日本の景気後退期と景気拡大期の概要
日本の景気後退期とは、日本の不況(不景気)の期間です。景気の山から谷へ向かう期間がそれにあたります(景気循環の景気縮小局面)。当ページでは、日本の1951年6月からの景気後退期間と景気拡大期間を掲載していますので、過去から現在までの日本の景気動向がわかります。
- 当ページは、日本の景気後退期間(および景気拡大期間)の解説と推移(グラフと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「リセッションとは(景気後退とは)」 - Source:内閣府経済社会総合研究所(ESRI:Economic and Social Research Institute of the Cabinet Office)
- 内閣府経済社会総合研究所公表の景気基準日付(山・谷)のデータをグラフ化しています。
- 1951年6月分から掲載しています。
- 最新データは暫定値です。
- Recession Indicators for the Japan historical data&chart
景気後退期とは?景気拡大期とは?
景気後退期(読み方:けいきこうたいき)とは、経済活動の水準が景気の山から谷に下降していく局面(期間)のことです。簡単にいうと、不況(不景気)の期間です。経済水準が景気の谷から山に状況していく局面は、景気拡大期といいます。
「景気の山」と「景気の谷」は、景気の転換点を意味します。景気は拡大(拡張)と後退(縮小)を繰り返しますが、景気が拡大から後退に転じる転換点を「景気の山」といい、景気が後退から拡大に転じる転換点を「景気の谷」といいます。簡単にいうと、景気のピーク(頂点)が「景気の山」、景気のボトム(底)が「景気の谷」です。つまり、景気後退期は景気のピークからボトムまでの期間のことをいいます。
日本の景気は誰が判定している?
日本の景気の山と谷は、内閣府が経済学者ら有識者で構成する景気動向指数研究会を開いて、経済統計のデータを基に判定しています。また、OECD(経済協力開発機構)等も日本の景気後退指標で公表していますが、一般的には当ページで掲載している内閣府経済社会総合研究所(ESRI)のデータを見ることが圧倒的に多いです。
公表日はいつ?
景気の山と谷の判定に膨大な指標のデータが必要となりますので、実際の転換点から通常は1年以上後になって判定・公表されます。当ページでは最新データを掲載しています。
米国の景気後退期間の推移はこちら
米国(アメリカ)の景気後退期間の解説と推移(チャートと時系列)は、以下のページで掲載しています。日本と米国の景気後退期間の比較チャートも掲載しています。景気循環の解説なども掲載していますので参考にしてください。
米国の景気の転換点の日付の設定は全米経済研究所(NBER)が行っていますが、当ページで掲載している内閣府経済社会総合研究所(ESRI)公表の日本の景気の転換点も全米経済研究所(NBER)が開発したBry-Boschan法によって行われています。
チャート(グラフ)
日本の景気後退期間と景気拡大期間のグラフ
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- 灰色の囲みの期間が日本の景気後退期です。それ以外の期間が景気拡大期間です。
- 時系列に掲載期間までが内閣府経済社会総合研究所(ESRI)公表分です。それ以降は、OECD公表分をチャートに表記していますが、ESRIが公表次第、それのデータを上書きして掲載しています。
- Chart [Recession Indicators for the Japan-Monthly]
日本の景気後退期間の時系列(historical data)
時系列データは、「1」が景気後退期を示しています。「0」が景気拡大期を示しています。
日付 | 景気後退期(日本) |
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