[お知らせ] ”日本の政策金利と実質政策金利”のページに、各政策金利と日経平均株価やドル円との比較チャートを追加!
PR

SQ値(日経平均先物・オプション)

日経平均先物(日経225先物)と日経225オプションのSQ(特別清算指数)の最新データを速報で掲載しています。オプションSQとメジャーSQ、「幻のSQ」「魔の水曜日」の解説も掲載。SQ前後の思惑的な売買には注意が必要です。

日経平均先物(日経225先物・日経平均株価)のsq値

AIによる日経平均のSQ値の重要度評価

4.6

日経平均先物・オプションのSQ値は、株式市場の大口投資家や機関投資家の取引動向を反映しやすい。特に、現物市場へのインパクトが大きく、需給面での短期的なトレンドを示す重要指標。

AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。

チャート(日経平均先物・オプションのSQ値)

日経平均先物・オプションのSQ値のチャート

日経平均のsq値のチャート

日経平均先物・オプションのSQ値と日経平均株価の比較チャート

sqと日経平均株価のチャート
  • チャート画像クリックで拡大表示します。
  • Chart [Special Quotation(nikkei225 Futures-japan)]

日経平均先物・オプションのSQ日の日程はこちら

米国(アメリカ)と日本のSQの日程(カレンダー)と、SQや先物取引・オプション取引の解説は、以下のページで掲載しています。

日本と米国の各SQ値の推移はこちら

[速報] 最新データ|日経平均先物・オプションのSQ値の時系列(historical data)

(P)は速報値

WordPress Tables Plugin

SQとは?わかりやすく簡単に解説

SQ(英語:Special Quotation・読み方:えすきゅー)とは、「特別清算指数(とくべつせいさんしすう)」や「最終清算指数(さいしゅうせいさんしすう)」と呼ばれる、先物取引オプション取引の最終決済を行うために算出される指数(価格)です。先物取引やオプション取引は取引する期間が決まっている取引ですので、その取引期間内に反対売買をして取引終了(決済)しなければなりませんが、限月(最終的に決済しなければならない期限)の時に残った建玉(反対売買で取引が清算されていない未決済のもの)を強制的に現金決済するための価格が「SQ」です。

SQ値とは?SQ日とは?

簡単に言うと、先物取引やオプション取引は取引期間が決まっていて、その期間内に決済しないと最終決済日にSQの値(これをSQ値(読み方:えすきゅーち)といいます)で強制決済されることになるのです。この最終決済日のことを「SQ日(読み方:えすきゅーび)」といいます。

オプションSQとは?メジャーSQとは?

日経平均先物など株価指数先物取引のSQは、3月・6月・9月・12月のそれぞれの限月の最終決済日である第2金曜日の現物の指数構成全銘柄の始値を基に算出され、株価指数オプションの場合は、毎月それぞれの限月の最終決済日である第2金曜日の始値を基に算出されます。

オプションSQは、いつ?SQ値は?

「日経225mini」や「日経225オプション」は株価指数オプションですので、毎月第2金曜日が最終決済日となっており「オプションSQ」と呼ばれています。日経225miniや日経225オプションは、日経平均株価を構成する225銘柄の始値を基にSQ値が算出されます。

メジャーSQは、いつ?SQ値は?

日経平均先物(日経225先物)は株価指数先物ですので、最終決済日は3月・6月・9月・12月の第2金曜日となっており、3月・6月・9月・12月の第2金曜日はオプションSQと同じ日になります。この日は先物とオプションの両方の最終決済日になっていますので「メジャーSQ(めじゃーえすきゅー)」と呼ばれています。

SQ日が祝日(休場)の場合は?

SQの日(SQ日)は、上記の通り第2金曜日ですが、その日が休日(祝日・休場)の場合、SQ日は前営業日となります。

メジャーSQの週はなぜ相場が荒れるのか?

メジャーSQは、簡単に言うと先物とオプションの清算が重なる日です。一般的にメジャーSQがある週は、清算される価格を巡って思惑的な売買が多くなりやすく、また取引参加者は時間制限の中で取引しますので、突発的に株価が大きく変動してしまうことがあります。

例えば、日経平均株価のあるストライクプライス(権利行使価格)(ここでは例として「2万円」とします)のコールオプションの建玉が積みあがっていたとします(建玉とは未決済の残高です)。この場合、コールオプションを買っている人(買い手)は、日経平均株価が2万円を超えて上昇すれば儲かりますが、コールオプションを売っている人(売り手)は損失が出てしまいます。ゆえに、売り手はその損失を補填するために「日経平均先物を買う」という行動を起こしやすくなります。例えば、その日経平均先物への買いで日経平均先物の価格が現物より割高になれば、裁定取引(アービトラージ)を行う裁定業者が「先物の売りと現物の買い」の裁定取引を行いますので、現物の日経平均株価は上昇しやすくなります。

この例の場合、通常であれば売り手は日経平均株価が2万円を超えて上昇すれば、日経平均先物を買うか、ロールオーバーするかの選択になります。日経平均先物を買う場合であれば、上記のように裁定取引も働いて日経平均株価の上昇要因となります。一方、これらは一時的なポジション調整ですので、SQ通過後は先物の売りが出て、現物の日経平均株価が下がる要因ともなります。

幻のSQとは?

SQ日に日経平均株価がSQ値にタッチしないことがあります。これを「幻のSQ(まぼろしのえすきゅー)」と言います。相場の強弱を計る指標として使われることが多いので、見方を簡単に解説します。

幻のSQの見方の解説(SQ値と日経平均株価)

  • SQ日に日経平均株価より上にあるSQ値に日経平均株価がタッチしなかった場合、今後の相場は弱いと見られる傾向があります。
  • SQ日に日経平均株価より下にあるSQ値に日経平均株価がタッチしなかった場合、今後の相場は強いとみられる傾向があります。

魔の水曜日(SQ前は相場が荒れやすい?)

SQ日前の水曜日は、相場が荒れやすいため「魔の水曜日(まのすいようび)」と呼ばれています。火曜日や金曜日も荒れることがありますが、その際の建玉次第で荒れやすかったり荒れにくかったりします。もしSQで荒れやすそうな相場が見込まれていれば、SQに関係のない新興市場の銘柄が物色されやすくなります。

一方で、SQ日の翌週の火曜日や水曜日の相場も注目されやすいです。というのも、新規の買いや売りはそのあたりに入ってきやすいので、日経平均株価を構成する225銘柄の動向を見て、今後の相場の強弱を計ることも多いです。

海外投資家の日経平均先物(日経225先物)のポジションはこちら

海外投資家の日経平均先物(日経225先物)のポジションの推移は、以下のページで掲載しています。

先物ポジション(海外投資家)
海外投資家(外国人投資家)の先物取引のポジションのチャートと時系列です。日経平均先物(日経225先物)とTOPIX先物のポジションの推移、日経平均株価とTOPIXとの比較チャートを掲載。ポジション動向は影響力がとても大きいため注目度が非常に高い。
  • 当ページは、日経平均先物(日経225先物)と日経225オプションのSQ(特別清算指数)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • 各指数・指標の解説
    SQとは
  • Source:JPX(Japan Exchange Group, Inc.:日本取引所グループ)/OSE(Osaka Exchange,Inc.:大阪取引所)
  • 単位:円
  • Special Quotation(nikkei225 Futures-japan) historical data&chart
  • Special Quotation(nikkei225 Options-japan) historical data&chart