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当サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで、リバースレポ取引額(残高)の掲載を開始しました。
「リバースレポ取引額(米国・アメリカ)」のページは、
メニューの「米国市場」のページ内にある「FED(FRB)」の欄にあります。
リバースレポ取引額で何がわかる?
今回掲載を開始した「リバースレポ取引額(米国・アメリカ)」は、FRB(連邦準備制度理事会)の実務を担っているNY連銀(ニューヨーク連邦準備銀行)が公表しているリバースレポ取引額の推移です。リバースレポの解説や見方は「リバースレポ取引額(米国・アメリカ)」のページに記載しておきましたので参照してください。
リバースレポ取引額は、これを見れば米国のカネ余りの度合いが測れるというものです。
FRBは、量的緩和(QE)で資金供給を行う一方、リバースレポで市場から資金を吸収しています。リバースレポ取引額はそれがわかる指標です。リバースレポ取引額は、FRBが売却した米国債の推移を示しています。
チャートはこのようになっています。
2013年分からの掲載にしました。2013年以前はゼロライン張り付きのような形になって、見てもしょうがないですし、チャートが見にくくなりますので2013年分からにしました。
コロナ以後、強烈に推移して、過去と比にならないカネ余り状態です。
チャートは、FRBが民間の金融機関に資金供給を行えば上昇し、資金吸収を行えば低下します。
チャートを見てもらえれば、めちゃくちゃ増加した・膨らんだというのが見て取れると思いますが、突然急減する局面も見受けられると思います。
急減する局面というのは、FRBが民間の金融機関から大量に資金を吸収していることを示しています。資金を吸い上げているということです。
民間の金融機関は運用先が限定されていますので、リバースレポ取引額が増加したということは、民間の金融機関が大量の余剰を抱えている、運用難に陥っている、ということも示しています。それでは具合が悪い、だからFRBが資金を吸い上げている、ということです。資金というのはドルですからドルを吸い上げているということです。
現在は過去と比にならないカネ余り状態、大量余剰資金状態ですので、テーパリングを早くやった方がいいっていう見方にもなります。ただ、テーパリングは量的緩和縮小で減るわけではないので、株価はまだ大丈夫じゃないかなっていう見方もできる所です。まぁこれだけで株価が保つ保たないということではないですが、要因の一つということです。
注目されている指標ですので、データチェックの一つに加えてみてください。
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