
満月や新月の日は、地球の引力が微妙に変化し、投資家心理が変化しやすい日として意識されています。相場が荒れやすかったり、相場の転換点となりやすいというアノマリーがあります。当ページでは、満月・新月の日を境に株価がどのように動いたかチャートで示しており、見れば一目瞭然ですごい傾向があるのがわかると思います。このアノマリーの的中率は高いです。加えて、スーパームーンや中秋の名月、皆既月食と株価の比較チャートも掲載していますので是非見て下さい。アノマリーは、たくさん知っていると値動きを予測しやすくなるため、たくさん覚えておくといいと思います。ただ、アノマリーをトレードでどう使うかを知っておかないと役に立ちませんので、当ページではその解説も記載しています。

AIによる満月と新月、金融占星学(アストロロジー分析)の重要度評価
満月や新月が人々の心理や行動に影響を与えるとされるため、一部の投資家がこれを注視している。特に短期的なセンチメントや投資行動に興味を持つ人に影響を与えることがある。一方、過去の株価データと月相の関連性を示す研究もあるが、統計的有意性が乏しく、相関は偶然である可能性が高く、満月や新月の周期が株価変動に直接的な影響を与えることを示す科学的証拠はない。金融占星学(アストロロジー分析)は、投資判断の主流にはなり得ない。実際の市場分析においては、ファンダメンタルズやテクニカル分析、クオンツモデルのほうが重要である。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(月と日経平均株価)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- Chart [Full Moon and Stock Price(NIKKEI225)-Daily]
- Chart [New Moon and Stock Price(NIKKEI225)-Daily]
- Chart [Super Moon and Stock Price(NIKKEI225)-Daily]
- Chart [Harvest Moon and Stock Price(NIKKEI225)-Daily]
- Chart [Total Lunar Eclipse and Stock Price(NIKKEI225)-Daily]
[お読みください]
チャートの横軸は日本の株式市場の営業日で拾っていますので、満月や新月の日が土日や祝日で株式市場の営業日でない場合は「翌営業日」に表記しています。例えば、2021年7月の満月の日は「2021年7月24日」ですが、2021年7月24日は土曜日で株式市場は休場です。その場合は株式市場の翌営業日の月曜日「2021年7月26日」に満月の日を示す赤色の縦線を引いています。新月の場合も同様です。
水星逆行の期間と株価・為替の推移はこちら
満月や新月と同様に、”水星逆行”の期間中は「マーケットが荒れやすい」「トレンドの転換点となりやすい」というアノマリーがあります。こちらもかなりその傾向があるため注目されています。水星逆行の期間と日経平均株価・ドル円の推移を掲載したチャートや、水星逆行の期間のカレンダーを以下のページで掲載していますので併せてご利用ください。
満月と新月のカレンダー(historical data)
※2025年のスーパームーンは11月5日ですが、12月5日も11月5日の満月とほぼ同程度の大きさの満月のため12月5日もスーパームーンとして記載しています。
月 | 満月 | 新月 |
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月のサイクル
月は「新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月」をひとつのサイクルとして29.5日の周期で繰り返しています。
新月とは?
新月(読み方:しんげつ)とは、月のサイクルの始まりです。月の満ち欠けの度合い(月齢)はゼロ、つまり月が見えない状態です。月が見えないので暗闇の状態です。この新月から月は毎日満ちていきますので、”物事を新たに始めるタイミングとしていい”とされています。
満月とは?
満月(読み方:まんげつ)とは、月が丸く満ちている状態です。月のエネルギーが最も強いとされています。物事の完成を意味する月で、結果や成果が得られるタイミングとされています。満月の日は人の気持ちが高まりやすい日、血流が良くなる日とされています。一方で、暴力的な犯罪が起こりやすいともされています。特にスーパームーンの時はその傾向が強いとされています。
スーパームーン
スーパーブラッドムーン
中秋の名月
皆既月食とは?何が起こる?
検証
株価とスーパームーン・中秋の名月・皆既月食の検証
検証期間は短いですが株価とスーパームーン、中秋の名月、皆既月食の検証をしました。その内容を以下のページに記載していますので参照してください。

10日移動平均線の使用はオススメ!
トレンド系のテクニカル指標で移動平均線がありますが、10日移動平均線は満月・新月とリンクして、短期トレンドの転換の見極めで重宝できると思います。その内容を以下のページに記載していますので、よかったら読んでみてください。

満月の日は相場が荒れやすい?アノマリーとは?
株式市場では満月や新月の日、それぞれに相場に関するアノマリーがあります。アノマリーとは、根拠はないが比較的当たりやすいとされる経験則です。
月(moon:地球の唯一の衛星)は、15日ごとに満月と新月を繰り返します。この満月や新月の日は、地球の引力が微妙に変化しやすく、投資家の心理が変化しやすい日だと意識されています。
株式市場では、
- 満月の日は相場が荒れやすい
- 満月の日は相場の転換点となりやすい
というアノマリーが意識されています。
金融占星学ーアストロロジー分析
満月や新月など、月の満ち欠けや惑星の動きといった金融占星学で相場を分析する手法を「アストロロジー分析」といいます。これは、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析と並んで相場を分析する手法の一つとして注目されています。
新月の日は?新月で株価は底?満月で高い?
新月の日は満月の日と同様に、株式市場では「相場が荒れやすい」「相場の転換点となりやすい」日というアノマリーがあります。通常、このアノマリーは満月の場合を指すアノマリーですが、新月の日も同じアノマリーが意識されやすいです。
一般的には、
- 新月で底を打って満月で高くなりやすい
と言われています。あくまでアノマリーですが、引力による投資家心理への影響は見逃せない要素ですので、「相場が荒れやすい」というより「相場の転換点となりやすい」と見ておいた方がいいでしょう。
アノマリーの使い方(アノマリーはテクニカル分析の一つ)
株式市場を含め、金融市場では様々なアノマリーがあります。アノマリーをたくさん知っているとイベントや時期、サイクルなど投資家の需給や傾向から価格が下がりやすいのか上がりやすいのかの値動きを予測しやすくなります。
ただし、アノマリーをたくさん知っていても、アノマリーをトレードでどう利用すればいいのかを知っておかなければ投資の役には立ちません。その解説を姉妹サイト「投資戦略」の「charTrade」の以下のページで行っていますので参考にしてください。
- 当ページは、満月や新月の日の解説とカレンダーを掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「月と株価の関係(満月と新月のアノマリー)」 - 月の満ち欠け(満月と新月)に関するアノマリーの解説は上記のリンク先を参考にしてください。
- Source:国立天文台、株式マーケットデータ
- Moon(Full Moon,New Moon,Super Moon,Harvest Moon,Total Lunar Eclipse) and Stock Price historical data&chart