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株価暴落を投資不適格債は先行して予兆していたのか?

解説・チャート追加情報

HYGのページに景気後退期とS&P500のチャートを追加しました

当ブログは当サイトに掲載している以下のリンク先のHYG(ドル建てハイイールド債・ジャンク債)のページに、「HYGと米国の景気後退期のチャート(月足)」と、「HYGとS&P500(米国株)のチャート(日足)」を追加した、というお知らせなのですが、

HYG(ドル建てハイイールド債・ジャンク債)
HYG(ドル建てハイイールド債・ジャンク債)のリアルタイムのチャートと時系列(速報)。S&P500(米国株)や景気後退期(リセッション期)の比較チャートも掲載。投資不適格債のiシェア―ズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETFは炭鉱のカナリアの異名を持つ

HYG(iシェア―ズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF)、つまり投資不適格債であるハイイールド債ですが、ハイイールド債は「炭鉱のカナリア」として金融市場の危機をいち早く察知する傾向があることで有名で、2022年の株価暴落をHYGは予兆していたのか?チャートを交えて見てみようと思います。

HYGは株価暴落を予兆していた

ハイイールド債と米国株のチャート

こちらのチャートは上記のHYG(ドル建てハイイールド債・ジャンク債)のページで今回掲載を開始したHYGとS&P500のチャートですが、HYGのテクニカル分析でいうと、完全に予兆していたことを示しています。かなり綺麗に出ています。

hygのラウンドトップとネックラインのチャート

当サイト「株式マーケットデータ」の公式ツイッターの方でツイートしていましたが、HYGはラウンドトップ(鍋底天井)が出現していました。緑色の線がラウンドトップのネックラインです。

HYGがラウンドトップを完成してから株価は一旦しっかり上を試しに行くのですが、HYGのラウンドトップが完成しているので買いは入れない方がいいと書いて、そこからダダっと株価が下がったという形です。しっかり予兆してくれてましたね。

今回は米国の株価指数を代表してS&P500を掲載しましたが、2022年の株価の下落は過剰流動性相場の終わりの相場ですので、ナスダックなどの方がより下落、その傾向が顕著に出ています。QE(量的緩和)からQT(量的引き締め)の転換ですので、成長性のナスダックなどはより売られる形です。成長性はお金の量によって支えられます。QTでお金の量が絞られますので、成長性で買われていたものがより売られるという基本的な動きにはなっている所です。

というわけですが、一方でコロナショックの時はどうだったのでしょうか?

これは無理でしたね。でも、これは予兆できないのはしょうがないかなと思います。金融商品一気下げの展開でした。

ハイイールド債はデフォルトリスクが高いのでリスクに敏感な金融商品です。HYGの相場が崩れたら株は上昇していても買いでは入れないです。一方、株もそうですが、景気後退期にボトム打ちをしてそこが買いシグナルになる傾向がありますので、そこは狙い目かなと思います。

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