日本の実質金利の概要
日本の実質金利の最新データを掲載しています。日本の実質金利を見れば、日本円の強弱や価値、日銀(日本銀行)の金融緩和度合いが測れます。
- 当ページは、日本の実質金利の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「実質金利とは(予想実質金利とは)ー名目金利との違いー」 - Source:株式マーケットデータ
- 当ページでは、日本の名目金利(長期金利・10年国債利回り)から期待インフレ率(10年)を差し引いた市場で最も注目される実質金利(予想実質金利・10年)の推移とチャートを掲載しています。
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
- 毎月初に前月分を更新。
- real interest rate(Japan) historical data&chart
- 単位:%
実質金利のわかりやすい解説
実質金利について、
- 計算式
- 期待インフレ率の解説
- 潜在成長率と景気との関係
- 利上げ・利下げの影響
- 実質金利マイナスの場合の影響
- 利下げをしても実質金利が下がらない理由
- QE(量的緩和政策)の実質金利への影響
等々、実質金利の詳しい解説は、以下の米国(アメリカ)の実質金利の推移(チャートと時系列)と解説を掲載しているページに記載しています。参考にしてください。
米国の実質金利の推移はこちら
実質金利と円の関係(日本円に投資する?しない?)
日本の実質金利は、日本円へ投資するか否かの「円の魅力」も表します。
実質金利が上昇すれば、日本円への投資で金利がより得られるため日本円の魅力が高まり、他の国から日本に資金が戻りやすくなります。これは円高要因となります。逆に、実質金利が低下すれば日本円の魅力が下がります(円安要因)。また、期待インフレ率が低下あるいは横ばいで実質金利が上昇する局面は円高要因となります。円高・円安・円買い・円売りの解説は以下のページを参照してください。
円インデックス(円指数)の推移はこちら
日本円の強弱は、円インデックス(円指数)で見るのが一般的です。円インデックスの推移は以下のページで掲載しています。
日本の投資家の方は為替市場でドル円を中心にトレードしていることが多いですが、ドル円の動向は日本の実質金利と米国の実質金利ではかることが多いため、当ページで掲載している「実質金利(日本)」と、上記で紹介した「米国の実質金利」が参考になります。
為替のファンダメンタルズは金利!
為替とは「異なる通貨を交換すること」です。為替取引は異なる通貨を交換する取引ですので、それぞれの国と国の経済力の強弱を見る必要があります。例えば、ドル円であれば米国と日本の経済力を見る必要があります。
日本の経済力が強くなる局面では日本円の価値が上がりますので、円は買われやすくなります。その場合は円買いが進みやすく円高要因となります。逆に日本の経済力弱くなる局面では日本円の価値が下がりますので、円売りが進みやすく円安要因となります。米国の場合も同様で、米国の経済力が強くなる局面ではドル買いが進みやすくドル高要因、弱くなる局面ではドル売りが進みやすくドル安要因となります。
国と国の経済力を見る方法は様々あります。経済指標を見て判断することもありますが、最も注目されるのが”金利”です。
というのも、金利にはその国の政治や経済、投資家の思惑、企業の思惑、資金の需給などすべての要素が含まれると考えられるためです。「為替のファンダメンタルズは金利」と言われるほど金利は重要視されます。為替は言うなれば「金利の交換」でもありますので、為替相場を見る場合、通貨ペアそれぞれの金利を見るのが基本です。
為替と金利の解説は、以下のページでわかりやすく解説していますので、参考にしてください。
ドル円は実質金利を見ればいい?名目金利を見ればいい?
通常は名目金利が重視される
為替相場を見る場合、それぞれの国の金利が最も重要視されますが(ドル円であれば米国と日本の金利)、その金利は実質金利を見ればいいのでしょうか?名目金利を見ればいいのでしょうか?
これは局面によって異なると見るのが一般的ですが、通常は名目金利を重視することが多いです。ドル円であれば、米国の名目金利と日本の名目金利です。米国と日本の名目金利は、以下のページで掲載していますので参照してください。”国債利回り”というタイトルのページですが、これは名目金利のことを指しています。
米国の国債利回りの推移はこちら
日本の国債利回りの推移はこちら
日米名目金利差の推移はこちら
日本と米国の名目金利の差は以下のページで掲載しています。
名目金利が重視されやすい理由は他にもあります。以下のページで解説していますので参考にしてください。
実質金利が重視される局面とは?
一方、名目金利でなく実質金利が重視される局面があります。それは日本あるいは米国の金融政策への期待が先行している時です。当ページでは、実質金利の中で最も注目される予想実質金利(10年)を掲載していますが、政策期待が先行する局面ではこれが最も注目されやすいですし、「日本の実質金利」と言う場合は、この「予想実質金利(10年)」を指していることがほとんどです。10年物(長期金利)ですので、正確には「予想実質長期金利」と言います。
ただ、もちろん名目金利も実質金利もどちらも為替相場に影響しますので、それが前提の話です。局面によってどちらが重視されやすいかということです。
さて、為替と金利は相関する(連動する)場合もあれば相関しない(連動しない)場合もあります。為替は金利要因だけで動くわけではありません。為替と金利の相関係数が極端に低い場合も往々にしてありますし、需給要因も大きく関わりますが、金利は金融の中心的存在で、為替は金利の交換でもありますので、まずは金利動向を見るのが基本です。
日本の実質政策金利の推移はこちら
日本の実質政策金利の推移は以下のページで掲載しています。実質金利と実質政策金利の違いや実質金利と名目金利、インフレ率の見方の解説も記載していますので参考にして下さい。
日米実質金利差の推移はこちら
日本と米国の実質金利の差「日米実質金利差」の推移は、以下のページで掲載しています。
チャート(日本の実質金利)
[日次] 日本の実質金利のチャート
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- Chart [real interest rate(Japan)-Daily]
- チャートは実質金利の0%ラインに黒色の点線を引いています。
[日次] 日本の実質金利と日経平均株価のチャート
- Chart [real interest rate(Japan) and NIKKEI225-Daily]
[日次] 日本の実質金利とドル円のチャート
- Chart [real interest rate(Japan) and USD/JPY-Daily]
[速報] 最新データ|日本の実質金利の時系列(historical data)
日付 | 実質金利(日本) |
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