
「刈り込み平均値」「加重中央値」「最頻値」は、日銀が独自に作成した「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」(コア指標)です(基調的な物価変動をより的確に把握するための指標です)。日本の場合、物価動向の分析はコアCPIを見るのが一般的ですが、様々なコア指標を総合的に見て基調的なインフレ率を見る必要があることから作成された指標です。

AIによる基調的なインフレ率を捕捉するための指標の重要度評価
刈り込み平均値は、上位と下位の一定割合の価格変動を除外することで、基調的なインフレ動向を把握しやすくする。極端な変動に左右されにくく、エネルギーや生鮮食品価格の急変動がある際でも、比較的安定した指標を提供する。重要度は4.2。
加重中央値は、価格変動の中間地点を捉えることで、経済全体の物価傾向を示す。高騰や急落している項目の影響を抑えることができるため、政策判断の際に有用だが、経済全体で広く起きているインフレ率の傾向を捉える能力にやや限界がある。重要度は4.0。
最頻値は、インフレ動向の中で「典型的」な価格変動を捉えることで、基調インフレ率の概観を得られる。エネルギーや食品価格の短期的な変動が激しいときに、他の指標を補完する役割を果たす。ただし、最頻値が特定の価格帯に偏る場合、経済全体のインフレ動向を正確に反映しない可能性がある。重要度は3.8。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(刈り込み平均値・加重中央値・最頻値)
刈り込み平均値と加重中央値と最頻値のチャート
刈り込み平均値と加重中央値と最頻値の推移を示したチャートです。コアCPIとの比較チャートにしています。
Chart [Measures of Underlying Inflation(BOJ):Trimmed mean,Mode,Weighted median]
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関連指標
日本のコアCPI
日本のコアCPIの解説と推移は、以下のページで掲載しています。
日本の消費者物価指数(CPI)
日本の消費者物価指数の推移と解説は、以下のページで掲載しています。
[速報] 最新データ|刈り込み平均値・加重中央値・最頻値の時系列(historical data)
| 日付 | 刈り込み 平均値 | 加重 中央値 | 最頻値 |
|---|---|---|---|
| 2026年02月 | +1.6 | +0.7 | +1.6 |
| 2026年01月 | +1.7 | +0.8 | +1.5 |
| 2025年12月 | +1.9 | +0.8 | +1.4 |
| 2025年11月 | +2.2 | +1.3 | +1.4 |
| 2025年10月 | +2.2 | +1.5 | +1.6 |
| 2025年09月 | +2.1 | +1.4 | +1.7 |
| 2025年08月 | +2.0 | +1.1 | +1.9 |
| 2025年07月 | +2.0 | +1.1 | +1.5 |
| 2025年06月 | +2.3 | +1.4 | +1.4 |
| 2025年05月 | +2.5 | +1.7 | +1.6 |
| 2025年04月 | +2.4 | +1.7 | +1.8 |
| 2025年03月 | +2.2 | +1.4 | +1.4 |
| 2025年02月 | +2.2 | +1.4 | +1.2 |
| 2025年01月 | +2.2 | +1.4 | +1.3 |
| 2024年12月 | +1.9 | +1.0 | +1.1 |
| 2024年11月 | +1.7 | +0.9 | +1.1 |
| 2024年10月 | +1.5 | +0.8 | +1.3 |
| 2024年09月 | +1.7 | +0.8 | +1.4 |
| 2024年08月 | +1.8 | +0.7 | +1.3 |
| 2024年07月 | +1.8 | +1.1 | +1.5 |
| 2024年06月 | +2.1 | +1.4 | +1.6 |
| 2024年05月 | +2.1 | +1.3 | +1.5 |
| 2024年04月 | +1.8 | +1.1 | +1.6 |
| 2024年03月 | +2.2 | +1.3 | +1.9 |
| 2024年02月 | +2.3 | +1.4 | +2.0 |
| 2024年01月 | +2.6 | +1.9 | +2.3 |
| 2023年12月 | +2.6 | +1.6 | +2.4 |
| 2023年11月 | +2.7 | +1.7 | +2.4 |
| 2023年10月 | +3.0 | +2.2 | +2.6 |
| 2023年09月 | +3.4 | +2.0 | +2.8 |
| 2023年08月 | +3.3 | +1.8 | +3.0 |
| 2023年07月 | +3.3 | +1.6 | +3.0 |
| 2023年06月 | +3.0 | +1.4 | +2.9 |
| 2023年05月 | +3.1 | +1.4 | +2.9 |
| 2023年04月 | +3.0 | +1.2 | +2.8 |
| 2023年03月 | +2.9 | +1.0 | +2.7 |
| 2023年02月 | +2.7 | +0.8 | +2.1 |
| 2023年01月 | +3.1 | +1.1 | +1.6 |
| 2022年12月 | +3.1 | +1.4 | +1.6 |
| 2022年11月 | +2.9 | +1.2 | +1.5 |
| 2022年10月 | +2.7 | +1.1 | +1.3 |
| 2022年09月 | +2.0 | +0.5 | +0.9 |
| 2022年08月 | +1.9 | +0.5 | +0.8 |
| 2022年07月 | +1.8 | +0.3 | +0.7 |
| 2022年06月 | +1.6 | +0.5 | +0.5 |
| 2022年05月 | +1.5 | +0.4 | +0.5 |
| 2022年04月 | +1.4 | +0.3 | +0.4 |
| 2022年03月 | +1.1 | +0.2 | +0.3 |
| 2022年02月 | +1.0 | +0.1 | +0.3 |
| 2022年01月 | +0.8 | +0.2 | +0.3 |
| 2021年12月 | +0.9 | +0.1 | +0.3 |
| 2021年11月 | +0.8 | +0.1 | +0.2 |
| 2021年10月 | +0.6 | +0.1 | +0.2 |
| 2021年09月 | +0.6 | +0.2 | +0.2 |
| 2021年08月 | +0.3 | +0.1 | +0.2 |
| 2021年07月 | +0.2 | +0.1 | +0.1 |
| 2021年06月 | 0.0 | +0.1 | +0.1 |
| 2021年05月 | -0.1 | +0.1 | +0.1 |
| 2021年04月 | -0.3 | +0.1 | +0.1 |
| 2021年03月 | -0.1 | +0.1 | +0.1 |
| 2021年02月 | -0.2 | +0.1 | +0.1 |
| 2021年01月 | -0.3 | 0.0 | 0.0 |
| 2020年12月 | -0.3 | 0.0 | +0.1 |
| 2020年11月 | -0.1 | +0.1 | +0.1 |
| 2020年10月 | 0.0 | +0.1 | +0.3 |
| 2020年09月 | -0.1 | +0.1 | +0.2 |
| 2020年08月 | 0.0 | +0.1 | +0.1 |
| 2020年07月 | 0.0 | +0.1 | +0.1 |
| 2020年06月 | +0.1 | +0.1 | +0.3 |
| 2020年05月 | 0.0 | +0.1 | +0.3 |
| 2020年04月 | -0.1 | 0.0 | +0.3 |
| 2020年03月 | +0.1 | 0.0 | +0.2 |
| 2020年02月 | +0.2 | 0.0 | +0.3 |
| 2020年01月 | +0.3 | 0.0 | +0.3 |
刈り込み平均値・最頻値・加重中央値の解説
基調的なインフレ率を捕捉するための指標とは?
日本銀行(日銀)は、物価安定目標を早期に実現するため消費者物価指数(CPI)の動向を重視していますが、消費者物価は様々な要因の影響で変動することから、金融政策の運営にあたって一時的な撹乱要因の影響を取り除いて基調的な変動を的確に把握する必要があります。物価動向の分析は一時的要因の影響を取り除いたコア指標のコアCPIを見るのが一般的ですが、特定のコア指標だけでなく、様々なコア指標を総合的に見て基調的な物価変動をより的確に把握するため日銀が独自に作成した指標が”基調的なインフレ率を捕捉するための指標”として公表される「刈り込み平均値」「加重中央値」「最頻値」です。それぞれ一部の品目の大きな動きに左右されず物価の基調をつかみやすい指標です。
刈り込み平均値とは?
刈り込み平均値(読み方:かりこみへいきんち)とは、価格変動が大きい上下10%の品目を異常値として機械的に除いた指標です。従来から公表されている指標で、日銀の分析ではコアCPIと共に将来の基調的変動の予測に有効としています。
最頻値とは?
最頻値(読み方:さいひんち)とは、品目別価格変動分布において最も頻度の高い価格変化率を示した指標です。最頻値は分布シフトを表すコア指標で、粘着的で需給ギャップとの関係は弱めの指標です。最頻値は試算値で、品目別価格変動分布がどの程度シフトしているかを端的に示す指標です。
日本の需給ギャップ(GDPギャップ)の推移と解説は、以下のページで掲載しています。
加重中央値とは?
加重中央値(読み方:かじゅうちゅうおうち)とは、価格上昇率の高い順にウエイトを累積して50%近傍にある価格変化率を示した指標です。加重中央値も分布シフトを表すコア指標で、粘着的で需給ギャップとの関係は弱めの指標です。加重中央値は「動かぬ物価指標」と呼ばれるほど動かない傾向が過去ありました。ゆえに、この加重中央値が上昇・低下しそれが続けば、物価上昇・低下の基調は一時的なものではないと見ることができます。
公表日
刈り込み平均値と加重中央値と最頻値の公表日は、消費者物価指数(CPI)の公表日の2営業日後の14時予定です。
- 当ページは、基調的なインフレ率を捕捉するための指標「刈り込み平均値」「加重中央値」「最頻値」の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「刈込平均値とは」 - Source:日本銀行(BOJ:Bank of Japan)
- 単位:%
- 前年比
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
- Measures of Underlying Inflation(BOJ)
- Trimmed mean(y/y % chg.),Mode(y/y % chg.),Weighted median(y/y % chg.) historical data&chart


