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クレジットインパルス(中国)

中国のクレジットインパルスの概要

中国のクレジットインパルス

中国経済の先行指標「クレジットインパルス」の推移を掲載しています。
中国のクレジットインパルスは、中国のGDPに対する貸し出しの比率です。中国当局が金融緩和的か金融引き締め的かがわかる指標で、世界景気やグローバル製造業PMI、米国の長期金利、日経平均株価などの先行指標としても認知されているため、注目度が非常に高い指標です(それぞれ比較チャートも掲載しています)。

  • 当ページは、中国のクレジットインパルスの解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
  • Source:bloomberg
  • 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は上書きして掲載しています
  • China credit impulse historical data&chart

クレジットインパルスとは?簡単にわかりやすく解説

中国のクレジットインパルス(英語:credit impulse)とは、中国のGDP成長率に対する与信(貸し出し)の伸びを示した指標です。中国のGDPに対する与信の変化率(伸び率)です。つまり、GDPに対してどれだけ新規の貸し出しが伸びたかの比率ですので、中国のクレジットインパルスは中国の政策スタンスを表す指標、中国国内の新規貸し出し動向を反映する指標です。

クレジットインパルスの上昇・低下は何を意味する?チャートの見方

クレジットインパルスの見方の解説

クレジットインパルスは、上昇すれば貸し出しが増加、低下すれば貸し出しが減少していることを示します。つまり、上昇するほど中国当局がより金融緩和的(景気刺激的)な政策スタンス、低下するほど金融引き締め的(景気抑制的)な政策スタンスであることを表します。クレジットインパルスが低下から上昇に転換すれば「中国当局が緩和スタンスに変わった」、上昇から低下に転換すれば「中国当局が引き締めスタンスに変わった」という見方をします。

クレジットインパルスの上昇は貸し出し増加を意味しますので、中国国内の経済活動が活発化しやすくなり、低下していればその逆を意味します。

クレジットインパルスの先行性

中国のクレジットインパルスは、市場では中国経済の先行指標として有効性があると認知されています。また、米国(アメリカ)の金利10年国債利回り)に6カ月ほど先行性がある指標、米国のISM製造業景況指数や中国製造業PMIに1年程度先行しやすい指標としても認知されています。当ページでは、クレジットインパルスとそれらの比較チャートを掲載していますので、それらの推移を確認していただくことができます。

中国製造業PMIとクレジットインパルスの影響と関係

クレジットインパルスは中国当局の政策スタンスを表しますが、過去の傾向ではクレジットインパルスの低下局面において中国製造業PMIが50を割ればクレジットインパルスもボトムを打ちやすい、つまり中国製造業PMIが50を割れれば中国当局が金融緩和的スタンスに転換する傾向があります(タイムラグはあります)。当ページでは、中国製造業PMIとクレジットインパルスの比較チャートも掲載していますので参照してください。

グローバル製造業PMIに1年程度先行しやすいクレジットインパルス

中国のクレジットインパルスは、グローバル製造業PMIの先行指標としても用いられています。グローバル製造業PMIに1年程度先行しやすい指標として市場で認知されており、クレジットインパルスが上昇していればグローバル製造業PMIは今後上昇するだろう、クレジットインパルスが低下していれば、グローバル製造業PMIは今後低下するだろうと見るのが一般的です。グローバル製造業PMIは世界景気を反映する指標ですので、クレジットインパルスは世界景気の先行指標としても用いられています。

当ページでは、以下のチャートの欄にクレジットインパルスとグローバル製造業PMIの比較チャートを掲載しています。

日経平均株価の先行指標ともなるクレジットインパルス・過去の傾向は?

中国のクレジットインパルスは、日経平均株価の先行指標としても認知されています。

日経平均株価採用銘柄の6-7割は製造業で占められていますので、日経平均株価はグローバル製造業PMIとの連動性が高い傾向があり、グローバル製造業PMIの先行指標となるクレジットインパルスは、自然に日経平均株価の先行指標として用いられています。

クレジットインパルスが上昇していれば今後中国向けの輸出が伸びるだろう、低下していれば今後中国向けの輸出が減少するだろうと見ることができ、クレジットインパルスの上昇は日経平均株価の上昇要因、低下は日経平均株価の下落要因となります。ただし、もちろん日本固有の要因、中国固有の要因などがありますので、そうならないこともあります。一般的には、中国要因による日経平均株価の上昇・低下を見る際にクレジットインパルスを見ることが多いです。

過去の傾向では、クレジットインパルスは日経平均株価に6カ月から1年程度先行する傾向があります。

チャート(中国のクレジットインパルス)

中国のクレジットインパルスのチャート

中国のクレジットインパルスのチャート
  • Chart [Credit impulse(China)]

中国のクレジットインパルスと中国製造業PMIのチャート

中国製造業pmiとクレジットインパルスのチャート
  • Chart [Credit impulse(China),China Manufacturing Purchasing Managers Index]
  • 中国製造業PMIの50ラインに紫色の点線を引いています。
  • 中国製造業PMIの推移と解説は、以下のページで掲載しています。
中国製造業PMI
中国製造業PMIのチャートと時系列です。中国の製造業の景況感を示す指標です。中国国家統計局が公表しており、調査対象に国営企業が多いのが特徴です。見方や水準のわかりやすい解説も掲載。財新(Caixin)製造業PMIとの比較チャートを掲載。

チャート(中国のクレジットインパルスと米国)

中国のクレジットインパルスと米国10年国債利回り(長期金利)のチャート

米国10年国債利回り(長期金利)と中国のクレジットインパルスのチャート
  • Chart [Credit impulse(China),U.S. 10year-Treasury Constant Maturity]
  • 米国10年国債利回り(長期金利)は月平均値を反映しています。
  • 米国の10年国債利回りの推移と解説は、以下のページで掲載しています。
米国の国債利回り(2年国債利回り・10年国債利回り・30年国債利回り)と利回り差
米国(アメリカ)の国債利回りの推移(チャートと時系列)です(速報)。2年国債利回り・10年国債利回り・30年国債利回りとその利回り差、中立金利、FF金利(FFレート)や景気後退期、株価、移動平均線との比較チャートも掲載。10年国債は長期金利の指標。

中国のクレジットインパルスとISM製造業景況指数のチャート

ism製造業景況指数と中国のクレジットインパルスのチャート
  • Chart [Credit impulse(China),ISM United States Manufacturing Purchasing Managers Index]
  • ISM製造業景況指数の50ラインに黄色の点線を引いています。
  • 米国のISM製造業景況指数の推移と解説は、以下のページで掲載しています。
ISM製造業景況指数
米国(アメリカ)のISM製造業景況指数のチャートと時系列です。米国製造業PMIやS&P500、TOPIXとの比較チャートも掲載。景気に先行し、米国株との相関性がかなり高いです。ドル買い(ドル高)・ドル売り(ドル安)要因や相関係数の解説も掲載。

チャート(中国のクレジットインパルスとグローバル)

中国のクレジットインパルスとグローバル製造業PMIのチャート

グローバル製造業pmiと中国のクレジットインパルスのチャート
  • Chart [Credit impulse(China),JPMorgan Global Manufacturing PMI]
  • グローバル製造業PMIの50ラインに緑色の点線を引いています。
  • グローバル製造業PMIの推移は、以下のページで掲載しています。
グローバル製造業PMI
グローバル製造業PMIのチャートと時系列です。世界の製造業の景況感を表した指標です。マクロ指標の先行指標として、また製造業は世界の景気循環の起点となりやすいため注目度が非常に高く、日本株への影響も大きいです。水準や株価との関係の解説も掲載。

時系列(historical data)

2024年

日付中国クレジットインパルス
2024年02月24.66
2024年01月25.97
2024年のクレジットインパルスの時系列データ(ヒストリカルデータ)

2023年

日付中国クレジットインパルス
2023年12月26.46
2023年11月25.97
2023年10月25.54
2023年09月24.94
2023年08月24.62
2023年07月24.10
2023年06月24.47
2023年05月25.24
2023年04月26.17
2023年03月26.54
2023年02月26.16
2023年01月24.53
2023年のクレジットインパルスの時系列データ(ヒストリカルデータ)

2022年

日付中国クレジットインパルス
2022年12月24.28
2022年11月25.09
2022年10月25.48
2022年09月26.36
2022年08月25.57
2022年07月25.92
2022年06月26.75
2022年05月25.26
2022年04月24.41
2022年03月25.94
2022年02月24.26
2022年01月24.76
2022年のクレジットインパルスの時系列データ(ヒストリカルデータ)
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