
当ページでは、日経平均株価のシーズナルチャートと月間騰落率を掲載しています。
日本の高度成長期、バブル期・崩壊後、超低金利・金融緩和、といった「時代ごと」のシーズナルチャート及び月間騰落率を算出して掲載していますので、「市場環境ごと」の市場の変化と季節性サイクル(シーズナルパターン)を確認できます。

AIによる日経平均株価のシーズナリーチャートの重要度評価
シーズナルチャートは、ある程度の確率で「強い月・弱い月」が見えてくるため、中長期の戦略に役立つ。一定の傾向もある。ただし、絶対視できず、毎年その通りになるわけではない。シーズナルチャートは月単位の平均的な動きを示すものであり、 リーマンショック・コロナショック・金融緩和などのイベントがあると、過去の傾向が無意味になるケースもある。ファンダメンタルズ・金利・需給・外部要因と組み合わせて使うべきである。
AIによる指標の重要度評価は”辛口評価”の設定になっています。見方の詳しい説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照。
チャート(日経平均株価のシーズナルチャートと月間騰落率)
[2000年~現在] 超低金利・金融緩和~現在
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- Chart [Seasonal Chart,Monthly rate of change(nikkei225-japan)]
- シーズナルチャートは、前年末の最終営業日の日経平均株価を指数値100として算出。
- 市場環境の変化によって変わる季節性サイクル(シーズナルパターン)がわかるように、シーズナルチャートと月間騰落率は、時代ごと(日本の高度成長期、バブル期からバブル崩壊後、超低金利・金融緩和~現在)に分けて掲載しています。チャートの見方の詳しい解説は、以下の解説欄を参照して下さい。
- 「[2000年~現在] 超低金利・金融緩和~現在」のシーズナルチャートと月間騰落率は、毎月初に最新のデータが反映されます。
米国株のシーズナルチャートと月間騰落率の推移はこちら
米国株(S&P500)のシーズナルチャートと月間騰落率の推移は、以下のページで掲載しています。
シーズナルチャートとは?
シーズナルチャート(英語:Seasonal Chart)とは、「季節性チャート」や「シーズナリーチャート」とも呼ばれる、過去の一定期間の平均的な値動きを集計し、季節性サイクル(シーズナルパターン)を可視化したチャートのことです。
シーズナルチャートで何がわかる?
シーズナルチャートを見ることで、特定の資産(株価指数、為替、コモディティなど)が、特定の時期に上昇または下落しやすい傾向があるかどうかを分析できます。
通常のチャートは、時間軸が年・月・日ごとに進行し、価格がそのまま表示されますが、シーズナリーチャートは複数年のデータを基に1年の値動きのパターンを可視化したチャートですので、例えば「1月は上がりやすい」「9月は下がりやすい」といった傾向が一目でわかります。
シーズナルチャートの計算と期間設定
当ページで掲載している日経平均株価のシーズナルチャートについて説明します。
日経平均株価のシーズナリーチャートは、日経平均株価の月ごとのリターンから当サイト「株式マーケットデータ」が算出して掲載しています(前年末の最終営業日の日経平均株価を指数値100として算出しています)。シーズナルチャートの計算期間は、長く取れば長く取るほど長期的な傾向を把握できる一方、市場構造の変化には対応できないデメリットがあります。よって、株式マーケットデータでは、市場環境に適した分析が可能な20年から30年程度を目安にしつつ、「時代ごと」 に分けてシーズナルチャート及び騰落率を算出して掲載しています。これにより「時代ごと」、つまり「市場環境ごと」の市場の変化を把握できるようにしています。
高度成長期 | 1950~1970年代 |
バブル期からバブル崩壊後 | 1980~1990年代 |
超低金利・金融緩和~現在 | 2000~現在 |
各時代ごとのシーズナルチャート及び月間騰落率を掲載していますので、各時代でのシーズナルパターンの違いを確認して下さい。
シーズナルチャートの注意点
シーズナルチャートは季節性(シーズナルパターン)を可視化したチャートですので、過去のパターンが未来に再現されるとは限りません。あくまで過去の値動きの平均を可視化したものです。平均的な値動きを表したチャートですので、個別の年ではパターンが崩れることも多く、外部要因(金融政策、経済危機など)でパターンが大きく崩れることもあります。
シーズナルチャートの見方をわかりやすく解説!
当ページで掲載しているシーズナリーチャートの見方を説明します。
ここではチャート欄で掲載している「[1980~1990年代] バブル期からバブル崩壊後」のチャートを例にします。
シーズナルチャートは、青色の折れ線グラフです。
日経平均株価は1月から5月まで上昇し、6月・7月は弱含みながら横ばい、9月まで下落し、12月までジリ高の展開になっています。これが1980年から1999年の日経平均株価の平均的な動きであることを表しています。
また、各チャートには、棒グラフで月間の騰落率も掲載しています。
これはその月に「どれだけ日経平均株価が上昇したか or 下落したか」を表しています。1980年から1999年は、1月が最も上昇した月だったことがよくわかると思います。また、「[1950~1970年代] 高度成長期」のチャートもご覧いただければ、こちらも1月が最も上昇した月であったことがわかると思います。ただ、「[2000年~現在] 超低金利・金融緩和~現在」は、今のところ(2025年現在)逆に下落した月になっていますので、シーズナルパターンの変化がここで見て取れると思います。このように比較して見ると、時代ごとのシーズナルパターンがよくわかると思います。シーズナルチャートと月間騰落率を組み合わせると、投資戦略も組みやすくなると思いますので、是非ご活用下さい。
- 当ページは、日本の日経平均株価のシーズナルチャートと月間騰落率を掲載したページです。
- Source:株式マーケットデータ
- Seasonal Chart(nikkei225-japan) historical data&chart
- Monthly rate of change(nikkei225-japan) historical data&chart