中国製造業PMIの概要
中国の製造業PMIは、中国の製造業の景況感を示すマインド指標です。中国国家統計局が公表しており、調査対象に国営企業が多いのが特徴です。
- 当ページは、中国製造業PMIの解説と推移(チャートと時系列)を掲載したページです。
- 各指数・指標の解説
「PMI(購買担当者景気指数)とは」 - Source:中国国家統計局 (National Bureau of Statistics)
- 季節調整済み
- 速報値を掲載し、改定値で修正があった場合は改定値を上書きして掲載しています。
- China Manufacturing Purchasing Managers Index historical data&chart
中国製造業PMIとは?わかりやすく簡単に解説
中国製造業PMI(英語:China Manufacturing Purchasing Managers Index)とは、中国国家統計局と中国物流購入連合会が共同で調査している中国の製造業の景況感(業況感)を示す指標です。景況感の指標は景気動向を計るための重要な経済指標としてとらえられており、中国の景気動向に先行するマインド指標として扱われています。
PMIとは?
PMI(Purchasing Managers Index)とは、「購買担当者景気指数」と呼ばれる、製造業やサービス業の購買担当者に生産の景況感をアンケート調査し、受注や受注残、生産や雇用、価格や購買数量などの指数に一定のウェイトをかけて指数化したものです。PMI(購買担当者景気指数)はマクロ指標の先行指標として、将来の景気動向を占う指標として用いられています。PMIは50を景況感の分岐点としており、50を超えれば景況感が良好、50未満は景況感の悪化を示す指標です。
中国製造業PMIの算出
中国製造業PMIは、中国物流与采購連合会(CFLP)と中国物流情報センター(CLIC)が統計局のデータを基に算出しています。中国製造業PMIは、中国各地の700以上の製造部門の企業の購買担当者にアンケート調査し、購買活動と供給状況に関する回答から数値が算出されています。購買担当者は需要動向の変化や傾向を評価しているため、今後の景況感を敏感に反映する可能性が高いとして重要視されています。
中国製造業PMIの水準・目安はどれくらい?
中国製造業PMIは0-100の間で推移し、50を超えれば景況感が良好、50未満は景況感の悪化を示します。見方は、事前の市場予想と比較することが重要で、事前の市場予想より高ければ人民元買い要因(人民元高要因)、事前の市場予想より低ければ人民元売り要因(人民元安要因)となります。
中国財新(Caixin)製造業PMIとの違い
中国の製造業PMIは、当ページの中国国家統計局が公表している「中国製造業PMI」と、中国メディアグループである財新(Caixin)と英国の金融情報・調査会社のIHSマークイットが調査・算出・公表している「中国財新(Caixin)製造業PMI(以下「中国財新製造業PMI」)」があります。国家統計局が公表している「中国製造業PMI」は調査対象に国営の大企業が多いのが特徴で、「中国財新製造業PMI」は調査対象に占める中小企業や輸出企業が比率が高いのが特徴です。「中国財新製造業PMI」は、中小企業の比率が高いため、景気動向を敏感に反映するとされています。
中国財新(Caixin)製造業PMIの推移はこちら
中国財新(Caixin)製造業PMIの推移は、以下のページで掲載しています。
中国製造業PMIの先行指標「中国のクレジットインパルス」
中国製造業PMIに1年程度先行しやすい指標として認知されている「中国のクレジットインパルス」は、以下のページで掲載しています。中国製造業PMIとクレジットインパルスの比較チャートも掲載しています。
チャート(中国製造業PMI)
- チャート画像クリックで拡大表示します。
- 財新(Caixin)製造業PMIとの比較チャートにしています。
- Chart [China Manufacturing Purchasing Managers Index-Monthly]
[速報] 最新データ|中国製造業PMIの時系列(historical data)
日付 | 中国製造業PMI |
---|