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ドットチャート(FOMC)

  1. ドットチャート(FF金利の予想分布)の概要
  2. ドットチャートとは?
    1. ドットチャートをわかりやすく簡単に解説
    2. ドットチャートの公表日は、いつ?
  3. 利上げ・利下げ回数は?ドットチャートの見方をわかりやすく簡単に解説
    1. ドット(点)は何を表している?
    2. 実際に公表されたドットチャートを使って解説
    3. ドットチャートの変化を見よう!
    4. 利上げ回数・利下げ回数の見方
  4. Longer runとは?(ロンガーランレートとは?)
    1. Longer runは中立金利を示す・中立金利とは?
    2. 中立金利の中央値と推定レンジはこちら
  5. FOMC声明文
    1. 2022年9月のFOMC声明文
    2. 2022年7月のFOMC声明文
    3. 2022年6月のFOMC声明文
      1. [添付資料]
    4. 2022年5月のFOMC声明文
      1. [添付資料]
    5. 2022年3月のFOMC声明文
  6. 公表されたドットチャート・時系列(historical data)
    1. 2022年9月公表のドットチャート
      1. 内容(2022年9月)
    2. 2022年6月公表のドットチャート
      1. 内容(2022年6月)
    3. 2022年3月公表のドットチャート
      1. 内容(2022年3月)
    4. 2021年12月公表のドットチャート
      1. 内容(2021年12月)
    5. 2021年9月公表のドットチャート
      1. 内容(2021年9月)
    6. 2021年6月公表のドットチャート
    7. 2021年3月公表のドットチャート
    8. 2020年12月公表のドットチャート
    9. 2020年9月公表のドットチャート
    10. 2020年6月公表のドットチャート
    11. 2020年3月公表のドットチャート
    12. 2019年12月公表のドットチャート
    13. 2019年9月公表のドットチャート
    14. 2019年6月公表のドットチャート
    15. 2019年3月公表のドットチャート

ドットチャート(FF金利の予想分布)の概要

ドットチャート(fomc)
federal reserve bank

FRB(連邦準備制度理事会)が公表しているFOMC参加者が予想する米国の政策金利(FF金利)の誘導目標の水準を点(ドット)で散布図化したものが「ドットチャート(FF金利の予想分布図)」です。市場参会者は、このドットチャートを見て利上げの開始時期や利上げ回数を予測していますので注目度が最も高い指標です。

  • 米国(アメリカ)のFRB(連邦準備制度理事会)は、FOMC(連邦公開市場委員会)参加者らの政策金利見通し(ドットチャート)を公表しています。当ページは、その解説と公表されたドットチャートの画像を掲載したページです。
  • Source:Board of Governors of the Federal Reserve System
  • dot chart(FRB) historical data&chart

ドットチャートとは?

ドットチャートをわかりやすく簡単に解説

ドットチャート(英語:dot chart)とは、FOMC参加者(メンバー)が適切と考える米国の政策金利である「FF金利(FFレート)」の誘導目標の水準(政策金利の見通し)を、点(ドット)の分布で示した散布図です。

FF金利とFRBのFF金利の誘導目標の上限と下限の解説と推移は、以下のページで掲載しています。

ドットチャートは、FOMC参加者が適切と考える米国の政策金利である「FF金利」の誘導目標の水準を示した図です。FF金利は米国の金融市場の中心的な金利で、米国の金利のど真ん中、最も重要な金利です。このFF金利の動きがプライムレートや住宅ローンや貯蓄などの長期金利にも間接的に影響を及ぼすため、FRBはこのFF金利を金融政策によって誘導しています。

FF金利というのは銀行間のお金のやりとりにつく金利ですので、通常は銀行間でレートが決定されるものですが、ここにFRBが介入しているため、実際のFF金利は”FRBのFF金利の誘導目標の水準”に近づきます。ドットチャートは、そんなFF金利の将来の誘導目標の水準がわかる図です。つまり、”FRBが今後どのような水準にFF金利を持って行きたいのかがわかる図”ですので、ドットチャートは市場参加者の注目度が最も高い指標となっています。

ドットチャートの公表日は、いつ?

ドットチャートは年8回開催されるFOMCのうち、3月・6月・9月・12月のFOMC時にFRBが公表しています。当ページでは、ページ下部の「時系列(ドットチャート・FRB公表分)」の欄に、その公表分をそのまま画像で掲載しています。

利上げ・利下げ回数は?ドットチャートの見方をわかりやすく簡単に解説

ドット(点)は何を表している?

ドットチャートの1つずつのドット(点)は、FOMC参加者1人のFF金利の誘導目標水準の予想レンジの中央値を表しています。 簡単に言うと、FOMC参加者1人が「米国の政策金利の適切な水準はここだ!」と考える所に1つのドットがついています。

ドットチャートは、各FOMC参加者が適切と考えるの今後3-4年間のFF金利の誘導目標の水準(政策金利金利見通し)が掲載されています。さらに、より長期にわたる政策金利見通しが「Longer run」という項目で掲載されています (Longer runについては、下の「Longer runとは?(ロンガーランレートとは?)」の欄で見方の解説があります) 。

実際に公表されたドットチャートを使って解説

では、実際に公表されたドットチャートを見ながら見方を解説します。

ここでは「2021年6月」に公表されたドットチャートを例にします。

以下の画像をご覧ください。

ドットチャートの見方をわかりやすく解説

ドットチャート(2021年6月分)

これが実際に公表されたドットチャートです。このドットチャートでは、赤色の丸で囲われた箇所にドットが11個並んでます。ドットチャートは、 FOMC参加者1人が「米国の政策金利の適切な水準はここだ!」と考える所に1つのドット(点)がつきますので、2021年6月に開催されたFOMCで、2022年の米国の政策金利の適切な水準は「0.00%-0.25%」だと考えるFOMC参加者が11人いた、ということを表しています。

ドットチャートの変化を見よう!

ドットチャートを見る場合、以前のドットチャートと比較して、FOMC参加者の政策金利見通しがどのように変わったのか、その変化を見ることが大切です。

ここでは「2021年6月公表分」のドットチャートと、その前の2021年3月のFOMCで公表された「2021年3月公表分」のドットチャートを比較して解説します。

利上げ回数・利下げ回数の見方(ドットチャート)

2021年6月と2021年3月のドットチャート

上図は、「2021年6月公表分」のドットチャートと2021年3月公表分」のドットチャートを横並びで掲載しています。

  • 赤色の囲みが「2021年6月公表」のドットチャート
  • 青色の囲みが「2021年3月公表」のドットチャート

になっています。それぞれのドットチャートは”2022年”と”2023年”の箇所を抜粋して掲載しています(2021年3月公表分に関しては右側の「Longer run」の欄も掲載しています)。

さて、2021年6月公表分と2021年3月公表分のドットチャートを見てもらうと、2021年3月公表分に比べて2021年6月公表分は、”2022年”と”2023年”ともにドットが上に散らばったのが見てとれると思います。2021年3月公表分のドットチャートは2022年・2023年ともに「0.00%-0.25%」の水準にドットが多かったのですが、2021年6月公表分のドットチャートでは2022年・2023年ともにドットが上に散らばり、2023年は特に上に散らばっています。

これが何を表しているのかというと、2021年6月時点および2021年3月時点のFRBのFF金利の誘導目標水準は、ともに「0.00%-0.25%」でしたので、2022年・2023年に利上げをするのが適切と考えるFOMC参加者が増えたことを示しています。

例えば、2021年3月公表分のドットチャートでは、利上げが適切と考えていたFOMC参加者は4人でしたが、2021年6月公表分のドットチャートでは7人に増えていますので、利上げ派が増えたことを表しています。ということは「利上げ派が多数派になるには、あと3人必要だな!」ということがわかります。以後、米国の経済が上向いてくれば、2022年にも利上げが開始される可能性が高まるな、という見方が市場参加者の中で多くなります。

利上げ回数・利下げ回数の見方

市場参加者は、このドットチャートを見て今後の利上げや利下げの可能性を予想し、利上げ回数や利下げ回数もカウントしています。利上げ回数や利下げ回数は、ドットチャートの中央値を見てカウントすることができます。ドットチャートの中央値というのは、FOMC参加者の政策金利見通しの中央値ということです。

ドットチャートを見ていると、FOMC参加者それぞれが適切と考える政策金利水準にバラツキがあるのがわかると思いますが、その中央値が最も大事です。中央値はドットチャートを見て計算することができますが、FRBがその数値を公表していますのでそれを見ましょう。 ドットチャートの中央値(FOMC参加者の政策金利見通しの中央値 )は、以下のページで掲載しています。

利上げ回数や利下げ回数のカウントの仕方は、上記のページの政策金利見通しの中央値を見ればすぐにわかります。ただ、見方をわかっていないと見てもわからないので、その解説は姉妹サイト「投資戦略」の「利上げ回数の見方(FOMC参加者のFFレート予想から)」のページで詳しく解説しています。一度目を通してもらえれば利上げ回数や利下げ回数がカウントできるようになりますので、是非読んでください。

Longer runとは?(ロンガーランレートとは?)

ドットチャートの右側には「Longer run(読み方:ロンガーラン)」という項目があります。これは、「ロンガーランレート」と呼ばれる、FOMC参加者の長期にわたる政策金利見通し(長期的なFF金利の予測値)を示しています。つまり、Longer runとは、長期的にFF金利がどれくらいになるかの予測値です。

Longer runは中立金利を示す・中立金利とは?

世界の中央銀行は、最適な資産配分が実現する金利水準に実質金利を誘導すればいいという考え方を持っていますので、Longer runはFOMC参加者が予測する「中立金利」を示します。

米国の実質金利の推移は、以下のページで掲載しています。

実質金利(米国)
米国の実質金利のチャートと時系列(5年・7年・10年・20年・30年実質金利の全てを掲載)。FXや株、債券市場が注目!米ドルの強弱やFRBの金融緩和度合いも計れます。計算式や水準、マイナスの影響、利下げ・QE・株価・金との関係なども解説。

中立金利とは、景気を刺激も抑制もしない景気に対して中立的な金利です。FRBは、この中立金利とFF金利の距離を調整して雇用の最大化と物価安定を図っています。つまり、中立金利は金融政策の基準となる金利で、この中立金利とFF金利の距離を調整することによって景気を刺激したり(金融緩和)、景気を抑制したり(金融引き締め)しています。

中立金利は、金融政策の基準となる金利ですのでとても大切です。中立金利の見方を含めた詳しい解説は以下のページで掲載しています。

中立金利(米国)
米国の中立金利のチャートと時系列です(速報)。中立金利とは?わかりやすい解説も掲載。FRBは金融政策で中立金利と政策金利の距離を調整しているので非常に注目されています。計算方法や政策金利との関係、金融緩和と金融引き締めの見方の解説も掲載。

中立金利の中央値と推定レンジはこちら

さて、ドットチャートの「Longer run」という項目ではFOMC参加者が予測する「中立金利」がドットで示されており、ドットがたくさん並んでいるのが見て取れると思いますが、その中立金利の中央値はどれくらいなのか?推定レンジはどれくらいなのか?それもFRBは公表しています。それは、上記の「利上げ回数・利下げ回数の見方」の欄で紹介した「FF金利の予想分布(ドットチャートより)・中立金利・米経済見通し」のページで掲載しています。

FRBの中立金利の予想

この画像は、その「FF金利の予想分布(ドットチャートより)・中立金利・米経済見通し」のページで掲載している2020年12月時点(FRB公表分)のものですが、表の下部に記載している赤色の囲み部分がFOMC参加者が見ている中立金利の中央値と推定レンジです。これを見れば、中立金利の中央値と推定レンジがわかります。

FOMC声明文

2022年9月のFOMC声明文

最近の指標は、支出と生産の緩やかな伸びを示しています。ここ数カ月、雇用は堅調に伸びており、失業率は低いままです。パンデミックに関連した需要と供給の不均衡、食料とエネルギーの価格の上昇、および広範な価格圧力を反映して、インフレは引き続き上昇しています。

ロシアのウクライナに対する戦争は、途方もない人的および経済的困難を引き起こしています。戦争と関連する出来事は、インフレにさらなる上昇圧力を生み出しており、世界の経済活動に重くのしかかっています。委員会はインフレリスクに非常に注意を払っています。

委員会は、長期的に最大の雇用とインフレを2%の率で達成することを目指しています。これらの目標を支援するために、委員会は、フェデラル ファンド レートの目標範囲を3-3.25パーセントに引き上げることを決定し、目標範囲の継続的な増加が適切であると予想しています。さらに、委員会は、5月に発行された連邦準備制度のバランスシートのサイズを縮小するための計画に記載されているように、財務省証券、政府機関の債務および政府機関の住宅ローン担保証券の保有を引き続き削減します。委員会は、インフレ率を目標の2%に戻すことを強く約束します。

金融政策の適切なスタンスを評価するにあたり、委員会は、経済見通しに対する今後の情報の影響を引き続き監視します。委員会は、委員会の目標の達成を妨げる可能性のあるリスクが発生した場合、金融政策のスタンスを適切に調整する用意があります。委員会の評価では、公衆衛生、労働市場の状況、インフレ圧力とインフレ期待、金融および国際情勢に関する測定値など、幅広い情報が考慮されます。

2022年7月のFOMC声明文

最近の支出と生産の指標は軟化している。それにもかかわらず、ここ数ヶ月の雇用増加は堅調であり、失業率は低いままです。パンデミックに関連する需給の不均衡、食料とエネルギーの価格の上昇、およびより広範な価格圧力を反映して、インフレは引き続き上昇しています。

ロシアのウクライナとの戦争は、人的および経済的に多大な困難を引き起こしています。戦争とそれに関連する出来事はインフレにさらなる上向きの圧力を生み出し、世界の経済活動に重くのしかかっています。委員会はインフレリスクに非常に注意を払っています。

委員会は、長期的には2%の割合で最大の雇用とインフレを達成することを目指しています。これらの目標を支持するために、委員会は、フェデラルファンド金利の目標範囲を2.25から2.50%に引き上げることを決定し、目標範囲の継続的な引き上げが適切であると予想しています。さらに、委員会は5月に発行された連邦準備制度のバランスシートの規模を縮小するための計画に記載されているように、財務省証券および政府機関の債務および政府機関のモーゲージ担保証券の保有を引き続き削減します。委員会は、インフレを2%目標に戻すことを強く約束します。

金融政策の適切なスタンスを評価する際に、委員会は経済見通しに対する入ってくる情報の影響を引き続き監視します。委員会は委員会の目標の達成を妨げる可能性のあるリスクが発生した場合、金融政策のスタンスを適切に調整する準備ができています。委員会の評価では、公衆衛生、労働市場の状況、インフレ圧力とインフレ期待、および財政的および国際的な動向に関する情報を含む、幅広い情報が考慮されます。

2022年6月のFOMC声明文

全体的な経済活動は第1四半期に落ち込んだ後、持ち直しているようです。ここ数ヶ月の雇用増加は堅調であり、失業率は低いままです。パンデミック、エネルギー価格の上昇、価格圧力の拡大に関連する需給の不均衡を反映して、インフレは引き続き上昇しています。

ロシアによるウクライナの侵略は、人的および経済的に多大な困難を引き起こしています。侵略とそれに関連する出来事はインフレにさらなる上向きの圧力を生み出し、世界経済活動を圧迫しています。さらに、中国でのCOVID関連の封鎖は、サプライチェーンの混乱を悪化させる可能性があります。委員会はインフレリスクに非常に注意を払っています。

委員会は長期的には2パーセントの割合で最大の雇用とインフレを達成しようとしています。これらの目標を支持するために、委員会は、フェデラルファンド金利の目標範囲を1-1/2から1-3/4%に引き上げることを決定し、目標範囲の継続的な引き上げが適切であると予想しています。さらに、委員会は5月に発行された連邦準備制度のバランスシートの規模を縮小するための計画に記載されているように、財務省証券および代理店債務および代理店住宅ローン担保証券の保有を引き続き削減します。委員会は、インフレを2%の目標に戻すことを強く約束します。

金融政策の適切なスタンスを評価する際に、委員会は経済見通しに対する入ってくる情報の影響を監視し続けます。委員会は委員会の目標の達成を妨げる可能性のあるリスクが発生した場合、金融政策のスタンスを適切に調整する準備ができています。委員会の評価では公衆衛生、労働市場の状況、インフレ圧力とインフレ期待、および財政的および国際的な動向に関する情報を含む、幅広い情報が考慮されます。

金融政策行動への投票は、議長のジェローム・H・パウエルでした。ジョンC.ウィリアムズ、副議長; ミシェル・W・ボウマン; ラエルブレイナード; ジェームズブラード; リサ・D・クック; パトリックハーカー; フィリップN.ジェファーソン; ロレッタ・J・メスター; クリストファー・J・ウォーラー。この行動に反対票を投じたのは、この会議でフェデラルファンド金利の目標範囲を0.5パーセントポイント引き上げて1-1/4パーセントから1-1/2パーセントにすることを好んだエスターL.ジョージでした。パトリック・ハーカーはこの会議で代替メンバーとして投票しました。

[添付資料]

連邦準備制度は、2022年6月15日の声明で連邦公開市場委員会が発表した金融政策スタンスを実施するために以下の決定を下しました。

  • 連邦準備制度の理事会は、2022年6月16日より、準備金に支払われる金利を1.65パーセントに引き上げることに全会一致で投票しました。

  • 政策決定の一環として連邦公開市場委員会は特に指示がない限り、ニューヨーク連邦準備銀行の公開市場デスクに、以下の国内政策に従ってシステム公開市場口座で取引を実行することを承認および指示することを決議しました。
    指令:

    「2022年6月16日発効、連邦公開市場委員会はデスクに次のように指示します。

    • 必要に応じて公開市場操作を行い、FF金利を1-1/2から1-3/4パーセントの目標範囲に維持します。
    • 最低入札率1.75%、総運用限度額5,000億ドルで、夜間のレポ取引を実施します。総運用制限は、議長の裁量により一時的に引き上げることができます。
    • 1.55%の募集率で1日あたり1600億ドルのカウンターパーティごとの制限で、夜間のリバースレポ取引を実施します。カウンターパーティごとの制限は、議長の裁量で一時的に引き上げることができます。
    • 月額300億ドルの上限を超える6月と7月の暦月に満期を迎える連邦準備制度の保有する国債からの元本の支払い額をオークションで繰り越します。この月額上限までの財務クーポン証券と、クーポン元本の支払いが月額上限を下回る範囲で財務省証券を償還します。
    • 6月と7月の暦月に受け取った連邦準備制度のエージェンシー債務とエージェンシーMBSの保有からの元本支払い額が、月額175億ドルの上限を超えている場合、エージェンシーモーゲージ担保証券(MBS)に再投資します。
    • 運用上の理由で必要な場合は、再投資のために記載された金額からの適度な逸脱を許可します。
    • 連邦準備制度の代理店MBS取引の決済を容易にするために、必要に応じてドルロールおよびクーポンスワップ取引に従事します。」
  • 関連する訴訟において、連邦準備制度理事会は2022年6月16日より一次信用率を3/4パーセントポイント引き上げて1.75パーセントにすることを全会一致で承認しました。この訴訟を起こすにあたり、理事会は要請を承認しました。ミネアポリス連邦準備銀行の取締役会によって提出されたそのレートを確立するためです。

2022年5月のFOMC声明文

全体的な経済活動は第1四半期に落ち込みましたが、家計支出と企業設備投資は引き続き堅調でした。ここ数ヶ月、雇用の増加は堅調であり、失業率は大幅に低下しています。パンデミック、エネルギー価格の上昇、価格圧力の拡大に関連する需給の不均衡を反映して、インフレは引き続き上昇しています。

ロシアによるウクライナの侵略は、人的および経済的に多大な困難を引き起こしています。米国経済への影響は非常に不確実です。侵略と関連する出来事はインフレにさらなる上向きの圧力を生み出しており、経済活動を圧迫する可能性があります。さらに、中国でのCOVID関連の封鎖は、サプライチェーンの混乱を悪化させる可能性があります。委員会はインフレリスクに非常に注意を払っています。

委員会は、長期的には2パーセントの割合で最大の雇用とインフレを達成しようとしています。金融政策の立場を適切に固めることで、委員会はインフレが2%の目標に戻り、労働市場は引き続き堅調であると予想しています。これらの目標を支持するために、委員会は、フェデラルファンド金利の目標範囲を0.75%-1%に引き上げることを決定し、目標範囲の継続的な引き上げが適切であると予想しています。さらに、委員会は、この声明に関連して発行された連邦準備制度のバランスシートの規模を縮小するための計画に記載されているように、6月1日から国債および代理店債務および代理店住宅ローン担保証券の保有を削減することを決定しました。 

金融政策の適切なスタンスを評価する際に、委員会は、経済見通しに対する入ってくる情報の影響を引き続き監視します。委員会は、委員会の目標の達成を妨げる可能性のあるリスクが発生した場合、金融政策のスタンスを適切に調整する準備ができています。委員会の評価では、公衆衛生、労働市場の状況、インフレ圧力とインフレ期待、および財政的および国際的な動向に関する情報を含む、幅広い情報が考慮されます。

[添付資料]

連邦準備制度は、2022年5月4日の声明で連邦公開市場委員会が発表した金融政策スタンスを実施するために以下の決定を下しました。

  • 連邦準備制度の理事会は、2022年5月5日より、準備金残高に支払われる金利を0.9%に引き上げることに全会一致で投票しました。

  • 政策決定の一環として、連邦公開市場委員会は、特に指示がない限り、ニューヨーク連邦準備銀行の公開市場デスクに、以下の国内政策に従ってシステム公開市場口座で取引を実行することを承認および指示することを決定しました。

指令:2022年5月5日より、連邦公開市場委員会はデスクに次のように指示します。

  • 必要に応じて公開市場操作を行い、フェデラルファンド金利を0.75-1.00%の目標範囲に維持します。
  • 最低入札率1.0%、総運用限度額5,000億ドルで夜間のレポ取引を実施します。総運用制限は、議長の裁量により一時的に引き上げることができます。
  • オーバーナイトのリバースレポ契約業務を0.8%の募集率で、1日あたり1600億ドルのカウンターパーティごとの制限で実施します。カウンターパーティごとの制限は、議長の裁量で一時的に引き上げることができます。
  • 6月の暦月に満期を迎える連邦準備制度の保有する国債からの元本の支払い額が月額上限の300億ドルを超える額をオークションで繰り越します。この月額上限までの財務クーポン証券と、クーポン元本の支払いが月額上限を下回る範囲で財務省証券を償還します。
  • 6月の暦月に連邦準備制度が保有するエージェンシー債務およびエージェンシーMBSからの元本返済額が、月額上限の175億ドルを超える金額をエージェンシーモーゲージ担保証券(MBS)に再投資します。
  • 運用上の理由で必要な場合は、再投資のために記載された金額からの適度な逸脱を許可します。
  • 連邦準備制度のエージェンシーMBS取引の決済を容易にするために、必要に応じてドルロールおよびクーポンスワップ取引に従事します

関連する訴訟において、連邦準備制度理事会は、2022年5月5日より、一次信用率を0.5%引き上げて1%にすることを全会一致で承認しました。 ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、クリーブランド、リッチモンド、アトランタ、シカゴ、セントルイス、ミネアポリス、カンザスシティ、ダラス、サンフランシスコの連邦準備銀行の取締役会によって提出されたレートを確立します。

2022年3月のFOMC声明文

経済活動と雇用の指標は引き続き強化されています。ここ数ヶ月の雇用増加は力強く、失業率は大幅に低下しています。パンデミック、エネルギー価格の上昇、価格圧力の拡大に関連する需給の不均衡を反映して、インフレは引き続き上昇しています。

ロシアによるウクライナの侵略は、人的および経済的に多大な困難を引き起こしています。米国経済への影響は非常に不確実ですが、短期的には、侵略と関連する出来事がインフレにさらなる上向きの圧力を生み出し、経済活動を圧迫する可能性があります。

委員会は、長期的には2%の割合で最大の雇用とインフレを達成しようとしています。金融政策の立場を適切に固めることで、委員会はインフレが2%の目標に戻り、労働市場は引き続き堅調であると予想しています。これらの目標を支持するために、委員会は、フェデラルファンド金利の目標範囲を1/4-1/2%に引き上げることを決定し、目標範囲の継続的な引き上げが適切であると予想しています。さらに、委員会は、来たる会議で、財務省証券および政府機関の債務および政府機関の住宅ローン担保証券の保有を削減し始めることを期待しています。

金融政策の適切なスタンスを評価する際に、委員会は、経済見通しに対する入ってくる情報の影響を監視し続けます。委員会は、委員会の目標の達成を妨げる可能性のあるリスクが発生した場合、金融政策のスタンスを適切に調整する準備ができています。委員会の評価では、公衆衛生、労働市場の状況、インフレ圧力とインフレ期待、および財政的および国際的な動向に関する情報を含む、幅広い情報が考慮されます。

公表されたドットチャート・時系列(historical data)

ドットチャートが示しているFOMC参加者らの政策金利見通し(上限・中央値・下限)のチャートは、以下の「Fedウォッチ(フェドウォッチ)」のページに掲載しています。

Fedウォッチ(フェドウォッチ)
今後のFOMCで政策金利(FF金利・FFレート)の誘導目標が変更される可能性を確率で示した「Fedウォッチ(フェドウォッチ)」のチャートと表を掲載(速報)。現在の政策金利誘導目標に加え、水準・目安、異常値が出た場合のわかりやすい解説も掲載。

ここから下の欄が3月・6月・9月・12月のFOMCごとにFRBが公表しているドットチャートをそのまま画像で掲載している欄です。

2022年9月公表のドットチャート

ドットチャート(2022年9月)

内容(2022年9月)

FRBは、0.75%の利上げを決定。FF金利(政策金利)誘導目標を3.00-3.25%へ変更。0.75%の利上げは3会合連続。中立金利の2.5%を超え金融引き締め領域に入った。FF金利見通しは、22年末に4.4%、23年末は4.6%を見込み、6月予想の22年末3.4%と23年末3.8%から大幅に引き上げた。

2022年6月公表のドットチャート

2022年6月のドットチャート

ドットチャート(2022年6月)

内容(2022年6月)

FRBは0.75%の利上げを決定。FF金利(政策金利)誘導目標を1.50-1.75%へ変更。0.75%の利上げは1994年11月ぶり。22年末のFF金利予想の中央値は3.375%と前回予想から1.5%の大幅に引き上げ。中立金利も2.5%に引き上げているが、それを大幅に上回るFF金利予想となっており、インフレを抑制する構えを示している。23年末・24年末も引き上げているが、23年末からは切り下がっているため、24年の利下げを想定している。

2022年3月公表のドットチャート

2022年3月のドットチャート

ドットチャート(2022年3月)

内容(2022年3月)

2022年の利上げ回数は7回の見通し(12月は3回の見通しだった)。2023年も3.5回の利上げを予想している。ゆえに、FF金利(政策金利)は2.5-2.75%まで引き上がるとFRBは予想している。今回、中立金利を2.4%に引き下げたため、23年には引き締めとなりインフレを抑制する姿勢の内容。24年は0回の見通しとなっている(12月は2回の見通しだった)。

2021年12月公表のドットチャート

2021年12月のドットチャート

ドットチャート(2021年12月)

内容(2021年12月)

2022年に3回の利上げを見込む。前回は1回の見込みだったので利上げペース加速。2023年の利上げ回数は3回で前回と同じ。2024年は2回で前回の3回から引き下げ。

2021年9月公表のドットチャート

2021年9月のドットチャート

ドットチャート(2021年9月)

内容(2021年9月)

2022年末の中央値が0%近辺から0.3%に引き上がり、2022年利上げ開始の見通し(ゼロ金利解除)。前回は2023年予想だったので前倒し。2023年利上げ回数は3回(前回は2回だった)、2024年も3回の利上げをFOMC参加者は予想している。

2021年6月公表のドットチャート

2021年6月のドットチャート

ドットチャート(2021年6月)

2021年3月公表のドットチャート

2021年3月のドットチャート

ドットチャート(2021年3月)

2020年12月公表のドットチャート

2020年12月のドットチャート

ドットチャート(2020年12月)

2020年9月公表のドットチャート

2020年9月のドットチャート

ドットチャート(2020年9月)

2020年6月公表のドットチャート

2020年6月のドットチャート

ドットチャート(2020年6月)

2020年3月公表のドットチャート

FRBは2020年3月15日に緊急のFOMCを開催したため、2020年3月17-18日に予定されていた定例会合は中止になると発表。同会合で予定されていたドットチャートの公表などは新型コロナウイルスを巡る不確実性を理由に見送りました。

2019年12月公表のドットチャート

2019年12月のドットチャート

ドットチャート(2019年12月)

2019年9月公表のドットチャート

2019年9月のドットチャート

ドットチャート(2019年9月)

2019年6月公表のドットチャート

2019年6月のドットチャート

ドットチャート(2019年6月)

2019年3月公表のドットチャート

2019年3月のドットチャート

ドットチャート(2019年3月)

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