株式投資やFX、仮想通貨トレードなど、どんな投資でも重要なのが「リスクリワード比」です。これは損失に対して、どれだけ利益が見込めるかを示す指標で、勝率と並んで戦略の信頼性を測る重要な要素です。当ページでは、リスクリワード比の意味・計算方法・実用的な目安を、やさしく解説します。

リスクリワード比とは何ですか?
A:リスク(損失)に対して、リワード(利益)がどれくらい見込めるかを示す比率です。
リスクリワード比は、1回あたりの「利益(リワード)」を「損失(リスク)」で割ったものです。
たとえば、「損失が1万円、利益が2万円見込める」ならリスクリワード比は2.0になります。この比率が高いほど、リスクを取る価値がある取引と判断されやすくなります。
リスクリワード比の計算方法は?
リスクリワード比=想定利益(平均利益)÷想定損失(平均損失)
例
- 利益が15,000円、損失が5,000円 → リスクリワード比 = 3.0
- 利益が5,000円、損失が5,000円 → リスクリワード比 = 1.0
- 利益が3,000円、損失が6,000円 → リスクリワード比 = 0.5
リスクリワード比が高い方がいいのですか?
A:基本的には高いほうが望ましいです。
リスクリワード比が高ければ、勝率が低くても利益が残りやすくなります。ただし、比率が高すぎると「滅多に利益が出ない戦略」になることもあるため、勝率とのバランスが重要です。
勝率の解説は、以下のページを参照して下さい。
どれくらいのリスクリワード比を目指すべきですか?
A:最低でも1.0以上、理想は1.5〜2.0以上が目安です。
| リスクリワード比 | 評価 | 解説 |
|---|---|---|
| 3.0以上 | 非常に優秀 | 利益が非常に大きい。勝率が低くても期待値が高くなる。例:トレンドフォロー型。高効率だが勝率とのバランス要確認。 |
| 2.0〜3.0 | 優秀 | 勝率50%でも十分に利益が出せる。戦略の安定感も高い。 |
| 1.5〜2.0 | 実用的 | 最も多く使われる水準。勝率60%前後で期待値が高くなるゾーン。 |
| 1.0〜1.5 | 普通〜ややリスク高 | 勝率が高くないと利益が出しにくい。勝率重視の戦略向き。勝率が高ければOK。 |
| 1.0未満 | 注意(危険) | 負けた時の損が勝ちより大きい。高勝率でも負けが込むと致命的になる。 |
リスクリワードが高すぎるとエントリー頻度が極端に下がることもあります。
勝率と組み合わせて考えるとどうなりますか?
A:勝率とリスクリワードの関係で、戦略全体の優位性を判断します。
たとえば:
- 勝率60%、リスクリワード比1.0 → 利益は安定しやすい
- 勝率40%、リスクリワード比2.0 → 負けが多くてもトータルでプラスになる
目安として使える早見表
| 勝率 | 必要なリスクリワード比(最低) |
|---|---|
| 70% | 約0.4 |
| 60% | 約0.7 |
| 50% | 1.0(トントン) |
| 40% | 約1.5 |
| 30% | 約2.3 |
トレードやシグナルの評価にどう活用すればいいですか?
A:バックテストやシグナル検証で、勝率と一緒に必ずチェックしましょう。
- 勝率だけでなく、「勝ったときと負けたときの金額差」を見ることで戦略の質が見えてきます。
- リスクリワード比が高く、ドローダウンが小さい戦略は安定性と安全性が高いと評価されます。
シグナルや戦略を評価するときは、「勝率・リスクリワード比・ドローダウン」の三点セットで確認しましょう。
ドローダウンの解説は、以下のページで掲載しています。



