NYダウのSQ(特別清算指数)の概要
当ページでは、NYダウ先物のSQ値の推移を掲載しています。NYダウ先物のSQの解説も掲載。SQ日は魔女の魔術が強くなって波乱が起こりやすいと認知されていますので、注意が必要です。チャートにはNYダウとの比較チャートも掲載しているので、SQ通過後のNYダウの動きも確認できます。
- 当ページは、米国(アメリカ)で最も取引が活発に行われているCBOT(シカゴ商品取引所)のNYダウ先物(ニューヨークダウ先物)のSQ(特別清算指数)の解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「SQとは」 - Source:CBOT(Chicago Board of Trade)
- 単位:ドル
- SQ:Special Quotation
- Special Quotation(CBOT DJIA Index) historical data&chart
NYダウ先物(CBOT)とは?
NYダウ先物は、米国の主要株価指数の一つである「NYダウ(ニューヨークダウ:ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average))」を原資産とした先物取引です。先物は取引所取引の金融商品で、NYダウ先物は「CBOT(シカゴ商品取引所)」で取引されているNYダウ先物が最も活発に取引が行われているため、NYダウ先物と言えば、このCBOTのNYダウ先物を見るのが一般的です。
NYダウの推移はこちら
NYダウの解説と推移は、以下のページで掲載しています。
NYダウ先物の推移はこちら
NYダウ先物の推移は、以下のページで掲載しています。
NYダウ先物をわかりやすく簡単に
先物取引とは「約束」の取引です。「将来の定められた日に現時点で決めた価格と量で現物を買う、あるいは売る約束をする」といった取引が先物取引です。6カ月後の米ドルを現時点で取引する、といったものが先物取引です。つまり、現時点で将来の取引を約束する取引です。
NYダウ先物を簡単にいうと、NYダウが3カ月先や6カ月先などの将来に、どうのような価格になっているかを現時点の約定価格(売買が成立した価格)で取引するのがNYダウ先物の取引です。3カ月先や6カ月先などの将来(満期日・決済日)、その価格で取引することを約束する取引です。
NYダウ先物は、「NYダウ」という株価指数を取引するものです。つまり、NYダウ先物は、NYダウがこの先上がるのか下がるのかを取引しているということです。
先物取引については、以下の「日経平均先物(日経225先物)」のページで1からわかりやすく解説していますので、参考にしてください。
NYダウ先物のSQ(特別清算指数)とは?
先物取引は「将来の定められた日に現時点で決めた価格と量で現物を買う、あるいは売る約束をする」という取引ですので、取引に期限があります。これを「限月(読み方:げんげつ)」といいます。
限月ってなに?「〇月限」とは?
先物取引は、取引に期限(満期:決済日・期日)がある取引です。先物取引の”将来の定められた日”というのが「限月」です。つまり、先物取引は現物の受渡しを行う期限があり、これを限月といいます。限月は先物取引が満期となる月、つまり受渡しが行われる期限の月ですので「限月」という表現をします。
例えば、6月が期限の先物取引であれば6月が限月ということで「6月限(読み方:ろくがつぎり)」といいます。
NYダウ先物の限月の一覧
NYダウ先物は、NYダウという株価指数の先物取引です。これを「株価指数先物取引(かぶかしすうさきものとりひき)」といいますが、米国の株価指数先物取引の限月は、
3月・6月・9月・12月
となっています。
NYダウ先物のSQ(特別清算指数)をわかりやすく解説
さて、先物取引は「将来の定められた日に現時点で決めた価格と量で現物を買う、あるいは売る約束をする」という取引ですが、株価指数先物取引は「株価指数」を取引しますので、現物がありません。ゆえに、期限(満期:決済日・期日)には現物の受渡しは行われずに「SQ」という特別清算指数で差金決済(さきんけっさい)が行われます。「差金決済」とは、価格変動による売買の差額のみを決済することです。
つまり、NYダウ先物は決済日(期日)までに反対売買を行ってポジションを解消しなければ、SQという特別清算指数の値(これをSQ値といいます)で差金決済が行われるのです。このSQ値が算出される日のことを「SQ日(読み方:えすきゅーび)」といいます。「SQ値」は(えすきゅーち)と読みます。
NYダウ先物のSQ日と決済日は、いつ?
NYダウ先物のSQ日は、先物取引の限月である3月・6月・9月・12月の第3金曜日です。そして、第3金曜日の翌週の第1営業日にSQの決済が行われます。
米国のSQの日程は、NYダウ先物以外にもナスダック100先物、S&P500先物の株価指数、そしてVIX指数などのボラティリティ指数、債券、仮想通貨、コモディティなど、オプションの取引最終日も含めて以下の「SQ(米国・アメリカ)」のページで掲載していますので参照してください。カレンダー形式で掲載しています。
米国のSQの日程はこちら
SQ値の算出方法とSQ日が休場日の場合は?
NYダウ先物のSQ値は、SQ日にNYダウの始値を基にしたNYダウの特別始値(SOQ)というもので決定されます(規則26105)。SQ日が休場日であった場合、SQ日は前営業日となります。NYダウが算出されない予定日の場合は次の始値がSOQの決定に使われ、NYダウの指定プライマリーマーケットが開かれているもののNYダウの構成銘柄の取引で開かれていない場合は、構成銘柄の最終値がSOQの決定に使われます。
SQ日は魔女が活躍する?
さて、この米国の株価指数先物取引の取引最終日の3月・6月・9月・12月の第3金曜日ですが、この日は株価指数先物取引の他に、株価指数オプション取引、個別株オプション取引、ストックオプションの取引最終日でもあります。主要な先物やオプション取引の取引最終日が重なる日で、取引が活発になって株式市場で波乱が起こりやすいことから「トリプルウィッチング」や「クアドルプルウィッチング」といって大変注目されます。
「ウィッチング」の「ウィッチ」とは、”魔女”という意味です。「トリプルウィッチング」は”3人の魔女”、「クアドルプルウィッチング」は”4人の魔女”を意味します。
この日は”3人の魔女”、あるいは”4人の魔女”が活躍して株式市場に波乱を起こしやすいとされていますので注意が必要です。上記の「SQ(米国・アメリカ)」では、そんな「トリプルウィッチング」や「クアドルプルウィッチング」の日がすぐわかるカレンダーを掲載ていますので、併せて参考にしてください。
トリプルウィッチング・クアドルプルウィッチング通過後の株価(S&P500)の推移を検証!
トリプルウィッチング・クアドルプルウィッチング通過後、S&P500がどのような推移をしたのか検証した記事は以下です。是非参考にしてください。
チャート(NYダウ先物のSQ値)
NYダウ先物のSQ値のチャート
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- Chart [Special Quotation(CBOT DJIA Index)]
NYダウ先物のSQ値とNYダウの比較チャート
- NYダウ先物のSQ値とNYダウの比較チャートです。SQ通過後のNYダウの動きが確認できます。上記のNYダウ先物のSQ値のチャートより掲載期間が短いチャートになってますので注意してください。
- Chart [SQ and DJIA Index)]
[速報] 最新データ|NYダウ先物のSQ値の時系列(historical data)
限月 | SQ値(NYダウ先物) |
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