 |
2020年02月 | 97.7 | 97.6 | 106.8 |
2020年01月 | 96.4 | 95.7 | 103.9 |
2019年12月 | 99.0 | 101.0 | 96.4 |
2019年11月 | 97.8 | 100.8 | 108.0 |
2019年10月 | 99.4 | 100.9 | 106.1 |
2019年09月 | 99.3 | 99.5 | 102.0 |
2019年08月 | 99.3 | 104.3 | 103.6 |
2019年07月 | 98.8 | 99.1 | 109.8 |
2019年06月 | 96.4 | 98.6 | 103.6 |
2019年05月 | 97.5 | 98.4 | 109.8 |
2019年04月 | 96.9 | 97.9 | 112.4 |
2019年03月 | 99.8 | 102.1 | 109.2 |
2019年02月 | 99.3 | 101.4 | 116.9 |
2019年01月 | 101.1 | 103.0 | 112.5 |
2018年12月 | 102.8 | 102.8 | 112.8 |
2018年11月 | 103.0 | 104.1 | 117.5 |
2018年10月 | 108.3 | 111.7 | 121.4 |
2018年09月 | 97.8 | 95.2 | 126.9 |
2018年08月 | 102.1 | 104.1 | 119.1 |
2018年07月 | 105.7 | 103.7 | 122.8 |
2018年06月 | 105.0 | 103.5 | 118.5 |
2018年05月 | 106.8 | 106.6 | 111.5 |
2018年04月 | 102.5 | 102.8 | 109.8 |
2018年03月 | 103.5 | 102.0 | 109.4 |
2018年02月 | 102.8 | 99.0 | 100.5 |
2018年01月 | 101.1 | 100.4 | 99.9 |